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今回は日本の大学の中でもトップと言える『東京大学』について見てみたいと思います。
東京大学、通称『東大』ですが、おそらく日本人なら誰でも日本の最高学府であることはご存知だと思います。
しかし、東大について詳しく知らない人も多くいるようなので、東大の基本情報をおさらいしておきたいと思います。
【東大はどこにあるのか】
東大は名前の通り東京にあります。
東大で良くテレビや雑誌で象徴的なものとして取り上げられるのが、『赤門』『安田講堂』などでしょう。
これらがあるのが本郷キャンパスです。個の本郷キャンパスは文京区にあります。しかし本郷キャンパスに通うのは3年生から。
1、2年生は井の頭線の駒場東大駅前にある駒場キャンパスに通うことになります。
さらに柏キャンパスと言うのもあり、これは工学系の大学院が設置されています。
【東大の科類とは】
東大受験で良く耳にするのが『文Ⅰ』とか『理Ⅰ』とかのくくり。他の大学ではあまり聞かないくくりとなっています。
これを科類と呼んでいます。どういうことかと言うと、入学したらまず全学生『教養学部』に在籍することになります。そこで必要な単位数に応じた授業を自分で選んで履修します。文系理系問わず様々な学問に触れることによりその後の研究の基礎作りを行っています。
【東大の学部への進学選択】
東大は3年次から専門的な学習が始まります。よって2年次に進路を選択しなくてはなりません。
各学部、学科には定員がある為、定員以上の希望があった場合はそれまでの成績順になり、希望通りにはならない場合があります。
また、今まで在籍していた文Ⅰや理Ⅰなどの科類によって、入りやすい学部があります。
文Ⅰ⇒法学部 文Ⅱ⇒経済学部 文Ⅲ⇒文学部・教育学部 理Ⅰ⇒工学部・理学部 理Ⅱ⇒薬学部・農学部 理Ⅲ⇒医学部
以上が一番入りやすい学部です。しかし、1,2年次の勉強で自分の新たな進路が見つかり、上記以外の学部に進むことも可能です。
【東大に合格するためには】
東京大学はセンター試験と2次試験の両方を受験しなくてはなりません。
センター試験は文系・理系ともに5教科900点満点です。2次試験は4教科440点満点です。
この2つの試験の1340点満点で合否が決まるかと思いきや、550点満点で計算されます。
どういうことかというと、センター試験を110点満点で計算するのです。細かく見ると、模試センター試験で9割の810点をとった場合は実質約99点、センターで7割の630点の場合は実質約88点で計算されます。
センター試験で実際は180点の差があったのに、11点の差でしか評価されないのです。
なので東大は圧倒的に2次試験の対策が必要になってきます。センターで失敗したとしても2次試験さえ良ければ逆転できるチャンスは大いにあります。
しかし、『足切り』も存在します。これはある一定の得点をセンター試験で取らないと2次試験を受けられないというシステムです。
科類によって足切りの点数は違いますが、2018年度で一番低かった文Ⅰで、582点。65％程度取れば何とか足切は免れられそうです。
いかがでしたでしょうか。
日本の最高学府である東大。ぜひとも目指してみたいという人は全教科満遍なく勉強が必要です。是非東大に合格するといいですね。
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