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推薦入試で必要!小論文の書き方のポイントを紹介!【テーマ型編】

 

こんにちは、武田塾新発田校です!

 

今回は、推薦入試でほとんどの大学が課している小論文の書き方について紹介していきます。

小論文と言えば、極端に苦手意識を持っている人がいますよね…

皆さんはどうですか?

特に推薦で大学を受験する人は小論文をできるようにしなければなりません。

今回紹介する方法が少しでも役立ったらうれしいです!

 

小論文の種類

皆さんは小論文の種類をご存じですか?

小論文には大きく分けて3つの種類があります。

1つ目はテーマ型です。
例えば「コロナが落ち着いてきた今、マスクを装着しなくても良いという意見についてあなたの賛否を書きなさい」や「あなたが思う日本の良いところについて自由に述べなさい」などの一つのテーマについて自分の意見を書くものがテーマ型です。

2つ目は課題文型です。
例えば「以下の文を読んで消費税について書きなさい」などというように文章を読んでから書くのが課題文型です。

3つ目はグラフ資料型です。
例えば「過去20年分の交通事故件数の推移をグラフに示した。このグラフから読み取れることについて自由に記載しなさい」というのがグラフ資料型です。

これらは種類によって小論文の書き方が異なります。

今回はテーマ型に対しての小論文の書き方のコツを見ていきましょう!

 

書き方のコツ

テーマ型 例①

例文①「コロナが落ち着いてきた今、マスクを装着しなくても良いという意見についてあなたの賛否を示しなさい」

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序論

この場合は、自分はマスクをつけなくてもいいという意見に対して賛成なのか反対なのかをはじめの段落に書きましょう。

したがって「私はコロナが落ち着いてきた今、マスクをしなくてもよいという意見に対して賛成する」という書き出しになります。

一番最初の段落は長く書く必要はありません。

自分の意見を簡潔に伝えましょう!

本論①

次の段落には賛成した理由を述べていきます。

賛成する理由を2つから3つ書くと良いと思います。

1つでは文字数が足りなくなってしまうこともありますし、賛成する意思が弱く感じてしまいます。

例えば
・マスクを外すことで相手の表情を確認しながら会話ができる
・夏などは気温が高いためマスクをつけると熱中症になる可能性が高い
・マスクをつけていると声が届きにくくなるため、外して会話をした方が声がよく聞こえる
などなどマスクを外すメリットをいくつか考えていきましょう。

賛成する意見をいくつか見つけたら、この段落には
「私がマスクを外して生活する方が良いと考える理由は全部で3つある」という書き出しで始められます。

あとは、先ほど出した理由を具体的に文章にしていくだけです。

ここは、皆さんの意見に対する考えを素直に書いていくだけで大丈夫です。

無理に難しい言葉を使ったり、カッコつけたりしないで書くのがポイントです。

本論②

次の段落では自分の意見に対して反対となるものを書きましょう。

今回はマスクをはずしてもいいという意見に対して賛成するということを一番最初に書いています。

つまり、マスクをはずしてもよいという意見に反対する意見をここでは書いていきましょう。

ここでは1つ挙げればいいと思います。

いくつも反対する意見を書いてしまってはどっちが本来の意見なのか分からなくなってしまします。

例えば、「マスクを外すと感染の拡大が考えられる」という意見があるなら

「しかし、コロナが落ち着いてきたからと言って、ここで多くの人がマスクをしないで生活していくと、再び感染が広がってしまう可能性があると考えられる」という意見を書くことが出来ます。

文章の量はもう少し書かなければなりませんが、自分の考えと反対の意見についてもしっかり考えられるかをみられています。

問題文に賛成したからといって賛成意見ばかりを書かないようにしましょう!

結論

ここは、今までの意見をまとめるだけでいいです。

新しく考えた意見はいりません。

ここまでの意見をまとめると「マスクを外して生活していくことで、再び感染の拡大がみられるかもしれない。しかし、人の表情を見て会話をすることは相手の感情を考えながら話すことが出来る。また、無理にマスクをつけることで熱中症になり危険である。以上のことから私はマスクを外すことに賛成する。」みたいな書き方をすると結論だけでも何が言いたいのかが分かると思います。

プラスして、自分の意見とは反対の意見に対しての改善策も入れておくといいかもしれません。

例えば、「マスクを外してしまうことで感染の拡大が考えられるなら、一人一人が拡大しないように手洗いうがいやアルコールでの消毒などを強く意識すると良いと考える。そうすることで、コロナの流行を少しでも抑えることが出来ると考える」みたいなことも書くといいかもしれませんね。

テーマ型 例②

例文②「あなたが思う日本の良いところについて自由に述べなさい」

実はこの問題、以前私が小論文の試験を受けたときに出た問題なんですが…

幅が広すぎてなかなかに難しかったです…

この形式になると、先に紹介した例①よりも書くことは少なくなります。

序論

まず最初の段落にはあなたの思う日本の良いところを簡潔に書きましょう。

四季がある所が良いと思ったら「私が思う日本の良いところは春夏秋冬というように四季がある所だ」みたいな感じですね。

自分の意見を長く書かないで簡潔に一文で示しましょう。

本論

次の段落では、その意見の理由を書いていきましょう。

例えば
・4回の季節を味わうことが出来る
・食べ物の旬も変わる
などなどいくつか意見を出していきましょう。

この形式では反対意見を書くことが出来ないので、書かなくても大丈夫です。

その分、理由をたくさん上げなければ文章が足りなくなるので注意しましょう!

結論

ここは、これまでの意見をまとめて「そのため私は〇〇が良いところだと考える」で終わると良いと思います。

本論で書いた理由も簡潔にまとめてください!

無理に新しい意見を書くことはしなくても大丈夫です!

 

その他

後は、書き方に気を付けてください!

・「○○です」「〇〇ます」は使わない!
・「○○だと思う」は禁止!
・同じ言葉を何回も使うのはNG!
・一文を長くするのはダメ!

これらは特に注意しましょう。

ほとんど知っていることだとは思いますが、気づかないうちにやってしまっていることが多いです!

・「〇〇だと思う」は「〇〇であると考える」「考えられる」「○○ではないだろうか」に変換しましょう。
・知らず知らずのうちに同じ言葉を繰り返していることがあるかと思いますが、しつこい印象を与えるので表現を変えていきましょう。
・一文が長くなると読み手に意見が伝わりにくくなります。短く区切っていきましょう。

 

今回のまとめ

今回はテーマ型の小論文の書き方を例文を示しながら紹介しました。

ネット上で調べると書き方が難しいものや序論から結論までの工程が多いものなどがありますが、そんなに難しく考えることはありません!

自分の意見→理由→自分の意見への反対意見→結論

この順序で書けば平均以上は取れると思います。

私自身、学生時代はこれに沿って書いていましたが、割と点数は良かったです。

高校生が書く小論文に難しい言葉は必要ありません。

難しくとらえずに書くと良いと思います!

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