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【たまに読むならこんな本】第1回『てふてふ荘へようこそ』【新シリーズ】

こんにちは。武田塾御茶ノ水本校のフジです。

ついに9月が始まりましたね。

秋と言えば食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋!その中でもわたしは読書の秋に焦点を当て、
いつもは参考書と戦っている(?)皆さんに、休憩時間に読むのにおすすめの本を紹介していきたいと思います。

 第1回目の今回は読んだ後に前向きな気持ちになれる小説を紹介します。

タイトルは『てふてふ荘へようこそ』

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『てふてふ荘へようこそ』(乾ルカ作 角川文庫)

敷金・礼金なし、保証人も不要、2Kの間取りで家賃は1万3千円。
しかも最初の1か月は家賃を支払わなくてよい、木造アパート「てふてふ荘」。
そんな魅力的な物件と大家さんの人柄の良さに惹かれ入居を決めた主人公の高橋真一。
しかし、てふてふ荘には他にはない秘密があった
様々な事情を抱え、集まった6人の住居者。
人並み外れた同居人に振り回され、時には喧嘩しながら、知らず知らずのうちに変わっていく6人。
同居人の正体とは。てふてふ荘の秘密とは。

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*お勧めポイント

それぞれの部屋で起きる物語が短編集のようになっているので読みやすいです。
年齢も性別も職業も異なる人たちが集まっているため、それぞれの物語のテイストも異なり、
1冊の本でいくつもの物語に出逢うことができます。
わたしが読んでいて一番気に入ったフレーズは、これです。

『蛙には止まっている石ころが見えない。見えないから蛙の世界に石ころはない。
でも、本当はある。(中略)知覚できるものだけがすべてじゃない』

これはある部屋の同居人の言葉です。
自分が知らないから存在しないではなく、自分の目が蛙になっていないか疑うことで見えてくるものがある、そんなことを教えてくれました。

いかがでしたでしょうか?
またお会いしましょう。

 

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