こんにちは！武田塾王子校です。夏が終わり秋になりました。暑がりの人にとっては過ごしやすい季節に入りました。急に気温が下がったり気圧の変化で体調が悪くなることも多い季節なので、体調に気をつけながら過ごしてください。今日は医学部志望の方にフォーカスしてブログを書いてみたいと思います。医学部に行きたい人は医師になりたいと思って進学するはずです。入試の面接の際に、必ずと言って聞かれるのがなぜ医師になりたいかです。いますの時点でスラスラ言えるでしょうか？？もちろんまだ完璧に言える必要はありませんが、本番ではきちんと答えられるようにしないといけません。診療科についてもある程度は知っておいた方が良いと思います。細かい病気などまでは覚えなくて良いですが、がんや糖尿病など生活習慣病くらいは調べてもいいかなと思います。面接で少しでも話せる話題が増えるように、今日は各診療科について紹介していきたいと思います。それぞれの特徴を知ってもらって行きたい診療科が見つかってくれたら嬉しいです！
腎臓内科
慢性腎臓病やその原因としての糖尿病・高血圧・動脈硬化症など生活習慣病を診ていきます。将来の血液透析を遅らせるためにも腎臓内科は重要です。例えば、蛋白尿や血尿、尿量増加や減少・浮腫（むくみ）・高血圧・電解質異常など「腎・尿・ミネラル」に関することを診療していきます。
内分泌代謝糖尿病内科
糖尿病・脂質異常症などの代謝性疾患、および下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎などの異常による内分泌疾患が診療対象です。代謝疾患の診療では、必要に応じて循環器内科・腎臓内科・眼科との併診を行って動脈硬化症・慢性腎臓病・眼疾患（網膜症など）などにも対処し、肥満症・高血圧症などの改善も目指す包括的な診療を心がけます。内分泌疾患の診療においては、甲状腺など多岐にわたる領域に対し、脳神経外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、外科、また必要に応じて他の病院とも連携して診療を行います。
血液内科
白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫などの造血器腫瘍や免疫性（特発性）血小板減少性紫斑病、各種貧血などの非腫瘍性疾患まで血液疾患全般の診療を行います。腫瘍性疾患では、診断から治療まで一貫して行い、造血細胞移植（自家移植、同種移植）の必要な症例も、移植認定施設として自施設にて移植を行っています。
リウマチ・膠原病(こうげんびょう)内科
関節リウマチや全身性エリテマトーデスをはじめとする膠原病とその類縁疾患の診断と治療を行います。関節が痛い、筋肉が痛い、熱が下がらない、動くと息苦しい、眼や口が渇く、紅斑が出て痛い、手足がしびれるなどの症状や、特にこれらの症状がひとつだけではなく、いくつも次々に起きるときにはリウマチ、膠原病を鑑別に挙げていきます。
消化管内科
癌診療と救急医療を軸に、炎症性腸疾患や機能性消化管障害など多くの疾患について診療を行います。 癌診療については、食道・胃・十二指腸・大腸の早期癌に対する先端的内視鏡治療を、行っています。 また、外科、腫瘍内科など関係部署と協調して治療を速やかに行っています。
呼吸器内科
気管支喘息やCOPD (慢性閉塞性肺疾患)、慢性咳嗽、間質性肺炎、肺癌、呼吸器感染症、睡眠時無呼吸症候群、アスベスト肺など、呼吸器疾患全般の診療を行っています。禁煙治療も対応しています。
感染症内科
呼吸器、肝・胆道、消化管、腎・尿路、中枢神経系などの内科領域を中心とした臓器の感染症診療を主として行っています。皮膚や骨などの他領域の感染症に対しても、他の専門診療科と共同で診療を行っています。対象とする原因微生物も、細菌、真菌、ウイルス等多岐に渡ります。
循環器内科
心臓血管領域の循環器疾患を専門としています。狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患や動脈硬化症、各種不整脈、弁膜症、心筋症、心不全、高血圧、大動脈疾患、末梢動脈疾患など、多くの疾患をカバーする領域です。
緩和ケア内科
がんと診断された時、治療中、治療休止中の患者さん、心不全などのがん以外の疾病の患者さん、同様の疾患の地域医療機関にかかりつけの方、ご遺族の方を対象に、身体的な不快な症状、精神・心理的な問題、療養の場の選択支援、社会制度利用のサポート（医療保険、介護保険・福祉制度など）、（5）ご家族のサポート、（6）ご遺族のケアなどを提供しています。 がん診断の早期からQOLを維持していくことは、がん治療によい影響を及ぼし、生存期間を延長する効果も示され、近年、注目されています。病院内外のスタッフと連携し、緩和ケア内科、循環器内科、精神科医師、看護師、薬剤師、公認心理師、ソーシャルワーカーなどの多職種緩和ケアチームで行っています。緩和ケア内科はそのチームをリードしていく診療科です。
腫瘍内科
肺癌、消化器癌、乳癌など、いろいろな癌の化学療法を中心に、療養全般にわたる専門的な診療を行います。また、癌についての総合的なご相談を受けています。各分野の内科、外科など関連診療科の主治医と連絡を取りながら、治療を行っています。緩和医療については、同じ病院の緩和ケアチームと連携しています。
脳神経内科
脳神経内科とは、神経系、すなわち、脳-脊髄-末梢神経-筋肉の、器質的疾患すべてを診療する科です（ただしクモ膜下出血や脳腫瘍など外科的治療が主となる疾患は脳神経外科が扱います）。 従って、脳神経内科は、神経系に由来する症状すべてを扱うエキスパートで、頭痛、めまい、四肢のしびれ、脱力・筋力低下、歩行障害、構音障害・失語、物忘れ、意識障害・意識消失発作、複視などを訴える患者さんが治療の対象となります。 疾患としては神経難病や神経変性疾患に加えて、脳梗塞、認知症、てんかんなどが含まれます。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます！今回紹介したのは診療科の全てではありません。このほかにも外科や小児科などたくさんの科があります。それらについてはまた次回以降のブログで取り上げてみようと思います。皆さんのモチベーションが少しでも上がってくれたら嬉しいです！
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