はじめに
札幌市営地下鉄 東西線 円山公園駅から徒歩5分、武田塾札幌円山公園校です!いかがお過ごしでしょうか。
いよいよ冬に入って、受験も終盤戦ですね!最後総仕上げを行う、重要な時期だと思います。
しかし、焦りは禁物です。
気温や感染症も相まって体調を崩しやすい時期でもありますので、ついつい頑張り過ぎてしまって夜更かしをし過ぎないように気をつけましょう!
さて、この時期になってくると、志望校や共通テストの赤本を購入して、過去問演習をどんどん進めている人も多いでしょう。
しかし、実は赤本は「ただ解くだけ」では十分に真価を発揮することができません。
むしろ過去問演習は、問題を解いた後の分析と対策にこそ成績アップのチャンスが潜んでいます。
とは言っても、どのように復習をしたら良いか、具体的に教わる機会はあまりないですよね。
復習をするといっても、漠然と解き直しや復習を行なっていてもあまり意味がありません。
そこで今回は、「赤本ノート」という教材を用いた、正しい過去問の勉強法を解説したいと思います!
また、今回の内容は武田塾の公式YouTubeチャンネルでも解説しているので、そちらも合わせてご覧ください!
正しい過去問演習のやり方
過去問を解く目的
大学受験において、志望校の赤本を買って解くということはもはや当たり前のように捉えられていますよね。
過去問は見ないで受験する!という人はほとんどいないと思います。
しかし、そもそも過去問は何のために解いているのでしょうか?
よく挙げられる答えとして、
・受験校の出題傾向を知るため
・時間配分の感覚を掴むため
・自分の今の実力を測るため
などといった回答があります。
もちろんこれらの目的もとても重要ですし、過去問演習をすることで達成できるものですよね。
しかし、過去問演習の目的はこれだけではありません。
むしろ、これだけで終わってしまってはとてももったいないのです!
というのも、多くの受験生過去問を解き、点数を出すことで満足してしまいます。
つまり、「問題を解く」ことにフォーカスが当たってしまっているのです。
しかし、過去問演習は活用の仕方次第では大きく成績を向上させるチャンスにすることができます。
具体的には、問題を解いた後の「分析・振り返り」と「復習」にフォーカスを当てるべきなのです。
仮にある問題がわからなくて解けなかったとしましょう。そうしたら、その問題について、「なぜ解けなかったのか」「どうすれば正解できたのか」を分析して、その課題を潰すための対策を立てましょう。そしてその対策に従って参考書を復習すれば、苦手なところや理解が浅いところが無くなっていくはずですよね。
このように弱点を見つけては塞ぐことを繰り返せば、必然的に成績は伸びるはずです。
とはいえ、自分でノートや紙に、問題ごとの分析と振り返り、対策などをまとめていくのはとても大変な作業です。
解いた時はやろうと思っていてもつい後回しにして新しい問題に手を出してしまったり、なんとなくで終わってしまう可能性があります。
しかし、赤本ノートを使えばこれらが簡単に達成できます。
赤本ノートとは?
赤本ノートは、教学社から発売されている、赤本演習に特化したノートです。
教学社は赤本を出版している会社なので、相性や互換性は抜群です。安心して使うことができますね!
赤本ノートのラインナップは、「共通テスト用」と「二次・私大用」があります。
構成としては、左側が問題を解くページ、右側が傾向分析や弱点の発見と対策を行うページという見開き構成になっています。
左側の問題ページは共通テスト用なら本番と同じ形式で演習ができるマークシート形式、二次・私大用ならグラフや図が描きやすい方眼紙になっています。
右側の分析用ページにはあらかじめ問題傾向や実力分析、今後の対策などを記入する欄が用意されていて情報が整理しやすくなっています。
左側のページに自分が解いた問題を見ながら、すぐに右側に分析や振り返りを記入する、という風にシームレスに分析作業が行える点で、非常に便利な教材です。
また、問題と分析ページが一対一で対応しているため、やるべきタスクがごっちゃになることを避けられます。
自分は今何に取り組むべきかというタスクが一目瞭然なので、復習がしやすいですね。
以上からわかるよにに、赤本ノートは赤本演習を効率的に行うために最適化された、とても便利なツールなのです。
赤本ノートの使い方
それでは、赤本ノートを使った過去問演習の流れを実際に確認したいと思います。
過去問を解く
当然ですが、まずは過去問を解きましょう。
この際にいくつか注意すべきことがあります。
・必ず時間を測って解くこと
・大問ごとの目標時間をあらかじめ設定しておくこと です。
入試では時間管理がとても重要になってくるため、練習の段階から時間を意識した解き方をするようにしましょう。
練習の時点から時間の目安を決めて達成できるように演習に取り組んでいれば、本番で時間が足りなくなって焦るということが起きにくくなります。
問題を分析する
問題を解き終えたら、全体と大問ごとの正答率や所要時間などを記入し、大問や設問レベルで細かく確認しましょう。
また、なぜ間違えてしまったのか、どうすれば正解できたかも考えて一緒に記入しておきましょう。
それが書けたら、上の分析をもとに、見つかった課題の具体的な解決策も併せて書いておきましょう。
この際、「英文法ができなかったから英文法をもっと勉強する」のような漠然とした対策ではなく、「分詞構文の理解が不十分だからNext Stageのこのページを確認する」という風に具体的な対策を立てることがポイントです。
見つけた課題を解消するために復習をする
対策を立て終わったら、参考書や教科書に戻って復習をしましょう。
過去問演習自体から学べることもたくさんありますが、やはり知識や基礎的な部分での勉強は参考書や教科書が一番適しています。
したがって、先ほど自分で立てた対策に従って、参考書で課題や弱点を解決していきましょう。
一度に全ての復習を行うのは難しいので、赤本ノートに「○○の××ページを復習」という風にすべきことの記録を残し、タスク管理帳としても活用するのがおすすめです。
以上の3ステップを行い、課題を発見→復習で潰す
という過程を繰り返せば、弱点がどんどんなくなっていくので、必然的に成績は上がるはずです。
今回のまとめ
今回のブログでは、赤本ノートの紹介と、赤本ノートを使った正しい過去問演習のやり方についておはなししていきましたがいかがだったでしょうか?
受験において同じルートを終えても、過去問分析を着実に行うか否かで合否に差が出るほどの効率の差が生まれます。
とにかく大切なのは、
・過去問を解いて解きっぱなしにしないということ
・大問や設問レベルで細かい視点で分析を行うこと
・分析の結果見えてきた弱点を、着実に参考書や教科書で復習しカバーすること
です。
ここで紹介した過去問の演習法をしっかりと身につけて着実に弱点を潰していくことができれば、成績アップは間違いなしです!
悔いの残らない受験になるよう、全力で頑張りましょう!
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