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京都、大阪、神戸大学に合格するための共通テスト戦略とは?【武田塾高槻校】

こんにちは! 

「日本初!授業をしない塾」でおなじみの武田塾高槻校です!

 

2021年1月15、16日に行われた共通テストは大荒れでしたね!

特に数学の平均点の低さが目立っていますが、日本史と世界史の平均点の差もかなり大きくて話題になっていましたね。

 

高槻_塾_予備校

 

ところで、来年もしくは再来年に共通テストに立ち向かう受験生のみなさんはこの結果をどう受け止めているでしょうか?

 

「数学むずすぎるやろw」で思考が止まっていると、

今年玉砕してしまった先輩方と同じように玉砕してしまう可能性が非常に高い

ので、要注意です。

 

ということで今回は、

次の共通テストで京都、大阪、神戸をはじめとする難関国公立大学のボーダーを超えるための戦略

についてお話していきたいと思います!

※今回は京都、大阪、神戸大学を受験する人が特に多く受験する科目に絞ってお話しますので、物理基礎、地学基礎、地学、現代社会、倫理、政経については割愛させていただきます。

 

今年度の共通テストの結果の分析

まずは今回の共通テストの情報を分析してみましょう。

 

平均点について

平均点が昨年度とどう変わったかを見ていきます。

 

大きく上がった科目

特にありませんでした。

平均点が一番大きく上がった化学基礎で+3点ほど(=満点の6%)でした。

 

大きく下がった科目

数学ⅠA・ⅡB、日本史B、化学、生物、生物基礎で大きく平均点が下がりました。

特に日本史は11.4%ほど、数学はⅠAが19.7%ほど、ⅡBで16.9%ほど、生物ではなんと23.8%ほども平均点が下がり、ほとんどの受験生が苦戦したと思われます。

 

その他

人によって選択が異なる科目でも波乱がありました。

冒頭でも述べた通り、世界史Bの平均点は65.83であるのに対して日本史B52.81でしたし、

物理は60.72であるのに対して生物48.81化学47.63とこちらも大きな差があり、

科目の選択によって大きく有利不利が変わってしまったといっても過言ではないでしょう。

 

高槻_塾_予備校

 

標準偏差について

京都、大阪、神戸のような難関大学を目指す人にとって、共通テストは

「どれだけ多くの科目で高得点を取れるか」

という勝負になりますから、平均点だけではなく標準偏差も見ておきたいですね。

 

標準偏差ってなに?

数学Ⅰのデータの分析をすでに勉強している人であればご存じかと思いますが、簡単に言うと

「点数にどの程度ばらつきがあるか」

を示す数値です。

標準偏差が大きければ大きいほど、平均点付近の点数を取っている人が少ない(=平均点を大きく超える点数を取っている人が多い、高得点を取りやすい)と言えます。

 

標準偏差が大きくなった(高得点を取りやすくなった)科目

地理B、倫理・政治経済、英語のリスニングの標準偏差がそれぞれ1.5前後大きくなりました。これらの科目は昨年度に比べて多少高得点を取りやすくなったと言えます。

が、標準偏差が大きくなったのはこのくらいです。

 

標準偏差が小さくなった(高得点が取りにくくなった)科目

国語が1.4ほど、英語のリーディングの標準偏差が1.1ほど小さくなりました。

 

が、これよりも極端なのが数学で、ⅠAは2.4、ⅡBは6.6も小さくなっています。

これはなかなかお目にかかることのない、割ととんでもない数字です。

 

高槻_塾_予備校

 

今年度の分析まとめ

以上のことから、

・数学は極端に難易度が上がり、難関大学志望者も高得点を取るのが難しかった

・日本史Bを選んだ人は世界史Bを選んだ人に比べて不利だった

・理系で化学・生物を受験した人は物理を受験した人に比べて不利だった

ということが言えます。

 

 

京都、大阪、神戸大学の共通テストボーダーラインについて

河合塾が受験生の自己採点結果を集計して算出した、京都、大阪、神戸大学のボーダーラインについてまとめました。(出典:河合塾入試難易予想ランキング表)

※前期試験のみ

 

京都大学

京都大学_高槻_塾_予備校

文系学部

文学部 80%

経済学部(文系枠) 81%

法学部 80%

教育学部 80%

総合人間学部(文系枠) 89%

 

理系学部

理学部 81%

工学部 81~85%

農学部 77~80%

薬学部 79%

経済学部(理系枠) 80%

総合人間学部(理系枠) 89%

医学部医学科 85%

医学部人間健康科学科 72%

 

大阪大学

大阪大学_高槻_塾_予備校

文系学部

文学部 76%

外国語学部 68~73%

法学部 75%

経済学部 75%

人間科学部(文系枠) 77%

 

理系学部

理学部 73~75%

工学部 73~75%

基礎工学部 73~76%

人間科学部(理系枠)77%

歯学部 74%

薬学部 77%

医学部医学科 84%

医学部保健学科 66~70%

 

神戸大学(一部学科省略)

神戸大学_高槻_塾_予備校

文系学部

文学部 73%

法学部 73%

経済学部 73%

経営学部 74%

海洋政策学部(文系枠) 71%

国際人間学部 71~73%

 

理系学部

理学部 70~73%

工学部 71~73%

農学部 70~71%

海洋政策学部(理系枠) 67%

医学部医学科 82%

医学部保健学科 63~68%

 

まとめ

やはりどの大学・学部もボーダーラインが下がっていますね!

医学部医学科のボーダーが一昔前の医学部以外の学部と同じくらいになっています。

 

来年度の共通テスト戦略について

さて、上記の分析を踏まえて来年度の共通テストに向けてどう準備するかについて考えてみましょう。

 

選択科目の選び方

今年の結果を見る限りでは、選択科目の選び方によって有利不利が大きく変わりました。

特に理系の人は、「世界史B+物理+化学」で受験するのと「日本史B+化学+生物」で受験するのとでなんと平均点が24.93点900点満点に換算して2.77%もの差が発生していることになります。

これだけ差があればD判定がC判定に、C判定がB判定に変わっても不思議ではありません。

 

しかし、これだけを根拠に選択科目を変更するのはお勧めしません

それぞれの科目の平均点は毎年変わりますし、難しかった科目が次年度も難しい保証はないからです。

そもそも、特に現高2の難関国公立大学志望生は選択科目がおおむね決まっていて、多少は勉強を進めているでしょうから、それをいまさら変えてまで平均点が高い科目を受験するメリットはないと思っていいでしょう。

 

シンプルに自分が得意な科目を受験に使うことをお勧めします

 

目標点の設定について

※学部によって配点に偏りがある場合は、以下を参考に自分で目標を立ててみてください!

数学以外について

科目(特に日本史B、化学、生物)によっては目標点を低く設定したくなる人もいると思いますが、

上でも述べた通り選択科目の平均点は毎年変わりますし、今年難しかった日本史Bが来年は少しやさしめになり、逆に世界史Bは難しくなる、なんてことが起こる可能性は十分にあるので、過去問や予想問題で例年通りのボーダーの点数を取ることを目標にするとよいでしょう。

また、数学に比べてほかの科目は暗記の要素が強いので、数学ほど平均点がぶれることはほとんどない、というのも例年通りの数値を目指すべき理由の一つです。

学部にもよりますが、

京都大学志望なら83%大阪大学志望なら80%神戸大学志望なら77%切る科目がない

という状態をまず目指してみることをお勧めします。

 

数学について(本番での目標点)

例えば、「共通テストで80%を取る」という目標を立てた人であれば、ほかの科目と同じように数学の目標点を80%前後に設定するでしょう。

しかし、今回の結果を見るに、よっぽど得意でなければ

本番の数学でほかの科目と同じくらいの点数を取る目標を立てるのは避けるべきです。

もともと高得点を狙っている難関国公立大学志望者であっても、平均点が多少低いだけならともかく標準偏差が小さいとかなり高得点を取りにくいですから、数学の目標点は低く設定しておくのが妥当です。

国公立受験者にとっては数学は選択科目ではない、ということを考えると、数学の平均点が低いことによる不公平はほぼありませんから、来年度の試験も同じくらいの難易度になる可能性も十分考えられます。

 

数学について(過去問や予想問題集での目標点)

一方、過去問や予想問題集を解くときは目標点は80%くらいに設定しておくのがよいでしょう。

目標点を低く設定しておくべき(数学では稼げない前提で考えておくべき)なのは先日行われた共通テストの問題が難しかったからであり、予想問題はともかく、過去問はそこまでは難しくありません

今年と同じくらいの難易度の問題を解くとき以外は、目標点は80%に設定することをお勧めします。

 

高槻_塾_予備校

 

まとめ

いかに基礎固めを早く完璧に終わらせるか、いかに演習を多く積むか

結局はこれにかかっています。

どれだけ難しい試験だったとしても、皆さんが考えるべきは

「周囲の受験生よりできるだけ多くの点数を取ること」

であり、周りの人より多くの時間を受験勉強に使い、覚えなければならないことを完璧に覚え、それを使って問題を解く練習を多く積むことでしかこれは解決できません。

来年の共通テストでどんな問題が出るかはわかりませんが、様々な問題で演習を積めば積むほど、本番でうまく対応できる確率が上がります。

そのために、できるだけ早く受験勉強に着手し、できるだけ早く基礎固めを終わらせてしまいましょう。

 

勉強時間を確保したうえで、勉強の方法を工夫する

勉強する科目が非常に多いうえ、どの科目でもかなりの高得点を取らなければならない、というのが共通テストの難しい点で、さらに2次試験対策に時間がかなりかかるので共通テストの勉強にばかり時間を割くわけにはいきません。

 

当たり前ですが、

・ほかの受験生より長く勉強する

・同じ時間でもほかの受験生より多くの成果を出す

の2つを徹底できる人が、ほかの受験生に勝つことができます。

 

難関国公立大学を目指すには、使える時間をすべて受験勉強に使い、より多くの成果を上げるために工夫して勉強することが絶対条件だということを肝に銘じて、受験勉強に励んでください!

 

 

 

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