こんにちは。武田塾王子校講師の木村です。2021年5月より講師、2022年2月より講師リーダーとして働かせて頂いております。
私のブログでは、特に旧帝国大学や早慶を始めとする最難関国立・私立と言われる大学の紹介や共通テスト・2次試験対策法、5教科7科目の勉強法を取り扱う予定です!
さて今回は、英語外部試験利用入試で受験することが出来る大学・方式について紹介したいと思います。
「英語が1番の得意科目で、大学受験本番も有利に戦いたい!」というPOSITIVE受験生、
「英語が最も苦手で本番の入試科目にあるのが怖い...。」というNEGATIVE受験生、
どちらにも有益な情報を提供します!
ぜひ最後までご覧ください!
英語外部試験の使われ方
ひとえに英語外部試験利用型入試と言っても大学や方式によって扱われ方が大きく変化します。
①見なし点型…スコア2300以上は8割扱い、2400以上は満点扱いなど大学が提示しているスコアさえ越えていれば英語個別試験を受けていなくてもその点数を保証される方式。
②換算型…スコアに応じて大学が点数を定める方式。
③加点型…英語外部試験のA1やA2などのCEFRを基準とした加点方式。
E.X.) A2なら5点加点、B1なら10点加点といった感じです。
④英語筆記試験免除…大学が予め定めている一定の基準を満たせば英語筆記試験が免除されるという方式。
以上の4つが主な英語外部試験の利用方法です。
①と②は出願時にスコアを提出し、試験日に英語個別試験を受け、どちらか点数が高い方が採用されることが一般的です。
ですが大学ごとに入試方式が僅かに異なるため、事前に自分の志望校を確認しておくと良いでしょう。
すべての方法にはメリットとデメリットがあります。
これから説明するためご自分に適した方法で受験するようにしましょう!
①見なし点型
メリット→確実に8割、満点扱いを明示しているので他の科目に集中することが出来る!
デメリット→英語で差がつきにくいため他の科目勝負となり、英語が得意な生徒にとっては不利。
②換算型
メリット→大体1点ずつ点数は変化するため高スコアを持っていると有利、英語で差がつけられる!
デメリット→英語が苦手だと寧ろ不利、どのぐらいのスコアを取ればよいのか不明瞭。
③加点型
メリット→加点のため、本番で少しやらかしても安心!
デメリット→CEFRの幅に含まれるスコア層が広いため高スコアを持っている人には特に有利ではない。
そのため他の受験生も加点を持っている可能性が大きい、差が付きにくい。
④英語筆記試験免除型
メリット→個別に英語の勉強をしなくて良い、他の科目に集中出来る!
デメリット→英語で全く差がつかないため、他の科目勝負となり、英語が得意な生徒は不利。
募集枠が圧倒的に少なく、競争率が高い。
①の見なし点型と④の筆記試験免除型は似ていますが個別試験を受けられる点で少し特徴が異なっています。
以上の点から英語が得意な受験生は①と②の方式が良いと考えられます。
私自身英語が得意で、②換算型を利用した方式で複数の大学から合格を頂きました。
特に②換算型は大学がすべて点数を決めるため受験生は自分の点数を知ることが出来ません。そのためスコアが2400以上など飛び抜けて英語に自信のある方は非常に有利な方式と言えるでしょう。
英語が苦手だが、他の科目はとても得意という受験生は④の筆記試験免除型が1番有効であると考えられます。
逆に得意な科目がない1つもない受験生は苦手を無くし各教科の平均点を底上げし、英語外部試験を利用しない方式で受験するのが良いでしょう。
近年、英語外部試験を利用する方式が増えたと言っても募集枠は依然として個別試験の方が多いです。
第1志望群の大学には可能であれば両方の方式を利用して挑んでみるのも良いと思います。
各大学で利用できる方式
続いて各大学で利用できる英語外部試験利用型について一部ですがご紹介したいと思います。
全ての大学を紹介することはできませんが、必要に応じてご自身で情報を集めてみてください!
私立大学
早稲田大学…商学部、国際教養学部、文化構想学部、文学部の個別試験に加点。
一般入試 英語4技能テスト利用型では文学部・文化構想学部で出願資格として提出が求められます。
上智大学…神学部、文学部、総合人間科学部、経済学部、外国語学部、総合グローバル学部、理工学部で利用可能。
「学部学科試験・共通テスト併用型」「共通テスト利用型」では加点。
「TEAP利用型」では換算型。
東京理科大学…グローバル方式において理学部第一部、工学部、薬学部、理工学部、先進工学部、経営学部で利用可能。
英語の資格・検定試験のスコアを出願資格とし、東京理科大の独自試験を実施して合否判定をする方式。
おすすめの大学
2022年現在、個人的におすすめの大学は立教大学です。
立教大学は英語個別試験を実施せず(文学部を除く)、共通テスト・外国語もしくは英語外部試験のスコアを点数に換算する方式をとっています。
英語外部試験と共通テスト、両方の成績を提出することもできるため外国語の入試科目においてしくじる確率は格段に減らせることが可能です!
立教大学は1回の試験で1学部1学科にしか出願できませんが、最大で5回試験を受けることが可能です。
つまり、立教大学を第1志望校と考えている受験生は5回、最低でも3回以上受けていると考えられます。
私自身、立教大学が第1志望ではありませんでしたが英語外部試験利用型入試があると聞いて1回受験しました。
このことから合格を何枠も獲得している受験生が合格発表とともに数多く発生すると考えられます。
また近年、立教大学では繰り上がり人数も1000人以上と多くなっており、合格発表も第4回まで存在します。
そのため合格する確率が高くなることが伺えます!
立教大学を受けるなら英語が一番得意な方は最低でも2300、理想は2400以上を取得することです。
2400以上は残り2科目の中の1科目が苦手でも安心できるスコアです。
反対に英語は苦手だが英語を除く2科目が得意な生徒は過去問で8割を取れるなら合格する確率は上がります。
どちらも7割程度だと合格は難しいと考えましょう。
参考までに2021年度に受けた私のスコアは2349で他2科目は8割を取れており、この割合で合格を頂きました。
掲示板などでも合格スコアや当日の得点率を上げている方が数多くいるので確認するのも良いと思います。
立教大学では級に関係なくスコアのみで点数を決めるため英検2級で高スコアを目指すか英検準1級で目指すかを見極めるようにしましょう。
まとめ
今回は英語外部試験利用入試で受験することが出来る大学・方式について紹介しました。
次回のブログでは、英語外部試験にも沢山種類があるためそれぞれの特徴・違いについて紹介したいと思います。
他にもたくさんの大学受験に関する情報を発信していきますので、志望校決定の際の参考にして頂ければ光栄です!
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