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5.できない問題に×をつけているか?

数学を1000時間勉強したとしましょう。そうしたらさすがに偏差値、上がりますよね。みんなそう思いますよね。でも、上がらないことだってあるのわかりますか?1000時間勉強しても、模試の偏差値が上がらない。どんなことしたら上がらないんだよ。そんな上げない方が難しいだろって思うかもしれません。でも、結構単純な方法で、上げない方法があります。それは・・・

「1+1」を1000時間勉強する。

というものです。ひたすら1+1だけを1000時間やり続けたら、偏差値上がりませんよね。別に1+1なんて勉強してもしなくても元からできるわけですから頭が良くなるわけがありません。こんなのは無駄な勉強の代表例なわけです。こんなことするわけないだろうとみなさんおもうことでしょう。でも、ここま極端でなくても皆さんも似たようなことをしているひとは多いです。それが偏差値が伸びない理由、インプットの方法が下手な原因だったりするのです。
この話から私が伝えたいのは

「できる問題をいくらやっても偏差値は上がらない」

ということです。

「1+1」というのは「できる問題」の代表例。
つまり、できる問題はやるな。ということが言いたい。じゃあやるべき問題は、もうわかりますよね。

やるべきなのは「できない問題」なのです。できない問題をできるようにしていくことが、模試の偏差値を上げるということなのです。できない問題というのは、「これをできるようにすれば模試の偏差値が上がりますよ」と言ってくれているようなものなのです。だから、できない問題を大切にする。何回ぐらいできなくて、いつの時点で間違えたのかもできるだけ明確にする。そして、一度できるようにしたらそろそろできないようになっていないかということまで気をかける。そういう繊細な作業ののちに、たくさん知らない知識があった参考書が、そんな一冊が完璧になる、ということがまっているのです。
だから、どうしてもできなかった問題には「×」をつけてほしい。ノートに丸をつけるだけで、テキスト、参考書の方にしるしが付いていなくてどの問題が間違えて、どの問題があっていたのかがわからないなんて言うことにならないようにしてほしい。できなかった問題をできるようにするのが全てです。
現時点では入試問題は解けない人が解けるようになるためには、問題集でできない問題を少しずつできるようにして知識を増やしていかなくては受かるわけがないのです。その一問一問が合格へとつながっているのです。習った問題すらできるようになっていなければ、入試なんか解けるはずがない。間違えた問題は宝物です。×をつけ、大切にし、必ずできるようにしてくださいね。

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