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【たまに読むならこんな本】第2回『カラフル』

こんにちは。武田塾御茶ノ水本校のフジです。

今回も休憩時間に読むと前向きになれる、そんな本を紹介します。

20160919-1

*『カラフル』(森絵都作 文春文庫)

★あらすじ
「おめでとうございます。抽選に当たりました!」いきなり見ず知らずの天使にそう言われた“ぼく”。
ぼく自身、自分が何者かよくわからないまま、天使にされるがままに輪廻のサイクルに戻れる“再挑戦”にエントリーされてしまう。
“再挑戦”の地で、ぼくは自殺を図った小林真という少年の体にホームステイする。
そこでの課題は自分の生前の罪を思い出す事。
期限以内に思い出せなければ輪廻のサイクルから外され、二度と生まれ変わることはできない。
果たしてぼくは自分の生前の罪を思い出せるのか、またぼくが犯した罪とは何なのか。

 

★お勧めポイント
小林真について何も知らないぼくは読者に近い存在と言えます。
しかし、違うのはぼくは期間限定とはいえ、小林真として生きなければならないという点。
物語が進むにつれ、小林真が自殺したくなるような状況が明らかになっていきます。
しかし、小林真として生きていくうちに気づかされることが増えていき、捉え方が変わっていく。
そんな過程が丁寧に描写されている作品です。
わたしが読んでいて気に入ったフレーズはこの本のタイトルがどうして『カラフル』なのかを教えてくれています。
ぜひ読んで見つけて気づいてほしいなと思います。
答え合わせがしたくなったら御茶ノ水本校までぜひいらしてください!お待ちしております(^^)/

では、またお会いしましょう♪

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