勉強に焦って睡眠時間を削っていませんか?
皆さんこんにちは、二月に入り私立受験、国公立二次の受験が始まってきましたね。共通テストがうまくいき順調な生徒さんもいらっしゃると思いますが、失敗してしまい焦っている受験生もいらっしゃると思います。
そんな皆さんに共通すると思いますが、睡眠時間を削って勉強をしていませんか?また、まだ受験生ではない一二年生の皆さんも模試の結果がふるわなくて睡眠時間を削って勉強しているかもしれません。実際に私も二年生の終わりまで睡眠時間を削って勉強していました。しかし、三年生になって自粛期間が始まり、睡眠時間を最低でも六時間に増やしたことで勉強効率が上がり、成績も上げることができました。
そこで今回は大まかに、睡眠時間を減らすことによる悪い点、昼寝の重要性、また睡眠時間を増やすための効率的な勉強スケジュールを紹介していきたいと思います。
睡眠時間を減らすことによる悪い点
ところで皆さん、睡眠時間を何時間とっていますか。よく睡眠時間は八時間以上とらないといけないと聞くと思います。これは個人差があり一様に決めつけてはいけないと思いますが、私個人的には最低でも六時間は睡眠をとるべきだと思います。よく皆さんは定期テストのたびに徹夜をして乗り切っているはずですし、一夜漬けでもそこそこの点数をとれていると思います。しかしこれは定期テストの話であって、受験とは全く違います。受験は定期テストと違って長丁場ですし、それゆえ長期記憶が求められます。ですので、最低で六時間は睡眠をとってほしいと思います。
皆さんは睡眠時間を削るとこでどのような弊害が生まれるか知っていますか。
ウェブサイト「キャリア教育ラボ」によると、「睡眠不足や睡眠の質の低下は、脳機能を低下させます。脳機能が低下すると学習パフォーマンスや学習意欲が落ちるだけでなく、心の病気や命にかかわる重大事故につながることもあります。」とあり、また「寝不足が続いたときに風邪をひいた、あるいは風邪の症状が長引いた経験を持つ方も多いでしょう。睡眠には身体の損傷を修復する作用があり、免疫力とも深い関係を持っています。」ともあります。さらによく言われることとして、記憶定着力の低下があります。
受験生は模試の結果や友達付き合いなどですぐに精神的にダメージを負いやすいと思います。そこで自分に適した睡眠時間をしっかりと確保することで精神的に楽になります。またせっかく勉強したのに睡眠をとらずにいると記憶に定着しませんので睡眠時間を削る事はとても致命的な弊害を生むことになります。
昼寝の重要性
前節で睡眠の重要性を紹介しましたが、昼寝もまた大きな利点を生みます。ウェブサイト「羽毛ふとん リメイク&リフォーム」によると「昼寝に期待できる効果 日中に昼寝の時間をとることは、どのような効果が期待できるのでしょうか?主な3つの効果をご紹介します。~中略~学習能力の向上~中略~記憶力の強化~中略~覚醒作用がある」とあり、受験生にとっては利点しかありません。
実際に私も昼寝を勉強スケジュールに組み込んでいました。昼寝をすることで頭がリフレッシュされますので、勉強がはかどります。
受験生の皆さんの中には、昼寝をしている暇などないと思っている人もいらっしゃると思いますが、眠たい中勉強をしても全く意味はありません。今では学校で昼寝の時間を作っている学校もあると聞いたことがあります。たった十分で構いません。この昼寝の効果を知れば寝ることの方が大事なのかもしれないと思っていただけたでしょうか。
睡眠時間を削らない勉強スケジュールの作り方
睡眠の重要性を知ってもらった後に、ここでは睡眠時間を削らない勉強スケジュールで実際に私がやっていたものを紹介したいと思います。
Ⅰ 起きる時間と寝る時間を固定する
Ⅱ 昼休憩後に昼寝の時間を確保する
Ⅲ 睡眠時間を最低でも六時間とるように勉強する
ⅳ 一時間単位でスケジュールを立てる
ⅴ 一週間に一日だけスケジュールを開けておく
この五つを気にしつつ勉強スケジュールを立てていくことをしていました。
まずⅠとⅢは互いに連動していて、睡眠時間を六時間以上とることを考慮したうえで起きる時間と寝る時間を固定してください。私の場合は夜二十四時に寝て、朝六時に起きることを固定して最低でも六時間の睡眠をとるように心がけていました。
次にⅡの昼休憩後に昼寝の時間を確保するですが、十二時に昼休憩を一時間はさんで、最後の十分は昼寝の時間に使っていました。昼休憩を取った後は必ず眠くなるはずですので昼寝の時間は絶対に作るべきだと思います。
次にⅳの一時間単位でスケジュールを立てるですが、私の休日の場合は朝六時に起きて諸々した後、八時から喫茶店に行って勉強を開始して八時には世界史の○○をして九時からは国語の○○をすると、細かく一時間単位で区切って勉強していました。よく完璧主義者になるなとか大まかに勉強スケジュールを立てるべきという人もいると思いますが、私は細かく区切った方が良いと思います。私の言う細かくとは、一時間単位で時間を区切ることと何の科目の何の参考書でそれを何ページまで進めるのかを決めることを言います。
ではなぜこんなに細かく指定してスケジュールを立てたかというと、大きく分けて二つあります
Ⅰ 時間に厳しくなり、追い込まれる
Ⅱ 逆算しやすい
この二点が言えます。
まずⅠの時間に厳しくなり、追い込まれるとは、一時間後には違うことをしなくてはいけなくその時間内でしっかりと終わらせなくてはいけないことになります。ですので、もしこの時間内に終わらせられなければ次々とスケジュールが押してしまい変更する時間と手間がかかってしまいます。また時間内に終わらせなければいけない焦りが集中力に変えられるので、記憶に残りやすくなります。
次にⅡですが、これは例えば三百ページの参考書を二週間で終わらせなくてはいけないとすると最初のⅴの一週間に一日だけスケジュールを開けておくを考慮して、十二日使うことができ一日に二十五ページをやれば終わらせることができるとわかり、スケジュールが立てやすくなるからです。
最後にⅴの一週間に一日だけスケジュールを開けておくとは、例えば日曜日だけスケジュールを開けておいて一週間でできなかったことを補うような日を作っておくことです。こうすることで完璧主義ではなく無理のないスケジュールを立てることができます。体調を崩してうまくいかない日も出てくると思うので絶対に一日は開けておくのが良いでしょう。
参考文献
「キャリア教育ラボ」 https://career-ed-lab.mynavi.jp/career-column/1256/#:~:text=%E7%9D%A1%E7%9C%A0%E4%B8%8D%E8%B6%B3%E3%82%84%E7%9D%A1%E7%9C%A0%E3%81%AE%E8%B3%AA%E3%81%AE%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%81%AF%E3%80%81%E8%84%B3,%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
「羽毛ふとん リメイク&リフォーム」 https://www.francebed.co.jp/umoureform/faq/sleep/nap.html
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