武田塾佐賀校講師の伊東です。
皆さんは日常の中で、目的に沿って意識的に服装を変えていると思います。
例えば、身体を動かしたい時には運動しやすい服を、寝るときにはパジャマを、などと服にはそれなりの用途があったりします。
しかし、勉強する時に着る服を明確に決めている人はほとんどいません。
では、勉強などの集中したい時に着るべき服とはどんなものなのでしょうか。
服装と行動の研究
ここでは、服装と人の行動の関係性について調べた研究を紹介したいと思います。
まず実験者はランダムに被験者を集めます。
そして、この被験者たちをランダムに3つのグループA,B,Cに分けました。
その後全グループの被験者に対して、研究者が着るような白い薄めのロングコートを着るように指示を出しました。
その時に、グル―プAの被験者たちには何も伝えず、グループBの被験者たちには「これは、研究者用の白衣だ」と伝え、グループCの被験者たちには「これは、芸術家が着るコートだ」と伝えました。
その上で、被験者たちは一枚の画像を渡されてあらゆる手段でそれについて調べるようにと言い渡されました。
すると、当然ながらグループごとに調べ方や調べ出された情報などにばらつきはあったのですが、研究者用の白衣と伝えられていたBのグループの被験者たちは、「その他のグループに比べて特により綿密な情報を割り出し、調べるのにかけた時間も特に長かった」という結果となりました。
この実験からわかること
この結果からわかることは、「自らが着ている服に対するイメージは、自らの行動意識に大きく影響する」ということです。
事実、動きやすい服を着ている人は運動量の上昇と行動力の増加がみられ、白衣を着ている人は集中力と注意力が上昇したりするようです。
分かりやすい例を挙げるならば、パジャマやダル着を着ている時に何か大きなアクションを起こせと言われても無理がある、といったようなものです。
しかし、そのようなダル着の類を貧困で服をまともに買い与えてもらえないアフリカの子供に与えると、喜び走り回りやる気に満ち溢れます。なぜなら、そのダル着は彼らにとって今までになく着心地の良い快適なものだからです。
つまり、白衣を着て勉強しろと言いたいのではなく、君にとって勉強する服はどれかを一度考えて、「これは勉強する時に着る、集中するのに最も適した服だ」という意識を持つことが集中力の上昇を助けになるということがこの研究でわかることです。
服装などの小さなことでも、結果に影響していきます。
武田塾佐賀校ではこうした受験の悩みにも真摯に相談に乗っています。
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