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皮肉を意味する"irony"と"sarcasm"の使い分け

こんにちわ。武田塾佐賀校講師の伊東です。

 

今日は、日本語で皮肉を意味する"irony""sarcasm"の違いを簡単に説明していきます。

 

日本語では"irony"をカタカナ英語で聞くこともあるせいか、「皮肉="irony"」になっていて"sarcasm"を聞く機会はあまりありませんね。

 

irony(皮肉)の使い方

 

まず、カタカナ英語として日本語でもたまに聞く"irony"ですが、これは自分に向けて飛ばす皮肉のことを言います。

 

 

例えば、

財布を無くしてしまってどこを探しても見つからない時や、テストで赤点を取ってしまった時などに "Great" とため息交じりに言う。

こういったものを"irony"といいます。

 

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こういった表現は、アメリカ映画に使われることが多いような気がしますね。

また、日本語ではあまり見られないような表現の一つとして有名です。

 

"sarcasm"(皮肉)の使い方

 

一方、"sarcasm"は自分以外の誰かに飛ばす皮肉のことを言います。

 

例えば、

テストで赤点を取ってしまった友人に対して "good job!" や "great! you're genius!" と言う。

こういったものを "sarcasm" といいます。

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なので、多くの場合は "sarcasm" を言ったときには "victims(被害者)" が存在します。

 

 

また、"victims(被害者)" が存在しない "sarcasm" もあります。その例の一つとして挙げられるのは、

ぎりぎりで単位を落としてしまった大学生が、教授に頼み込んで単位をもらうための交渉をした結果、規則だからと断られたときに "thanks a lot" と言う。

これも自分以外を対象に飛ばす皮肉なので "sarcasm" と言えます。

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この "sarcasm" はどちらかというと西洋の人たちの会話によく出てきます。洋画に出てくるイギリス人はよくこれを使っています。

 

 

これは悪口として用いられることもありますが、仲のいい友人同士での明るい会話でも用いられるようなポジティブな側面も持っています。

 

 

明るい会話で用いられる例としては、

よく行くレストランで、店員からおいしいかどうかの質問をされたときに、明るく "Terrible" と返す。

といったようなものです。

 

これに対して店員は笑顔で "I'm sorry, I'm sorry" と返したりします。

 

 

今回の2つの単語のように、和訳すると1つの日本語の意味しか出てこないような英単語の組み合わせは少なくありません。

 

こういった知識を身に付けることは、英語学習のモチベーションを上げることにもなりますし、もちろん英作文でも役に立ちます。

 

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