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早慶春の一大イベント!六大学野球「華の早慶戦」をレポート!

今回は、早慶志望の方にはぜひ知って欲しい、早慶ならではのイベントをレポートしていきたいと思います。

そこで5月末に3日間にかけて行われた東京六大学野球の早稲田VS慶應義塾の試合です。

早稲田VS慶應義塾、いわゆる早慶戦(慶應では慶早戦と呼ぶ)は「華の早慶戦(慶早戦)」と呼ばれ、東京六大学野球春秋リーグ戦の最終週に行われる野球の試合です。
その歴史は古く昭和初期から行われており、先に2勝した方が勝者となります。

 

※筆者は慶應側です。

 

今回の早慶戦は、慶應にとっては春季リーグ戦の優勝決定戦であり、早慶戦に2連勝で勝ち点を挙げれば優勝、早稲田に1敗すると立教大学が優勝という状況でした。
そのため慶應側の応援席は久しぶりに試合開始3時間前には外野席まですべて満席となり、立ち見客も多数出ていました。

特に土曜日は、慶應のOB会である三田会の団体予約席や幼稚舎・横浜初等部・中等部・普通部・志木高・SFC中高・女子高といった慶應の一貫校の生徒による団体予約席も多数あったため、あっという間に超満員になっていました。

 

早慶戦は試合だけではなく、両校応援部が主催する試合前企画も充実しているのが魅力の一つです。
例えば慶應側には芸能人が来たり、様々なサークル団体によるステージがあったり、応援練習を行なったり…といろいろあります。
中でも注目度が高いのは「陣中見舞い」と呼ばれる試合前企画です!

この「陣中見舞い」とは早大応援部の幹部が慶應側応援席に遊びに来て早稲田風のやり方で応援曲メドレー等を行うものです。全く雰囲気の違う早稲田の空気感を味わうことが出来ます。
そして、最後には、かつて早慶戦の人気低下によって動員数が減少した際に作られた「早慶賛歌」という曲を早慶両校の応援席で一緒に歌うことで終わりになります。

このように、早慶戦は単に戦うだけではなく、過去には暴力沙汰になって早慶戦が中止になるなどといった歴史を乗り越えて早慶両校の絆を固いものにするといった重要な意味合いがあります。

 

そうこうしているうちに「慶應賛歌」という曲とともに塾旗入場が始まり、試合前の両校応援部によるエール交換の時間となりました。
エール交換では1塁側先攻の早稲田大学による早稲田大学校歌が先に歌われ、続いて慶應側で塾歌が歌われました。
はい、この瞬間が早慶戦で1番楽しいという人もいるくらいに愛校心の高まる瞬間のようです。

 

 

まず事前知識として両校野球部の紹介をしておきましょう。
早稲田大学野球部は高校野球の名門早稲田実業からの内部進学者が多く、スポーツ推薦を通じて全国の野球名門校から入ってきた学生が多いです。
それに対し、慶應はスポーツ推薦が全くないので先発メンバーも多くが一般入試組であり、なおかつ浪人を経ている部員も多いためどちらかというと入学後に伸びる選手が多いようです。

 

【第1回戦】

早慶第1回戦がとうとう始まると試合後半までは両校ともにチャンスはあったものの中々点につながらず、0点のまま平行線が続いていました。ところが6回裏、ヒットや四球が重なり、慶應が満塁になります。慶應の応援席が最高潮に盛り上がりを見せる中、観客の期待に応えて清水(桐蔭学園)選手が満塁ホームランを放ち一気に4点をいれました。

これで勝ったと油断してしまうのが慶應生の悪い癖で、7回表に早稲田に5点返されてしまいます!
そのときの早稲田側の応援席は先程の慶應以上の盛り上がりを見せており、神宮球場は「紺碧の空」に包まれました。

しかし、優勝がかかっている慶應も今回ばかりは負けられないので巻き返します。
なんと次の7回裏にまた満塁、会場は再び熱狂、既に2アウト取られている中、慶應義塾が誇るエース柳町選手(慶應高)が逆転の満塁ホームランを放ち一気に逆転。
2回連続の満塁ホームランに会場がわく中試合はそのまま9回表を終え、両校追加点はなく1日目は慶應の勝利に終わりました。

【第2回戦】 

続く日曜日の第二回戦では慶應側は今日勝てば優勝と意気高らかになる中、激闘が繰り広げられました。
両校ともに点を取っては逆転し返すというシーソーゲームを繰り広げる中、7回から一気に早稲田大学の猛攻撃が始まり、一気に点差は倍に開いて12対6で慶應は敗れ、この時点で春季リーグ優勝は立教大学に譲ることとなりました。

【第3回戦】 

早慶戦はどちらかが2勝して決着なので月曜日に3回戦が行われることになりました。(慶應では大学から一貫校まですべてお休みです)

3回戦は昨日の猛攻撃の疲れがでているのか、早稲田が四球を連発し進塁させてしまうという状況が多々見られました。

そんな中、進塁無しで2アウトとなっていたところ、早稲田の四球の連発により再び満塁となりました。
そこでバッターに立った慶應義塾が誇るエース瀬尾選手(早稲田佐賀)がヒットを放ち一気に2点奪取。
その後も激闘を繰り広げ、4対3の僅差で慶應が勝利となりました。

この瞬間、慶應義塾大学の2季連続の早慶戦勝利が決まり、2カ月に渡って繰り広げられた東京六大学野球春季リーグ戦が閉幕しました。(優勝 立教 2位 慶應義塾 3位 法政 4位 早稲田 5位 明治 6位 東京大学)

 

今回は観戦レポと言っておきながら、早慶戦の試合前企画などの説明に文面を割いてしまったような気がしますが早慶戦の雰囲気は分かっていただけたでしょうか?

このように早慶では他の大学では味わえなようなことを味わうことができます!

ぜひ受験の関門を突破して来年は一緒に応援しましょう!!

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