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早稲田に合格したけど、人生に不合格した教え子から学んだこと

こんにちは!武田塾立川校教務の櫻井です。

今回のお話は、

早稲田に合格したけど、人生に不合格した教え子の話

 

をしていきたいと思います。

今回の話を通して、進路選択の重要性を感じてもらえたら嬉しいです。

 

受験の反動で無気力になってしまったM君

 

気だるそうに座り込む男性

 

これは実話です。
僕は数年前、M君という生徒を早稲田大学に合格させました。

彼は非常に勉強熱心で、とても素直な生徒でした。

偏差値40からの大逆転で、まさに努力の成果でした。
しかし、

 

早稲田に合格した彼を待っていたのは...

 

受験の反動で、大学の勉強に対して全くの無気力状態。

 

M君は、今まで我慢に我慢を重ねてきました。
辛い受験生活を経て、彼の心は弾けました!
合格という経験を通して、強烈な解放感を味わいました。

 

その結果、

遊ぶことに夢中になるあまり、生活がめちゃくちゃになっていきました

 

 

その結果、
体重は10キロ増加。
大学も休みがちになり、留年してしまいました。

 

うわ!?ダサい奴!

 

いいえ!
かなり多くの大学生が似たような生活を送っています。

 

 

大学はゴールでは無い

 

M君が留年した話を本人から聞いて、僕は土下座しました。

 

「勉強だけ教えてごめんなさい。
大学生活や、それ以降の人生まで教えてあげられなくてごめんなさい!」

 

M君は僕のせいでは無いと言ってくれましたが
(大抵の大人は自分のせいだとは感じないでしょうが)

 

僕は納得がいきません!

 

小手先の勉強法だけ教えても意味がない!
生徒に人生を示してあげられなかった責任がある!

 

そう考えたからです。

僕は先生として、M君の未来を背負う覚悟が足りなかったと強く感じました。
ここまで話して、あなたはこう考えるかもしれません。

 

先生だからって、そこまで面倒見てやる必要は無い。
M君が堕落したのは、自業自得だ。

 

確かに、大多数の人がそう感じるでしょう。

しかし、

 

大学がゴールでは無いこと、
本当のゴールはその先にあって、僕はM君の未来を背負う覚悟が足りなかったと強く感じました。

死を迎えるその日まで、終わりなんて無いこと。

それをもっと真剣に伝えられていたら、M君は無気力にならなかったかもしれない。

 

 

そう考えると、

 

 

僕ら先生、大人の責任って重い気がするんです

 

 

だから、僕はM君に土下座しました。
そして勿論のことですが、それからしばらくの間は、勉強の日々が続きました。

 

どうしたら生徒に未来を示して、一生懸命大学生活を過ごしてもらえるだろうか?

立派な大人になってもらえるだろうか?

 

僕にできることは全部やろう。

 

本気で生徒と向き合える先生、本気で生徒に人生を示してあげられる先生になりたい!

 

何年も答えを探し続けてきました。

 

まだまだ答えが見つかったといえる年齢ではありませんので、現在も勉強中ですが、一つ言えるのは、

 

進路選択は本当に大事です。

 

是非、抜け殻のような大学生活を送りたくなければ、真剣に考えてくださいね。

今日は以上です。

ありがとうございました!

 

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