皆さんどうもこんにちは。武田塾大泉学園校です。
共通テストも終わり、国公立大学の二次試験まで約1ヶ月となりました。
そこで今回は、二次試験まであと約1ヶ月という中で教科別にどういった対策が必要になるのかを紹介し、
どんな参考書で対策すればいいのかをお伝えします。
英語
英語に関しては二つあります。
和訳・説明問題
英語の本文に下線が引いてある部分を日本語訳に直すという問題やその下線部を日本語で説明するような問題のことです。
この問題に関してよく言われることとして、「直訳じゃなくて、意訳が問われる」です。
確かに直訳ですと、文自体がとても堅い文章になり、意味が取りにくくなります。
そこでやはり英文を解釈し、意訳に直すという技術が必要になります。
したがって、まずこの時期に「英文解釈」に不安があるという人はその基礎をもう一度おさらいするということしてみてください。
まずは直訳から始め、しっかりと構文が取れて、だんだん慣れてきたら、意訳するという流れが一般的です。
また、英語長文ですが、大学によっては頻出とされるテーマがあったり、トレンドを意識したテーマの問題が出題されるという人は、そういった頻出テーマやトレンドに関して、ある程度の背景知識を入れておくと良いでしょう。
おすすめの参考書
〜英文解釈〜
①肘井学のための英文法(必修編・難関大編)
②英文解釈の技術シリーズ
③ポレポレ英文読解プロセス
〜長文演習〜
①国公立標準問題集 canpass
②毎年出る頻出英語基礎長文
③ポラリスシリーズ
④やっておきたい英語長文シリーズ
〜背景知識〜
①話題別英単語 リンガメタリカ
②レベル別英語長文問題 solution 最新テーマ編(1・2・3)
③FINAL時事英語
英作文
英作文は対策が遅れている人も多いのではないでしょうか。
英作文を出すという国公立大学は多いでしょうし、対策は必須です。
英作文の勉強としては、まずは「例文暗記」です。
和文英訳でも自由英作文でも、表現を覚えないことには書くことは難しいです。
ですので、まず例文暗記をして、表現を覚える・英作文の文法を覚えるということを徹底的にやって、その後演習をするという流れを行なってください。
おすすめの参考書
〜和文英訳・自由英作文〜
①ハイパートレーニング 和文英訳編・自由英作文編
②ポラリス 自由英作文
③竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本
数学
理系(数学III(微分積分))
微分積分はほとんどの大学で出ますので、参考書等で徹底的に演習をつんで、強みにできると他の受験生との差を広げることができるでしょう。
優先順位をつけて勉強する
理系・文系問わず言えることとしては、「志望校の過去問を研究して、頻出分野の優先順位づけを行い、それを元に勉強する」です。
参考書は、1ページ目からやればいいと思っていないでしょうか。
それは大間違いです。
多くの数学の参考書は、始めが因数分解等から始まりますが、正直どの大学でもほとんど出題はありません。
出ないところばかり勉強しても、実際の入試で点数にはつながりませんから意味はありません。
したがって、数学では文系・理系問わず、自分の志望校でやすい分野の勉強に徹することが点数につながるというのは自明なのです。範囲を絞ることで、完成度も高まります。
おすすめの参考書
〜地方国公立レベル〜
①文系の数学 実戦力向上編
②数学Ⅲ 重要事項完全習得編
③国公立標準問題集 canpass
④理系数学 入試の核心 標準編
〜最難関国公立レベル〜
①文系数学の良問プラチカ
②上級問題精講
③ハイレベル完全攻略
国語
論述問題
国語では現代文・古文問わず、多くの問題が記述問題となっていますので、やはりその対策に徹するのが賢明です。
国語の記述問題を解く際、本文を読めていても、どのように書き始めれば良いのかわからないという人が多いことでしょう。
ですので、闇雲に書くのではなく、参考書等で記述問題を解く際に必要な知識・テクニック・セオリー等を理解した上で演習を積みましょう。
おすすめの参考書
〜初学者向け〜
①船口の最強の現代文記述トレーニング
〜演習問題〜
①国公立標準問題集 canpass
②得点奪取 現代文
社会
論述問題
社会科目に関しても、出題のメインは論述問題になります。
しかし、国語の論述と明確に違う点は、その復習方法です。
国語の復習では、解答の丸暗記は全く意味がありません。
ですが、社会科目はその逆で、解答を丸暗記することが大切です。
というのも丸暗記することで、その表現は自分の表現のストックになり、使い回すことができるからです。
大学によっては、同じ問題を数年おきに出題することもありますから効果抜群です。どんどん覚えましょう。
用語を漢字で書けるようにする
特に歴史科目(日本史・世界史)ですが、用語はほぼ完璧に漢字でかけるようになりましょう。
記述ですので、漢字で書けることが前提なっています。普段の学習から意識して見るように心がけ、難しい漢字やよく間違う漢字等は書いてまとめておくといつでも確認できるようになります。
おすすめの参考書
・詳説日本史(教科書)
※教科書を使用する場合は、出来事・事件・戦争等の因果関係に注目することで論述対策になります。
・考える日本史論述
化学・物理
物理(力学・電磁気)
物理に関しては、「力学・電磁気」の問題を出題する大学はほとんどです。波動・熱力学・原子が年度ごとに出題されたり、されなかったりということが多いでしょう。
ですので、出るかどうかわからない波動・熱力学・原子を勉強するより、出題の多い力学・電磁気を勉強することは点数アップにつながります。
もちろん、これまでの学習で全ての分野を一通り押さえていることが前提条件です。
理系科目でも優先順位をつけて、勉強するということは重要になります。
化学
化学に関しては、大学によって出題される分野はまちまちなので、過去問を使用して頻出分野を徹底的にやり込みましょう。
この際も自分の中で、優先順位をつけて勉強することが重要です。
おすすめの参考書
〜物理〜
・漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本
・物理のエッセンス
・良問の風
・名門の森
〜化学〜
・大学Doシリーズ
・らくらくマスター化学基礎
まとめ
いかがだったでしょうか。
教科別に参考書を使った対策をご紹介しましたが、自分の志望校の出題形式や自分の苦手を潰す勉強をしてください。
今回紹介したのは、あくまで国公立大学を志望するみなさんに共通してあてはまる勉強法なので、何度も言っていますが、自分の中で優先順位をつけて勉強することが、得点アップの秘訣です。
これはどの教科に関しても当てはまることなので是非実践していただきたいです。
今回は以上です。ありがとうございました。