こんにちは。武田塾御茶ノ水本校です。
今日は先日行われた小論文イベントの内容をまとめてみたいと思います。
その前に、ざっくりまとめると小論文とは...
①見た目は大切。
②内容も大切。
③考え方が重要。
さて、①の「見た目が大切」とはどうゆうことか。
中村先生は、イベントの中で「内容がどんなに素晴らしくても、それは外見によって固定されてしまう」といった趣旨のことを何度も強調していました。
それは、読んで欲しいと思うのなら、読んでみていいかなと思わせるような体裁を整えていなければならいとお話しをしていました。
例えば、誤字や脱字。小論文は、日記ではありません。採点をしてもらうものである以上、読めればいいものではありません。
さらに、句読点や句点をピリオドやカンマで書くのも正しくはありません。
また、解答用紙をマス目として使用するのか、原稿用紙をして使用するのかによって、しっかり使い方を区別しなければいけません。
なぜこんなにも体裁に注意をしなければいけないのかというのは、要はミスをしてい答案の方が得点が高いに決まっているからです。
採点官になって想像すれば簡単に答えが出ます。誤字・脱字だらけの殴り書きの答案と、ミスのない丁寧な字の答案があれば、どちらの方が印象が良いでしょうか?
内容の出来以前に基本的なルールを守っていることは、最低限のマナーです。
次に、②の「内容も大切」について。
小論文とは、自分の主張を伝えることです。
ただ自分の言いたいことをダラダラと述べたのでは、読み手に対して自分の主張はすべては伝わりません。
自分の主張がしっかりしたうえで、述べることが重要です。
イベントでは、ジブリの映画を例に出して、主張を伝えるのはどうゆうことなのかを説明していました。ジブリの映画といえば、少女が主人公で、主人公を中心に物語が展開して...といった様にある種定型化しています。この物語に隠されたテーマこそが、主張したいことであり、大切なのは、ハイライトではなく、そこに隠されたテーマを抑えられているかどうかです。
小論文の出題で、「ジブリの映画について論じなさい。」というものがあれば、それは、ただ単にストーリーを説明しなさいということではなく、そこにある主張について述べなさい、ということです。
内容が大切というのは、しっかりテーマを押さえているかどうかです。
最後に、③「考え方が重要」とは?
先ほどのジブリの問題にしても、自分の主張をどの様に組み立てていくのか。
中村先生の講義では、「マトリクス」を用いて、自分の主張を整理していきました。
文章は、一定の基準によって整理されている方が考えやすいし、読みやすいものです。その整理をするときに、個人によって整理する方法が異なると思いますが、様々な問題に対して自分の考えを整理することは、訓練することでしか磨かれません。
しかし、小論文に限らず、自分のもっている知識や技術を磨こうとするときには、実際にやってみて、より良くしていくしかないのかと思います。
武田塾の行う確認テストもまさに同じで、自分の間違えたところをしっかり確認することを趣旨としています。
「一冊を完璧に」は、どのような科目に対しても言えることです。
小論文に関しても、中村先生の添削を受け、自分自身の書く技術を「完璧に」することで、確実に合格に近付くことができるはずです。
小論文でもいわば、「一冊を完璧に」。
以上、御茶ノ水本校でした!