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センター前後の過ごし方(国立大志望の参考例)!

センター前後の過ごし方

こんにちは、武田塾御茶ノ水本校です。

世間はクリスマスです、御茶ノ水本校も若干のクリスマス仕様になっています。

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高校が冬休みに突入した人がほとんどだと思います。

冬休みの過ごし方について、国立大学志望の人は今の時期に大学の過去問とセンター試験の過去問の取り組みのバランス等迷う方も多いと思います。

そこで、今回は浪人を経験したチーフ講師の冬前からの取り組み方の例を紹介します。

 

それ以外にも現役生で学校でセンターを自動的に受ける人、センター利用入試で合格を目指している生徒の方は少し長めですが是非読んでいただきたいなと思います。。

東京大学を目指していた講師の例なので得点率などは自分の大学に合わせて考える、もしくはどういうことをしていたのかに焦点を絞って参考にしてみてください。

東京大学を目指している生徒さんはこれだけの点数があっても二次試験への十分な対策がなければ合格は難しいことを頭に入れてみてください。

 

 

・現役時

 現役時はマーク模試では8割は取れていた。京都大学の工学部志望だったのでセンターの勉強は社会と国語を中心に行っていた。社会は地理を選択。模試では75~85の間を推移。地理は過去問をひたすら解いて間違えた問題はノートにまとめ二度と間違えないように心掛けた。直前のセンタープレでは8割を少し切った。しかし、志望大学がセンターの配分が低い学部なのであまり焦ることもなく本番に臨む。結果はトータル8割弱。京都大学工学部の配点で8割を少し上回る程度。リサーチに出すとボーダーライン少し下の判定。実際、志望大学がセンターの配点が少ないのでリサーチの判定はあてにならなかった。

 センター後はひたすら京都大学の過去問。願書を出していたのが、国立前期の京都大学工学部と国立前期の九州大学工学部。だめなら浪人と腹をくくって二次試験に臨んだ。結果は京都大学は惨敗。後期の九州大学は最低点に4点足らず惜敗。蓋を開けてみれば万遍なくセンターの勉強をしてセンターの理科で1問できてれば合格可能だった。後期の問題は前期の入試が終わり初めて目を通した。

 現役のセンター前後の過ごし方の反省点は、センター試験を甘く見て全体の勉強をおろそかにしたこと。あと、センター試験の後、少し緊張の糸が切れたこと。

 

 

・浪人時

 浪人を始めて二次試験に関しては京都大学は6月頃にはA判定が出ていた。しかし、志望校を東京大学に変えて、気のゆるみを許さない状況。マーク模試に関しては80~85%の間をさまよう感じ。科目別には英語はコンスタントに90%を取れ、数学、理科は85~90%、国語、社会は75~80%。センター試験の対策は直前にかけており、それまではひたすら二次の勉強。11月頃から地理に関しては過去問に手をつけ、12月にはすべての過去問に手を付けていた。12月頃はセンター:二次が3:7。1月に入り、センターが近づくにつれ2:8。直前二日間はセンターの勉強しか行わなかった。現役でセンターでこけた経験を活かし、どの科目に関しても10年分は追試も含め解いた。地理に関しては河合塾の黒本を3周した。もちろん、間違えた問題だけにしぼっての3周。センターは直前のつめこみにかけていたので、センタープレは8割を割る状況になっていた。そのときはさすがに焦り、センター対策に本腰を入れることを決意。英語は50分で解く練習を行い、本番では不正解の選択肢を切ることを意識。他の科目も時間を意識。結果は英語は満点、他の科目も合計で9割を超えた。センターも終わり、二次試験の対策をおこなった。具体的には過去問を解き、できなかった問題の原因をつきとめ、対策を基礎の問題で行った。結果は国立前期の東京大学は数学で惨敗。中期の大阪府立大学は合格。滑り止めの早稲田は合格。

 

 

・センター試験科目別勉強法

-英語

 もともと、現役時から9割は取れていたので、時間の短縮を意識。センターの対策を速読の練習と割り切り、50分で解く練習を繰り返す。本番は時間をかけ間違いの選択肢を、全て根拠をもって切ることをした。全体で70分かけた。

 

-数学

 数学は過去問を繰り返し、大問ごとの法則を見つけ出すことをした。特にセンター用の参考書はしなかった。現役時は薄い参考書を一冊こなすことで7割から8割に上げることに成功。それくらいにセンター数学は対策が立てやすい。

 

-現代文

 評論は問題集をこなし、確実に40点を切らない練習をした。小説はもともと得意な方だったので特に対策を立てることはしなかった。直前は評論20分、小説15分で解く練習をした。

参考書「きめる!センター国語現代文」

 

-古文

 一番苦労した。とにかく分量が多い。単語は一冊をひたすら繰り返した。文法は薄い参考書を一冊つぶしてあとは文章中で練習。

 

-漢文

 とにかく句形の暗記。暗記が終われば確実に8割は切らなくなった。過去問では10分で満点を取る練習。本番は浪人時は満点。

 

-化学

 無機と有機はひたすら暗記。ハンドブックを用いた。無機に関しては満点が確実に取れるようになるまで暗記。落とす部分は身の回りの化学の知識問題だけの状態まで過去問でもっていった。

 

-物理

 特別な対策はしていない。二次の対策をしていれば解けない問題はなかった。

参考書「物理のエッセンス」(センター対策);物理の知識をゼロからイチにする参考書

   「重要問題集」(二次対策);難関国立に対応可能

 

-地理

 センターの参考書をひたすらくり返し、過去問をひたすら繰り返した。間違えた問題はノートにまとめ空き時間で見返していた。本番前で9割を切らなかったが、本番は85点。

参考書「瀬川聡のセンター試験地理B 系統地理編 超重要問題の解き方」

   「瀬川聡のセンター試験地理B 地誌編 超重要問題の解き方」

 

少し長くなってしまいましたが、過ごし方、そして各科目の対策方法について書き並べました。

各自必要な部分だけ参考にしてもらい、御茶ノ水本校には様々な受験経験を持つ講師が揃っているので是非受験相談に来た際には、個人的な話も含めて聞いてみてください。

以上、武田塾御茶ノ水本校でした。

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