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長時間の勉強を邪魔してしまう欲求を抑える思考法!

こんにちは、武田塾佐賀校講師の伊東です。

 

 

受験勉強において、集中を数時間続けることは最低限行わなければならないことで、

長時間の集中が可能なモチベーションと体調を持ち合わせているときに集中することはそこまで難しいことではありません。

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しかし、

誰にでも気分が乗らない時やどうしても勉強以外の娯楽に手が伸びてしまう時はあると思います。

 

そこで今回は、

ドイツ人とケニア人を対象に行われたとある実験を参考に、邪魔な誘惑を抑える思考法を簡単に説明していきたいと思います。

 

実験内容

 

まず、実験者たちはドイツ人とケニア人の5歳の子供たちを被験者として集めます。

 

※今回の実験ではドイツ人とケニア人で実験結果に多少のずれがみられましたが、そこに焦点を当てる必要はないので、今回は単に子供たちと呼んで説明を進めていきます。

 

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ここで、5歳児を選んだ理由は、「自制心が低いから」だそうです。

 

 

実験は、初対面同士の子供たちを二人組にして一つの部屋に閉じ込めることから始まります。

 

子供たちにはボールなどの玩具が与えられ、二人で仲良く遊んでもらうことで親密度を高めてもらいます。

 

その後、子供たちはそれぞれ別の部屋に移され、一人きりでしばらく部屋で過ごすことになります。

 

 

その時に彼らは一枚のクッキーを与えられるのですが、

 

子供Aには、「このクッキーを食べることを1時間我慢すればもう一枚上げるよ」と伝えます。

子供Bには、「さっき一緒に遊んだ子ともクッキーを持っているけれど、君とさっきの子の二人ともが1時間我慢すれば、二人ともクッキーもう一枚を食べられるよ」と伝えられました。

 

 

実験結果

 

この結果、子供Aのような状況よりも子供Bのような状況の方が、クッキーを我慢する可能性が2倍にまで膨れ上がってのです。

 

つまり、

自分が得られる利益のみを頭に入れて我慢した子供よりも、頑張りが自分だけでなく他人にまで利益をもたらす状況にある子供の方が、意志力がはるかに大きくなることが分かったのです。

 

結果から読み取れるすごいこと

 

ここで考える意志力セルフコントロール能力と呼ばれ、これは自分の欲求をほぼ無意識に抑えたり意識的に抑えたりするのに役立ちます。

 

この実験は、単にクッキーを我慢するのには友達の存在が不可欠だといいたいのではありません。

 

この実験では、

「自分の努力や我慢がすべて自分の利益になるんだ」と考えるよりも、「自分の努力や我慢が、結果的に自分だけでなく周りの人にまで利益をもたらすことになるんだ」と考えた方が、意志力が2倍になるということが科学的に分かったのです。

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もっとも様々な人に当てはまりやすい例としては

「自分のためのダイエットは挫折しやすい」というものがありますね。

 

だから、自分のためだけの受験勉強と考えるのはよくありません。

 

自分が志望校に受かるとどんな人が喜んでくれるのかを冷静に考えてみると、とてもいいですね。

そういった点では、受験は「自分の大学進学」のためだけに様々な人が助けてくれるという恵まれた競争の一つでもあります。

 

 

 

武田塾佐賀校ではこうした受験の悩みにも真摯に相談に乗っています。

良ければ、無料受験相談に来てみてくださいね!

 

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