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成績が伸びる日本史の勉強法!

みなさんこんにちは、武田塾大泉学園校です。

今回は、日本史の勉強法についてお話ししていきたいと思います。

はじめに

みなさん、日本史の勉強といったら何をイメージしますか?

「ひたすらやるだけ」「一問一答をやればいい」「漢字難しくて書けない」など、

このようなことを頭に思い浮かべるのではないかと思います。

今回はこんな雑なイメージを払拭するため、

「ひたすらやるだけの勉強に頼らない効率的な日本史の勉強法」をお伝えします!

日本史の効率的な勉強法

日本史の基本

まず、一番初めにしなければならないこと、

それは「歴史をストーリーとして覚える」ということです。

よく日本史を始めたての人は、

語句を多く覚えようと必死になるのですが、それは非効率的です。

なんの脈絡もない語句暗記はただの文字列を暗記しているだけのようなもので、覚えても記憶に残りにくいです。

初めは語句暗記に躍起にならず、

ストーリーの中で出てくる登場人物を覚えておくくらいで十分です。

その代わり、歴史の流れは確実に抑えるようにしましょう。

歴史をストーリーとして語れるほどになればそのストーリーの中に当てはめて語句を覚えることができ、

さらに語句同士が頭で繋がるようになり、

記憶の定着率は格段に上がります。

このように、歴史のストーリーを把握してから語句暗記という流れが日本史を効率よく勉強していくための核となる考え方です。

ですので、

日本史を始める際、

まず何より優先してほしいのは日本史というストーリーを学ぶことです。

『金谷の日本史なぜと流れがわかる本』(流れを覚える)

では、次にストーリーを学ぶためのおすすめ参考書を紹介しようと思います。

『金谷の日本史なぜと流れがわかる本』です!

*3冊に分かれていて「原始・古代史編」「中世・近世史編」「近現代史編」と分かれています

この参考書は本当にわかりやすく歴史の流れを理解でき、

最重要語句もしっかり頭に入れることができます。

まさに初めの一冊にぴったりの参考書です!

 

日本史のストーリーを覚えた後は、語句をストーリーと結びつけていく作業です。

日本史はざっくり言うとストーリーを覚えてそれに語句を結びつけながら暗記すれば終わりです。
後は補足的に資料集などで文化物の視覚的な特徴や、建造物や出来事の場所を覚えていくだけです。

しかし、語句を暗記すると言っても、
日本史には重要なものから超マニアックなものまで膨大な語句の量があるので、
それを最初から全て覚えようとしても、頭がパンクして日本史に苦手意識がついてしまいかねませんし、
そもそもマニアックな語句になればなるほど入試問題には出なくなるのでかなり効率が悪いです。

ですので、日本史の語句を暗記するときは、
「優先順位」を意識して、「段階的に」語句を身につけていくことを意識してください。

『時代と流れで覚える日本史B用語』(語句を覚える)

では日本史の語句を覚えるためのオススメ参考書をご紹介します。

『時代と流れで覚える日本史B用語』です!

こちらの参考書は、教科書と一問一答系参考書の中間的な参考書で、
歴史の流れと語句暗記を同時に行うことができます!

教科書ほどヘビーではないですし、
一問一答ほど無機質でもなく、体系的な語句暗記が期待できます。

また、左側のページには年表や地図、作品一覧などが載っているので、暗記の手助けになります。

さらに、右側のページは文章の中に、空欄・赤文字と語句の重要度ごとに分かれており、
重要な語句から段階的に暗記できるように作られています。

この段階的に覚えられるというのがこの参考書の強みなので、
一週目と二週目は空欄を覚える、三週目からは赤文字も覚えるという様に使うのがオススメです。

上記でもお話ししましたが、
「優先順位」を考え、「段階的に」暗記するため、はじめは基礎用語の定着を重視するようにしましょう!

日東駒専レベルの大学を志望している方はいかにこの参考書を仕上げられるかで合否が変わってきます。

他科目との時間配分は気にしつつ、時間の限りこの参考書に取り組みましょう!

『詳説 日本史B』(日本史を理解する)

MARCHレベル以上の大学を志望している方は、
『時代と流れで覚える日本史B用語』が8~9割覚えられたら、次は『詳説 日本史B』に入りましょう。

この参考書は堅めの文章で細かい語句まで網羅されていてかなりレベルは上がりますが、
基礎が固まっていれば問題なく進めていけると思います。

この参考書で意識すべきは、「日本史」を理解することです。

抽象的でわかりにくい表現ですが、

これまでの語句暗記や大まかに理解した日本史の流れを融合させ、理解を深め、日本史を完成させていく段階です。

『詳説日本史』の使い方としては、まずは基本に忠実に読み込んでみましょう。

初めの1~3周はかなり時間がかかると思いますが、根気強く読み切りましょう。

その際、
ページ下の追加情報の部分や資料の説明部分などは飛ばす、もしくは流し読み程度で構いません。

3週目あたりから細かい情報にも目を通して読んでいくようにしましょう。

ある程度知識をつけて、演習の段階に入る時期では、
教科書に載っていない新たな情報が出てくることもあると思います。

そういうときは教科書の該当ページに書き込んでおきましょう。

一度書き込んでおけば、
何周も繰り返し教科書を読んでいくうちに何度も目に入りいつの間にか覚えていたという状況を作ることができるかと思います。

そうやって自分専用の教科書を作り上げていき、
受験終盤期にはバイブルのような存在になっていることが理想的です。

資料集(理解を深める)

時間的余裕のある方におすすめなのが資料集での学習です。

資料集では教科書に載っていないことや、
教科書では深掘りされていないところが詳しく載っていたりと、
教科書の補助教材としては最適な一冊です。

この本は読み込むとかなりの時間を要するので、時間がない方は苦手な範囲ピンポイントでの学習をお勧めします。

教科書とは違い、「視覚的に」覚えられるというのが資料集の強みです。

文化史の作品なども人と作品名だけでなく作品自体も知っていた方が記憶にも残りますし、理解も深まります。

一つの語句に対する理解が深まれば、
その背景を知ることになり、
それはまた歴史の流れを覚えることにも繋がります。

最後に

以上が大学受験における日本史の勉強法です。

この勉強法が絶対に正解というわけではありませんが、
実際この勉強法で多くの合格者が出ているので、
これから日本史の勉強を始める方も、
もうすでに始めている方も、
ぜひ今回の記事を参考にして受験勉強に取り組んでください!

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