みなさん、
あけましておめでとうございます!
武田塾西神中央校です!
ついに、2020年、令和2年になりました!!
今年の目標は!!ブログの閲覧者数を!!倍にすることです!!!
ということで、より一層気合を入れてブログを書いていこうと思います!!
皆様、今年も武田塾西神中央校をどうぞ宜しくお願いいたします!!
さて、早速本題に行こうと思います!
本日のテーマは、古文の勉強法です!
以前に現代文の確実な点数の取り方についてご紹介させていただきましたが、やっぱり、実際点数に繋げやすいのはこの古文漢文です!
しかし、この古文漢文、大体高校2年生くらいのときに壁にぶち当たる人が多いです。
実際に、受験相談の中でも、「古文漢文が苦手…」「単語とかは覚えてるのに、問題が解けない!」という人がたくさんいました。
そこで今回は、古文の勉強法と、実際の問題の解き方についてご紹介したいと思います!!
The得点源!文系で他の受験生と差をつけるなら古文・漢文!!必勝勉強法と実際の解き方
武田塾の勉強法で、このブログでもよく紹介しているのが、英語の勉強法でいう
単語・文法→読解
というプロセスです。古文も同じように勉強していくことが重要です。
しかし、英語は単語・文法の知識があればあとは読めないことはないのですが、古典の場合はそうはいきません。
そこで、それぞれの分野においてどのような勉強をすれば良いのか、また実際に点数につなげるためにはどうすれば良いのかについてご紹介します!
単語の勉強法~古文単語は一語多訳!~
まずは、古文を読むための基礎になる古文単語についてお話します。
英語であれば、武田塾では基本的には一語一訳での暗記をしています。
しかし、古文単語は必ず、重要な意味は全て覚えてください!
例えば、頻出の古文単語"ゆゆし"には、不吉だ・すばらしい・甚だしいの3つの意味があります。
ややこしいのが、プラスの意味もマイナスの意味もあるというところですよね。
古文単語にはこのように、全く別の意味を復数持つものが多くあります。
文章の中でこれが出てきたときに、一つの意味でしか覚えていないと、それが全く逆の意味で使われていたら、文章を理解することは出来ません。
その代わり、大学受験で必要とされる古文単語は、英単語よりも圧倒的に少ないです。
なので、古文単語を覚えるときは、量より質を意識して重要な訳を全て押さえるようにしましょう!
じゃあどうやって覚えれば良いのか…こちらの動画を参考にしてみてください!
このように、やり方や自分にあった単語帳は様々です。
私はゴロゴだと覚えにくいと思って読んで見て覚える315をずっと使ってましたね…
単語は全ての土台になる部分なので、早いうちに始めるに越したことはありません!
~文法の勉強法~文法こそ暗記!?
次は文法です!
古文の文法は古文単語より暗記です。
なので、多くの人が動詞の活用、助動詞の活用・接続・意味、助詞の意味を覚えるだけになってしまいます。
しかし、長文を解いたことのある人であれば分かると思いますが、文法だけの問題は基本出てきません。
じゃあ、何のために文法を覚えるのでしょう?
例えば、
①案内させて入り給ひぬ。
②寝汚し。など覚めぬ。
③思ひかなはずは、死ぬべし。
④送りに来つる人々、これより皆帰りぬ。
この4つの「ぬ」うち、文法的に同じものがどれかわかりますか?
正解は、①と④です!簡単でしたか?
①四段活用給ふの連用形+ぬ(終止形)→連用形接続の「ぬ」意味は完了。
②マ行下二段活用覚むの未然形+ぬ(連体形)→未然形接続の「ぬ」意味は打消。
③ナ行変格活用死ぬの終止形
④ラ行四段活用かへるの連用形+ぬ(終止形)→連用形接続の「ぬ」意味は完了。
特にマーク式の試験であれば、このような問題はよく出てきます。
さらに②番は特に注意が必要です。なぜ文末なのに②番の「ぬ」は連体形なのかというと、前に「など」という疑問語があるからです。疑問語がある疑問文では、文末は連体形という文法規則がありますよね?
従って、この「ぬ」は終止形になりえないし、完了の意味になることはありません。
(完了「ぬ」の連体形は「ぬる」であるため)
この「覚めぬ」を完了と捉えてしまうか、打消と判断できるかによって、文章の意味は180度異なってきます。
長文を読めるようになるためには、単に文法を暗記するのではなく、その知識を使って文章中の語を識別できるようにならなければなりません。
文法を勉強するときの最終目標は識別ができることです!
古文の解き方~実際に古文を読もう!~
いやあ、ここまで完璧にしたら流石に古文は読めるでしょう~!
残念ながら、古文はそんなに甘くありません。
なぜなら、古文はそのまま文章を翻訳する事ができても訳が分からないからです!
そこで、実際に古文が読めるようになるためにはどうしたら良いのかについてお話します。
まず1つ目は、省略されている主語・人物を見抜けるようになることです。
古文では、度々主語が省略されています。
古文の現代語訳で、(殿上人が)(大納言が)といった補足がたくさんあるのを見たことないですか?
難しいとされる文章ほど主語が少ない傾向にあります。
じゃあどうやって主語を見抜くのかというと、必要なのは敬語と身分の知識です。
登場人物の中で一回も名前が出ない人は流石にいないので、その中で身分がどの位置なのかが分かれば、敬語を誰に使っているのか、誰が使っているのかがわかります。
そして、そこから隠された主語・人物を補って文章を読むことができます。
もう一つが、古文常識を知ることです。
住の江の 岸による波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ(古今集)
これは百人一首にもある藤原敏行朝臣の和歌ですが、これを現代語訳するとどうなるのでしょう?
住之江の岸に寄る波ではないけれど(住之江の岸に寄せる波のように私は想いを寄せているのに)、夜でさえも、あなたはどうして夢の中でも人目を避けていて、会いに来てくれないのだろうか。
このように、和歌などは特に、この短い文章だけでここまで現代語訳するのは普通は不可能に近いです。
この和歌の内容を理解するためには、【夢】には親しい人、恋人、亡くなった人、神、仏が現れるもの(和歌の場合は恋人が多い)という古文常識を知っていることが必要です。
それを知っていれば、「人目避く」人が誰なのか、なにを言いたいのかの大枠が分かってきます。
このように、古文は、人物の省略やあえて全てを記さないという特徴があります。
その中で、内容をしっかり理解するためには、抜けている部分を自分で補うための知識が必要なのです!
そして、これらの知識をインプットするのにすごくおすすめの参考書があるので、最後にそれをご紹介したいと思います!
「富井の古文読解をはじめからていねいに」です!
私の激推しです!(知らんがな)
この本には、上で述べたような古文常識や、主語の見分け方、そして、古文のジャンル別の読み方など読解に必要な知識が詰まっています!私は東進ブックスさんの回し者でもなんでもないですが、何の参考書を買えばいいか迷っている人はぜひ、この参考書も使ってみてください!
まとめ
今回ご紹介をしたことをまとめると、
・古文単語は重要な訳はすべて覚える!
・文法は暗記だが、最終的に識別ができるようにならなければ意味がない!
・実際に古文を読むときは抜けている部分を敬語・古文常識の知識で補って読むこと!
です!
古文はただ暗記をしてただ問題演習をするだけでは点数は伸びませんが、勉強する上で重要な点をしっかりと押さえる事ができれば、点数は圧倒的に伸びます!
文系でも理系でもなあなあにしがちな古文の中で、確実に点数が取れる教科になりうる古典をしっかりと勉強しておくことは絶対に損になりません。是非今日から始めてみてください!
それでは今日はこの辺で!
また次回!
いかがでしたでしょうか?
この記事が、皆様の受験勉強の参考になれば、と思います。
しかし、自分の将来を左右すると言っても過言ではない大学受験ですので、不安や悩み事などが出でくることも多いですよね?
武田塾西神中央校では、そんな皆様のために「無料受験相談」を行っています。
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