はじめに
みなさんこんにちは!
札幌市営地下鉄 東西線 円山公園駅から徒歩5分、武田塾札幌円山公園校です!
今回のブログでは、「英語長文の内容理解に役立つ参考書の紹介」をしていきたいと思います!
英語長文の内容を理解するのに困っているという方にとって、非常におすすめの2冊となっているので、ぜひ参考にしてみてください!
また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説しているので、そちらも合わせてご覧ください!
「大学入試 ぐんぐん読める英語長文BASIC」
それでは、英語長文の内容理解に役立つ参考書、まず1つ目を紹介したいと思います。
長文の内容理解で困っている方に特に注目していただきたいのは、
「大学入試 ぐんぐん読める英語長文BASIC」です。「ぐんぐん読める」シリーズは複数のレベルで展開されていますが、今回の紹介は基本的な「BASIC」レベルです。
この参考書は、易しめの英文が中心の日大レベルの英語長文を取り扱っており、どのように英語長文の内容を理解するか、というノウハウを学ぶことができます。
この参考書の特徴的な点として、構文の詳しい説明があるだけではなく、文章のストーリー展開を段落ごとの要点として穴埋め形式で学ぶことができるページが設けられています。
このステップを取り入れることで、内容理解がよりスムーズに進むように設計されています。
穴埋めをするためには内容にしっかりと意識を向けないといけないので、おのずと理解が進むと言うことですね。
さらに、この参考書のもう一つの特徴として、速読に重きを置いているということが挙げられます。「ぐんぐん読める」では、1分で約130語を読むことを目標としており、この数値は一般的にはかなり高い水準です。
ベーシックにしては少し多すぎるなと思うかもしれませんが、これくらいの水準で英文を読めるようになっていれば全体の内容を高精度で捉えることができるようになります。
この参考書は「速読のためには精読を積み重ねることが大切」というスタンスで執筆されており、
参考書の構成に沿ってステップごとに演習を積んでいけば、無意識的に速読・英文解釈ができるようになっています。
ステップの構成を具体的に述べますと、
「ステップ1」では英文に出てくる語彙の確認から始まります。
語彙の理解が不十分だと、そこでつまずいてしまうため、まずはその点を解消しましょうと言うことですね。
「ステップ2」では、リーディングに移行し、目標となる読解時間を設定して実際に文章を読み進めます。この際、読むのにかかった時間を記録する欄があり、自分の読解スピードや課題点を自身で分析することが可能です。
「ステップ3」では、日本語での内容説明が穴埋め形式で示されています。
これにより、内容や論理展開をしっかりと把握することが可能になります。
「ステップ4」では、全体のまとめという感じで、本文の内容説明やアプローチ方法、どのような視点で解釈すれば良いかなどのレクチャーが行われます。
このステップ4の解釈についての解説はクオリティが高く、充実しています。
最後に音読のための「ステップ5」があり、何も書かれていない文章が出てきて、音読演習をするようになっています。
ここでは音読をしたらチェックをいれるためのマス目があり、20回分までチェックをすることができるようになっています。
このように、ステップ2では「速読」、ステップ3では「内容把握」、ステップ5では「音読」など、1つの長文でトレーニングするべき演習が仕組みとして組み込まれていて、必要な演習が強制的にできるようになっているところが画期的ですよね。
「ぐんぐん読める」シリーズには「BASIC」レベルの他にも「STANDARD」や「ADVANCED」といったレベルの高いバージョンも存在しますので、国公立やMARCHを目指す方々にもおすすめです。
「英語長文プラス速読トレーニング問題集」
2冊目にご紹介するのは、「英語長文プラス速読トレーニング問題集」という参考書です。
この本は長文読解のスピードアップに特化した一冊で、「英語長文Rules3」や「長文ポラリス2」などの参考書や、MARCHの入試問題において、「ゆっくり考えたらわかるんだけど時間が足りない」
という方におすすめの参考書です。
この参考書の著者である宮下先生は、記述トレーニングの参考書など、複数の参考書を執筆しており、本書には学校の先生が教えてくれないような貴重な情報や知識が満載です。
例えるなら予備校の授業で学ぶような、長文を早く読むための裏技的テクニックやノウハウが詰め込まれています。収録されている長文は、共通テストからマーチレベルの水準である、約800語程度の長文の取り扱いです。
そしてこの本の魅力の1番の魅力は「スピードアップルール」です。速読に必要な「ルール」が22個も紹介されており、これを学ぶことで読者は速読のためのテクニックや考え方を身につけることができます。
具体的なルールを紹介すると、ルール8:人物の肩書きは詳しく読まない、などがあり、英語長文でよくみる「○○大学で○○を研究している○○教授」のような、人物の肩書きを詳細に読む必要がないことを教えています。
また、ルール1の「譲歩からの逆説」も非常に役に立つ考え方で、論説文でよくある譲歩してから反論する論理展開については、譲歩の部分はどうせ否定されるのでしっかり読まなくて良い、と紹介されています。
さらに、「抽象から具体」という考え方も紹介されており、英語の長文はわかりにくい抽象的な内容から始まり、後に具体例でその内容がわかりやすく説明されることが多いと指摘しています。最初の抽象的な部分ではあまり理解できなくても、具体例の部分から筆者の言いたいことを汲み取れるという考え方ですね。
このような論理展開や長文によくあるパターンを理解しておくことで、難しい文章でも効率よく、また素早く理解することができるようになります。
そのためのエッセンスを「スピードアップルール」に詰め込んだのが、この参考書です。
ただし、この参考書に取り組む際にはひとつ注意が必要で、英文の解釈やSVOC振りに関しては詳しく触れられていません。
基本的な読解能力を既に持っている受験生が、さらにその読解スピードを向上させるために最適な参考書なので、特にマーチの過去問などで読解速度に課題を感じている受験生に取り組んで欲しい一冊です!
今回のまとめ!
今回のブログでは、「英語長文の速読に役に立つ参考書」を2冊紹介しました!
それぞれの参考書にはそれぞれの特徴があり、それを活かせるターゲットも変わってくるので、ぜひ本記事や武田塾チャンネルの動画をみて参考書の特徴を理解し、
自分に合った参考書を正しい使い方で演習しましょう!
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