東邦大学 医学部 傾向と対策(数学)
1.試験時間 90分
2.問題構成
2012年度より小問のみの構成となり、出題数は15問。
3.傾向
解答は全てマーク形式である。東邦大医学部の数学は出題分野が幅広く、数IA~数IIIまで満遍なく出題されている。特にその中でも「微積」「ベクトル」は毎年必ず出題されている。基本~標準レベル問題中心の構成となっており、問題集でよく目にする典型問題が多く出題されているので、全く手を付けられない問題はほとんどないと思われる。
前半部分が基本レベル、後半部分が応用レベルとなっており、上手く処理しないと時間を要する問題が出題されているため、スピーディーかつ正確な計算力が要求される。
4.対策
東邦大医学部の数学の対策として、まず数IA~IIIまで全範囲をバランスよく勉強することが大切である。特に「微積」「ベクトル」は毎年出題されているので、使用している問題集でもまずは頻出分野から対策することをおすすめする。 小問1問を5分程度で解かなければならないので、日頃から計算スピードを意識して解く。
数学は高得点勝負になると考えられるので、ケアレスミスに細心の注意を払う。入試本番では前半部分を出来るだけ早く解き、後半部分に時間を使いたい。 過去問は最低10年分解く。ただし、2011年までの過去問と2012年以降の過去問において出題形式が大きく変わったため注意が必要である。過去問で間違えた問題の出題分野を問題集で必ず復習し完璧にする。さらに中堅~上位私立医学部(日大、昭和大、杏林大など)の過去問も最低3年分ずつ解くこと。
5.おすすめの一冊
「理系数学入試の核心 標準編」 Z会出版