新型コロナウイルス禍での海外留学について　ビザの発給停止も

こんにちは、武田塾佐賀校のちひろです。

このブログを通じて海外進学や海外留学についての情報を発信しています。筆者自身の海外進学における経験談をもとに、留学や海外進学に興味がある方々に少しでも役に立てたら嬉しいです。

今回の記事では、コロナ禍での留学について少しお話ししたいと思います。

コロナウイルス禍における留学

先の見えない状況

コロナウイルスの発生によって予定していた留学が延期になったり、留学をしようと考えていたけれど先の見通しが立たなくなったりとコロナウイルスが与えた影響はとても大きいと感じます。

筆者の友人の中にも大学の交換留学が中止になったり、大学の交換留学を始めるべく無事出発したもののコロナの蔓延で留学1ヶ月目にして帰国しなければいけなくなったりした友人がいます。

このような状況下で筆者はよく、コロナ禍での留学について質問をされる事が多くなりました。

筆者には大学三年生の友人が多いのですが、

“大学三年時に交換留学を計画していたのに白紙になった。長年目標にしていた留学、一年間卒業時期が遅れてもをするべきか諦めるべきかわからない”

“留学をするかしないかで就職活動を始める時期に違いがあるから、ちゃんと決めたい”

などコロナ禍での留学に関して悩んでいる人はとても多いように思います。

卒業時期が大幅に変わるなどという様なことは無くても、短期留学や現地での語学研修などはどうなるの？と考えている人は多いと思います。

いつ留学できるようになる？

現在、コロナの感染者が増大したことにより学生ビザの発給を中止している国が多くあります。

世界中でコロナウイルスが蔓延し各国がビザ発給や入国における制限を設けたことで、より留学への見通しは立たなくなりました。そしてこの様な制限がいつ緩和されるのか、いつ留学生が今まで同様にビザを取得して留学できるのかは誰にも分からなくなりました。

海外からの交換留学生に対してのビザ発給を各国が始めたとしても、日本の大学側も生徒の安全を第一に考えると思うので交換留学制度が完全体に戻るには時間がかかるのではないでしょうか。

留学の現状

筆者は海外進学をする以前、現在留学をしたいと考えている方々と同様 “絶対留学したい” “海外行ってみたい” と考えていた時期を経験しているので、今コロナによる影響で思う様に留学を進められない方の苦痛や悲しい気持ちが少しわかります。

オンライン留学などという言葉も出てきており、確かにこの状況下では良い選択肢の一つだとは思いますが、やはり実際に現地に行きそこで時間を過ごしたいと考えている人も多いんじゃ無いかと思います。

アメリカの現状

日本でのコロナウイルスは大流行していた頃よりはほんの少しだけ落ち着いてる様に感じます、しかし海外ではその様な国ばかりではありません。

筆者は海外進学をしているのでビザを持っておりアメリカに入国する事ができますが、今は日本でオンライン授業を選択しています。通っている大学では対面式の授業とオンラインの授業の両方が選べますが、同じ大学に通う留学生の友人たちの多くが日本、またはそれぞれの国でのオンライン授業を選択しました。

留学している身として海外で今まで通り勉強したいと思う気持ちは私も友人たちも同じだと思いますが、あえてそれをしていないのには理由があると考えています。

現在、筆者の通う大学ではキャンパス内で４０名を超える感染者が出ています。感染者数を知らせるメールが届き、キャンパス内の施設の利用制限など沢山あります。一つのキャンパス内で40名以上の感染者は、日本だとクラスターなどと呼ばれてしまいそうです。しかしこれは筆者の通う大学に限らず多くのアメリカの大学で起きている事です。大学に限らずアメリカの小学校や高校でも同じ様な事が起きています。

すでに留学生でもこれからコロナが落ち着いて留学にいけるようになる人でも、筆者は留学先でコロナに感染する危険性がある状況での留学はリスクが大きすぎるのではないかと思います。自分が勉強するキャンパスに数十名の感染者が出ていることを一度想像してみてください。留学する際にとても大事なことである “安全さ” がない今、留学しましょう！とは筆者は言えないと考えています。