皆さんこんにちは。武田塾御茶ノ水本校講師のKです。
今回は
医学部志望である受験生の皆さんに
志望校決定についての記事を書いていきたいと思います。
武田塾で医学部受験生の皆さんと接していると
志望校を明確に決定できていない方が非常に多いように感じます。
「医学部に受かればどこでもいいから片っ端から受験しよう」
「まずは目の前の勉強を頑張って、最終的な自分の能力に合うとこを受験しよう」
と考えている方もいるかもしれませんが
これは、受験戦略として大きな間違いです！！！
受験校は今のうちから決定する必要があります。
なぜでしょうか？？？
理由①受験費用の計算が必要
医学部の授業料は
国公立こそ年間約50万円ですが、
私立の医学部となると、
最も安くて年間約300万円が必要になります。
大学に通うこと自体にかなりの経済的負担を要することは皆さんご存知のことと思います。
しかしそれだけだはありません。
医学部はその受験費用だけでもカネがかかるのです。
〇受験料
私立大学の場合、一般受験1枠に約35,000円がかかりますが、
私立医学部の相場は60,000円です。
センター利用でも40,000円という高さです。
参考までに、
筆者は私立大学を3校受験しましたが、1つの学校当たり複数の入試方式を利用したため、受験料だけで約400,000円の出費となりました。
〇入学金支払い
私大医学部の入試日程は
センター直後から2月の中旬までと
学校によって様々です。
すると当然、合格発表の日程もばらばらになってきます。
そして
最も重要なのは、入学手続きの締め切り日です。
医学部以外の学部もですが、
席の確保のために、「もしかしたら通わないかもしれない」大学に対しても
入学金等を支払う必要があります。
この入学手続き締め切り日が巧妙に練られていて、
同レベルの大学の合格発表日前に手続きの締め切り日を設定している大学が非常に多いのです！
しかも、私立医学部の入学金は安くても約300万円ですので
無計画に受験してしまった場合、
通いもしない大学に10,000,000円近くのお金を使ってしまうことにもなりかねません。
このように、受験にかかるお金だけでも
受験生一人では解決できない額になってくるのです。
そのほか、遠方の大学に通って一人暮らしをはじめる場合は
その生活費等も考えていく必要があります。
比較的時間に余裕のある今のうちから
保護者の方と経済的な事情を考慮した受験計画を立てるようにしましょう。
後編もお楽しみに！
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