こんにちは。
武田塾栃木校の校舎長の小林です。
ブログをご覧頂きありがとうございます。
突然ですが、あなたは国語が得意ですか?
国語はがむしゃらに問題を解けば成績が上がるわけでもないし、
具体的に何をすればいいのかいまいちわからないですよね。
今回はそんな国語の勉強方法について話していきます。
現代文の問題は作者が作っているの?
まず、誰もが一度は疑問に思う事にしっかりとお答えします。
「現代文の問題は作者が作っているの?」
その答えはズバリNOです!
現代文の問題を作っているのは基本的には作者ではありません。
稀に作者が問題を作っている場合もありますが、基本的には作者と別の人が作っています。
多くの問題は最初に
「次の文章を読んで後の問いに答えなさい」
と書いてあります。
しかし、正しくは
「次の文章を読んで各問から問題の出題者が何を答えさせたいかを読み取り、それに当てはまる答えを書きなさい」
これが正しい問題にいなります。
だから、あなたがその文章を問題の作成者以上に理解し、どんなに作者の考えを読み取れてもその答えが間違っていることになる場合が出てきてしまうのです。
解答は根拠を持って答えよう!
現代文で一番重要な事はこれです。
あなたはあなたの解答に自信が持てますか?
これはすごく重要です。
数学や英語では、この“断言”が出来ると思います。
しかし国語は難しい。
なぜなら『国語は答えがひとつでは無いから』というものがあります。
実際、どれも答えに見えてしまうのが現代文です。
答えが断言できない、つまり自分の答えに自信が持てないけれど入試では答えを書かなければいけない、
という状況が生まれるという事です。
ではどうしたら“断言”できるような解答を書くことが出来るのでしょうか。
それは問題演習の時から常に“根拠”に意識することです。
現代文において、いっぱい問題を解いたのに成績が上がらないという人は、
まず問題を解く目的がわかっていない場合が非常に多いです。
成績を安定させるためには、答えに対して、
「なぜそれが答えなのか」、「他の選択肢はなぜ違うのか」、「それは本文のどこに書いてあるか」
をはっきりさせる必要があります。
この時に必要なのが、よく受験生がないがしろにしている『解答解説』です。
国語においてこれはかなり重要です。
問題の出題者も答えを答えにした理由があります。
それが答えの根拠です。
解答解説には「この解答では本文の~と合致しないので」など細かく書いてくれています。
ここに目を光らせておくことで、本番も「この自分の解答は本文の~と合致しているから正しい」
さらに「この選択肢はここと不一致だから違う」などがわかってきます。
まずは「解答解説」を読んで、根拠を持ちましょう。
選択問題の解き方
選択問題はどの様に答えていますか?
順番に選択肢を読んで「これ違う」「これだ!!」と言った様に
正解を探していませんか?
その解き方は危険です。
選択問題は消去法で解いてください。
消去法とは、
全ての選択肢を検証して、間違っているものをすべて見つけ出し最後に残ったものを選ぶ
という選択方式です。
では、選択問題はどのようにして不正解を作るのでしょう。
選択問題の選択肢の切り方には大きく分けて3種類あります。
1、本文内容と違う事が書かれている。
これは問答無用で✖ですね。
数字やデータが違ったり本文と逆なことが書いてあることもあります。
2、本文に書いてない
どんなにそれっぽいことが書いてあったとしても本文に書いていなければ
それは証明されていないことになるので選んではいけません。
3、本文に書いてあるけど、質問の答えとして相応しくない
確かに書いてあるからといって安易にこれが正解だと決めつけるのも危険です。
しっかり問題に対する答えになっているかも気を抜かず確認をしてみてください。
これに慣れて、先ずは答えを2択まで絞れるようにしましょう!
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