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センター試験地理受験者に贈る!センター地理80点の壁を突破する方法

こんにちは!

御茶ノ水本校講師の鶴見です。

20161220-1

 

今回はセンター地理についてです。
特に6~7割でどうしても伸び悩んでいる方に、センター地理80点の壁を突破する方法について記述しようと思います。

まず、6割を突破しているということは、ある程度知識もあり、過去問やセンター形式の問題も解いてきた、と考えられます。(6割を突破できない場合は、単純に圧倒的な知識不足、演習不足です。「山岡の地理B教室」や「センター試験 地理Bの点数が面白いほどとれる本」などを2周し、知識をつけることから始めなければなりません。)

では、8割を超えるために足りないものは何でしょうか?

それは、

 

「知識の精度と整理」

 

だと思います。

 

えっ?じゃあ、教科書を隅々まで覚えればいいの?というと全くそういう意味ではありません。
センターでは用語自体が問われることはあまりありませんから。

重要なことは以下の4つ

知識を

1.「おおまかでいいから説明できるか」

2.「地図上でどこの地域の特徴であるか把握しているか?」

3.「ハイサーグラフなど、図と結び付けられているか?」

4.「地形図で表すとどのような特徴となるか?」

です。

順番に説明しますね。

 

1.おおまかでいいから説明できるか

センター地理の正誤問題において、例えば「U字谷」について問われるとき、「U字谷」という表現がでてくることよりも「氷河の浸食によって削り取られて生じた」といった表現の方がでてくることが多いのではないでしょうか?
このように、ただ用語だけ知っていても、それの説明ができないと点数に結び付きません。この穴を少なくするだけでも、点数は変わってきます。

2.「地図上でどこの地域の特徴であるか把握しているか?」

これが一番大事だと思います。例えば、イタリアのトリノは航空機で有名、という知識をもっていたとしても、トリノがイタリアのどのあたりかを知らなければ、その場所に例えばZという記号がついていても、「Zが航空機で有名である」と対応できません。

カッパーベルトという用語を知っていてそこで銅が取れることを知っていても、それが地図上でどこかを指せなければ、宝の持ち腐れです。そのため、系統地理の用語にしろ、地誌の都市名(かつ特徴)をすべて地図帳の該当箇所にマークしておくことが必要です。なるべく目立つもの、例えば黒のマッキーとかで記入すると分かりやすいです。

さらに、この作業を続けていくと、古期造山帯と石炭のマークが被ったりして、「古期造山帯では炭田が多い」といった知識の確認にもなったりします。

3.「ハイサーグラフなど、図と結び付けられているか?」

ハイサーグラフや雨温図に関しては、前の項でまとめたCfa、Awといった気候と組み合わせて覚えておくと、それに関する設問は大丈夫だと思います。
より重要なのはランキングでしょう。これを覚えることによってだいぶ楽になります。ただ、1位から5位までなんでもかんでも覚えようとするときりがありません。だいたい1位は中国かアメリカですし。
そうではなく、特徴的な国を覚えるようにすると効率的です。茶の生産量ランキングでいうと、スリランカとか。
ただ、この方法で、農産物、鉱物、工業製品などを覚えても、まだ出題範囲をすべて包括しきってはいません。正直、「産業ロボットの使用数」とかきりがないです。
そのため、最もさまざまなランキングに反映させやすい項目を覚えるのが、効率的ではないかと思います。それはGNI(国民総所得)です。これによって、国の発展度合いが大体把握できるので、少なくとも過去問でよく出てくる国のGNIや地域ごとのおおまかなGNIを把握しておくと、ランキングを推測によって解くことができます。

4.「地形図で表すとどのような特徴となるか?」

これは4つの中では重要度は高くないですが、落とせない項目ではあります。
地形図の問題は毎年出題されますが、地形図問題への最も良い対策は、「過去問をひたすら解き、解説をみて考え方を理解し、あとはひたすら反復する」ことです。ただ「地形図で表すと?」というのは大事な考え方なので説明します。
扇状地や三角州といった地形、特徴を知っていても、それが地形図でどのように表現されるか知っていますか?
これを知るのは簡単で、地図帳や資料集に載っています。一通りの地形について、把握しておくと本番でその地形についての地形図が出てきたときに大きなアドバンテージになります。

 

今回記述することはこれで以上になります。

地理に多くの時間を割ける方は、全体を通して今まで得た知識が上記を満たしているかの確認を、割けない方は、過去問を解き、過去問の復習をする際に参考書、地図帳、統計集をそばに置いておき、上記をもとに知識の復習をしていって下さい。過去問、問題集のすべての問題を通して、このように知識が整理されれば、おのずと8割突破に近づいていくと思います。

それでは、読んでくださり、ありがとうございました。

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