こんにちは、武田塾佐賀校講師の伊東です。
勉強を数十分から数時間にかけて取り組むときに、ずーーっと集中し続けるというのは簡単なことではありませんよね。
集中力の性質
そもそも集中力というものは、
集中を初めてから徐々に高まり、しばらくすると徐々に落ちていくようになっているそうです。
この周期に要する時間は人によって異なり、体調や曜日によっても変わることがわかっています。
そんな集中の持続時間は、勝手に高まっていくものでもなければたった一つの方法で劇的に伸びるものでもありません。
集中力はなにも特別な能力ではなく、筋力や持久力と同じようなものなのです。
自らの集中力を知る
先ほどにも記した通り、
集中力は人によってばらつきがあり、天才と呼ばれる人たちの多くは、化け物じみた集中力を生まれながらに持っています。
しかし、ほとんどの人の集中力は短くて15分長くても1時間程度しか、連続して続くことはありません。
これから述べる集中力の育て方を実践するためには、自分の集中力がどれくらいもつのかを知る必要があります。
そのために、
月曜日~日曜日にかけて自分が休憩なしで集中したまま勉強を続けられる時間を図りましょう。
そうすると、自分の集中時間の平均値が割り出されるだけでなく曜日による変化も知ることができます。
これをしっかりメモしておきましょう。
集中力の育て方
そもそも、最も集中できるタイミングはいつなのでしょう。
「集中し始めたころ」なのか「集中し終わりごろ」なのかを研究者が調べたときに、意外な結果が分かったそうです。
最も脳が働き集中できたタイミングは、
集中し終わろうと考えたときに、残りの勉強量をみて「あと少しだ!」と感じて数分だけ勉強時間を延長したタイミング
らしいです。
おそらく多くの人はなんとなく納得できたと思います。
しかし、これが集中力の成長につながるのでしょうか?
筋トレや持久力トレーニングでも、自分の「もう無理だ、終わろう」と思ったところの先に行くとより鍛えられるといいます。
集中力でも、単に集中しているだけで集中力は鍛えられています。
そして、限界だと感じたその少し先までいくとさらに鍛えられるのです。
さらに言うと、集中力に限ってはほんのひと工夫で「限界の先」のつらさを感じるどころか、より深い集中を行えるのです。
それが、先ほど記したような「あと少しだ!」という感覚です。
この感覚を意図的に作り出すには、
自分の集中持続時間で終わる量よりも、ほんの少しだけ多めに目標をセットする必要があります。
だからこそ、月~日までの集中時間を調べる必要があったのです。
自分の集中力を伸ばす方法はほかにもいくつか存在します。
ただし、ネットで見つかるもののほとんどが自分の体験に基づくもので、サンプル数はたったの1です。
なのであなたに効果があるとは限りません。
こういった実験に基づいたものは、数百人から数千人のサンプルから得たデータなのでぜひ試してみてください。
武田塾佐賀校ではこうした受験の悩みにも真摯に相談に乗っています。
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