みなさんこんにちは！！！
武田塾荻窪校です。
今回は古文の敬語について
最初から最後まで説明させていただきたいと思います！！！
では
早速まいりましょう！！！
敬語の基本事項
☆敬語の種類
・尊敬：語の意味する動作の行為者を敬う
・謙譲：語の意味する動作の受け手を敬う
・丁寧：話の聞き手を敬う
☆敬語の訳し方
・尊敬：～なさる or お～になる
・謙譲：～申し上げる or お～する
・丁寧：～です or ～ます
☆本動詞・補助動詞の区別
・本動詞：補助動詞でない一般的に敬語動詞として意識されるもの（補助動詞を理解したら本動詞も理解できます。）
・補助動詞：動詞の下に連結して、尊敬か謙譲か丁寧かの敬意のみを付け足すもの（例：泣き給ふ…「給う」は「下さる」ではなく単に尊敬のマーカー）
☆敬語の組み合わせや特殊な敬語
・多方面：謙譲+尊敬+丁寧の順番になるルールがある。（例：奉りたまふ…謙譲+尊敬）
・絶対謙譲：二単語のみ…相手が以下に該当するなら必ず使う強力な表現
奏す：（帝・天皇・上皇）に申し上げる
啓す：（中宮・東宮）に申し上げる
・二重尊敬：敬語動詞+給ふ or 敬語動詞＋尊敬の助動詞…尊敬の意を重ねることによってより強い敬意を示す
前者：仰せ給ふ、思し給ふ、ご覧じ給ふ…
後者：「る・らる」：仰せらる、ご覧ぜらる…
「す・さす・しむ」：せ給ふ、せおはします…
（注）後者について、「仰せらる」のみ100％二重尊敬となるがそれ以外は文脈による。意味判定を怠らないよう。
以上が敬語の基本事項にあたります。
読解等進めていくうちに自ずと身につくことでしょう。
以降は敬語動詞の一覧になります。
かつて筆者がまとめたノートの複写となります。
どうか学習にお役立てください。
一目見たらわかると思いますが、意味上のつながりや形の類似性など意識して整理しました。
単語ごとに、上の3種類のどれに該当するのかを覚えてしまうと良いでしょう。（色分けしてあります。お役立てください。）
敬語動詞単語帳
いくつか覚えにくい複雑な単語もありますが
読解や問題演習を積んでいくうちにできるようになるでしょう。
みなさまの学習の一助になれたなら幸せです。
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