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みなさん。『2018年問題』をご存知だろうか。
これは2018年を目途に、18歳以下の人口が減少期にはいることを指します。
これにより、大学受験はどのようになっていくのでしょうか。
【大学淘汰が本格化】
少子化は今に始まったことではありません。これまでも少子化傾向にありました。しかし子供一人当たりに掛ける教育費の上昇などから、大学への進学率が上がっていた為、大学の経営はなりたっていました。
しかし2018年を境に、人口減少期と進学率の頭打ちもあり、今後の大学経営の圧迫は進むと言われています。
また大学の数が増え続けているのも大きな要因です。これにより、私立大学では3割を超える大学で定員割れを起こしており、近年閉校する大学も出てきています。
【少子化の実態は】
少子化と言われていますが、実際どれくらい減っているのでしょうか。
18歳の人口は団塊の世代が18歳を迎えた1966がピークで249万人。その後増減はありましたが、その子供たちが18歳を迎える1992年には205万人を保っていました。
しかしその後日本の人口は減り続け、2014年には118万人まで減っています。その後国の予想では2024年には110万人を切り、2031年には100万人を切ると言われています。
一方大学・短大の進学率は1995年に45％だったのが、2005年には52％まで上昇。現在は専門学校まで入れると80％を超える進学率となっています。今は大学も増加し、大学全入時代と言われ、選ばなければどこかしらに進学できる状況で、これ以上進学率が上がるのは考えにくい状況です。
【今後大学はどうなるのか】
今後18歳人口が減るということは、ライバルが減り倍率も下がり難関大学のハードルが下がる為、難関大学、有名大学への志望傾向が高まってきます。逆に言うと、知名度の無い大学や特色の無い大学は志願者が減るということになります。
よって大学側は受験生い選ばれる為に時代に合わせた教育制度の導入や、入試制度の多様性、入試日程の見直しなど受験生が志望しやすい取り組みを行っていかなければなりません。
また安泰と思われる国立大学も地方の人口減少から経営難に陥る危険性があり、地域の特性に合わせた制度を導入するなどの改革が求められる時代になります。
現在地方では、秋田の国際教養大学や、福島の会津大学などの公立大学で、グローバル化社会に対応できる人材育成に取り組み高い評価を得ています。私立でも大分の立命館アジア太平洋大学などでも同じような取り組みを進めています。
こういった大学は設立からまだ日が浅いにも関わらず、受験生や企業から高い支持を受けて人気大学となっています。
この流れに乗れない大学は今後どんどん閉校に追い込まれていくでしょう。今後は大学がどのように改革を行っていくか注目されています。
【考えておきたいこと】
今後大学に入るのは今よりも用意になるでしょう。大学に入ったから主食に有利になるという状況はどんどん変わっていき、大学に入らなくとも、何をどう学んできたのか、卒業後い何をしたいのかが重要になってきます。
今までは、大学に何となく行って、なんとなく就職ができたかもしれません。しかしこれからは専門的な知識を勉強したり、資格習得をしたり、語学留学をしたりと、何を行ってきたかで就職も変わってくると思います。
また、大学側も在校生が減ると経営が圧迫されます。これまで以上に授業料を上げざるをえなくなるかもしれません。今小さいお子さんを抱えている家庭では、子どもの将来のプランも早めに立てる必要に迫られます。
いかがでしたでしょうか。
教育現場の淘汰が進んできます。今小さい子供がいるなら、どのような将来像を考えているか早めに話し合ってみるべきです。
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