ブログ

大学に入って何しよう?将来の進路はどうしよう?~法曹志望の場合~

みなさんこんにちは!!

高幡不動駅から徒歩1分、日野市の予備校武田塾高幡不動校です!!

 

10月も下旬となり、受験勉強も佳境を迎え、みなさん一層勉強に励まれているのではないでしょうか。

一方で

第一志望に進学できなかった場合にはどうなってしまうのだろう…

大学に進学してもいまいちやりたいことが描けておらずモチベーションが保てない…

といった不安モチベーション低下に頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は現在大学3年生で中央大学法学部に所属している講師から、司法試験を目指す場合に知っておくべきことを紹介させていただきます。

あまり今興味がない人でも、法学部に行く人は参考になるかもしれません。

(ただ中央大学のシステムは少し特殊なので他大学の場合に活きるかはよくわかりません…)

裁判のイラスト(シンプル版) | かわいいフリー素材集 いらすとや

司法試験受験のシステムについて

まず、司法試験って何でしょうか?

法務省のページを見て頂けると話は早いのですが、簡単に説明すると裁判官、検察官、弁護士になるための試験です。

ただ、現行制度上司法試験をいきなり受験することはできず、予備試験や法科大学院といった段階を踏む必要があります…。

そこでまず法曹志望としては制度を理解する必要があります。

考えられる司法試験への道筋は大きく分けて2種類です。

法科大学院

法曹三者の育成に特化した大学院です。

東京大学や京都大学、一橋大学といった国立大学や慶応大学、早稲田大学、中央大学といった私立大学にあります。

入るためには試験を受けなければいけませんが、もともとその大学に所属しなくても大学院の受験はすることが出来ます。

既修コース(法律について一定程度勉強してきた人のコース)

未修コース(法律について基礎的な部分から勉強するコース)

の二種類がある大学院がほとんどです。

大学院を卒業すると司法試験を受験する資格がもらえます。

内情は行ってないのでよく分かりませんが先輩の話を聞く限り、大学で散々読んできた基本書(法律の教科書の超強い版)の執筆者である著名な教授の授業が直接受けられたり、大学の続きのようなサークル活動ができたりと中々楽しいようです。

ただ成績が就職に直結するようで、成績を取り続けなければならない点で大変とのことでした。

予備試験

予備試験は簡単に言うと飛び級試験です。法科大学院に進学しないで司法試験の受験資格を得ることが出来ます。また、誰でも受けることが出来ます。

予備試験は3段階(択一試験→論文試験→口述試験)で、一年間をかけて行われます。それぞれの段階に受からないと次に進めません。

いま書いてる自分はなんとタイムリーなことに昨日、論文試験を受けてきたのですが…まあ、その話はやめておきましょう。

体力的にも精神的にも内容的にもなかなか、しんどい試験です。

ただ、合格するとすぐに司法試験を受けて法曹三者になれる他、弁護士事務所の受験等で有利に働くようです。

学部中に必死で勉強することにしたらまず、当面はこれを目標に勉強することになると思います。頑張ってください。(自分も頑張ります…)

司法試験

先述のように裁判官、検察官、弁護士になるための試験です。なんと4日間(2日試験、中日1日、2日試験の4日間)に及ぶ試験で内容についても流石に難解です。

これに受かると晴れて司法修習生になることが出来、司法修習の1年を経て法曹三者になることが出来ます。

中央大学で法曹をめざす場合

中央大学に所属しながら司法試験突破を目指す場合には3つの道があります。

学研連等研究室(学術研究団体連合およびその他8研究室)

(※まず初めに、研究室関係者の方が見た場合のために断っておきますが、学研連等研究室との呼称は中央大学の公式ホームページから引用しました。その他8研究室との呼称に宗教戦争の香りを感じるので、以下では便宜上まとめて学研連と呼称します。なお、在学中の人で各々の研究室が学研連かそれ以外かで呼称を分けている人は見たことないです…)

中央大学に入学すると4月後半から5月前半にかけて法学部の教室に行くまでの道に並ぶ出店と呼ばれる新歓ブースに出会うと思います。(新歓と呼ばれるのを嫌う方もいますが今回は分かりやすさを重視します…)

この新歓ブースは「研究室」「学研連」と呼ばれる学術研究連合会の入室試験申し込み用のブースです。

ここで申し込み入室試験に合格することで学研連に入ることが出来ます。

新歓(=新入生歓迎)なのに入室試験(しかも年によっては倍率10倍程度!正式なデータがないのでもうちょっと低いかもしれません)とはこれ如何にと言った感じですが、学研連とは何でしょうか。

学研連は1学年10人~15人程度、4学年の在学生とOB(基本的に法曹関係者)でそれぞれ構成される司法試験受験団体です。

イメージとしては部活とサークルの中間といったところでしょうか。

14個の研究室から成り、それぞれ独立して活動しています。(めちゃくちゃ良く言えばハリーポッターの寮みたいな感じだなと思っていますが、よく言いすぎかもしれません)

自分が所属する研究室以外の研究室に立ち入る機会はあまりないのですが一般に研究室は(法学部移転で皆さんが入学した後変動があるかもしれませんが)炎の塔という多摩キャンパス最深部、3階建ての建物の中にそれぞれ自分の部屋を持っており、そこで活動しています。

予備試験で抜けた先輩や弁護士になった先輩が定期的に戻ってきて後輩の勉強を見ることで成立しています。研究室毎に具体的な活動内容は様々ですが、講義形式のゼミが開かれたり、答案練習会が開かれたりします。

多摩研究室

法職多摩研究室/多摩学生研究棟「炎の塔」 | 中央大学

大学が主催する研究室です。自習席の提供があるとともに、講義形式のゼミと定期的な入室試験・更新試験があります。

具体的な制度の内容は下記URLを参照してください。(炎の塔の写真もあるのでなんとなく雰囲気掴めると思います)

https://www.chuo-u.ac.jp/career/law_exam/support_tama/institutes/

多摩研究室は、上記の学研連と併用することが出来るので、一般に学研連の人も多摩研に入っています。

定期的な更新試験は中央大学の法曹志望のほぼ全員が受けるため、そこで上位の成績を取り続けることが予備試験・司法試験合格の端的な指標になっています。中大に入学したら紙に載り続ける(上位10人以内)ことを目指しましょう!なかなかしんどいですが。

予備校

自分が行っていないので全然わかりませんが、中大生の中には伊藤塾やアガルート、タック等々、予備校に行っている人もいます。(一般に学研連に所属している人はあまり予備校に行っていない印象です)

お金が高い!とは聞くので、大学の学費+αで受験レベルまで持っていける中大の現行制度下では、わざわざ行く必要あるのかなと思うこともありますが、行ってないのでよくわからないです。

行ってマイナスになることは絶対ないなとは思います。

まとめ

中大で受験する場合に知っておくべき制度の話は以上です。

自分は上のうち、学研連と多摩研に所属して淡々と勉強してきました。一緒に目指している友達も悪い人じゃないし、法律もそんなにしんどくもないのでそれなりに楽しいです。

好評なら次回の記事がありそうなのですが、いまいちまだ次があるか分からないので見ている方に一つメッセージを残すことにします。(ただ、まだ自分は学部生で予備も結果待ちの何でもない状態なので、あってるかは保証できません…)

法律はみんな大学から勉強を始めるので、中学で数学や英語につまずいた・サボったから受験がうまくいかなかった…みたいな不幸な事態が起こりづらいです。

大学受験が不本意な結果になった人、勉強しだして「ああ中学・高校でもっと勉強していれば…」という人はとりあえず中大に入学してみて一発逆転を目指して司法試験を受験してみてはどうでしょうか

進学校で燻ぶっているような人にこそ目選択肢に含めてみてほしいです。

大学に入ってからまじめに淡々とやればかなり努力賞がありそうな気がします…ただ、まだ定かではありません。

※自分が大学に入ってから受けることにしたので、最後そういう人へのメッセージが中心になりましたが、大学受験生の今から目指している人はそれだけでかなりアドバンテージです。頑張ってください。

 

さいごに

11/1~2/28の間、武田塾では「冬だけタケダ」「かけこみタケダ」を実施しております!!!

↓詳細は下記URLをクリック↓

https://www.takeda.tv/takahatafudo/blog/post-171856/

3ヶ月武田塾で頑張っただけでも結果が出ている前例があります!!

ぜひ!この機会に武田塾で成績を上げてみませんか!

校舎長、講師ともどもお待ちしております。

 

無料受験相談も随時受付中です!

勉強について悩んだらいつでもご連絡ください!

無料受験相談

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる