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【外部検定利用入試】入試を有利に進めよう!英検を取るメリット

こんにちは!武田塾新潟校です!!

 

 

さて、皆さんは「英検」が大学入試で重要になっているってご存じでしたか?

 

高校入試に際して3級を受けたことのある人も多いことと思いますが、実は大学入試でもとても有利になる資格なんです!

 

というわけで、今回は「英検を受けるメリット」について解説していきます。

 

 

 

english_reading

 

 

 

外部検定の利用パターン

 

英検をはじめとする英語外部検定の入試利用パターンは、主に以下の4つへと分けられます。

 

 

出願資格

出願条件として、『英検2級以上』『CSE 1825以上』『GTEC 960以上』という風に、一定水準以上の試験結果を求められるケースです。推薦入試の際に設定されていることが多いですが、一般入試でも出願資格として定めている大学・学部があります。

 

同じ大学であっても、学部や入試方式によって使用できる外部検定資格や求められるスコアが異なる場合があるので、志望学部と利用する入試ごとに入試情報をしっかりチェックしておきましょう。

 

例:立教大 一般入試
出願に英語外部検定試験(ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBT)のいずれかのスコア、もしくは共通テスト「英語」の点数が必要(大学独自の英語試験は実施なし、取得後2年以内のスコアに限る)

 

新潟大 工学部総合型選抜
出願に一定水準以上の英語外部検定試験スコア・級(ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBT、TOEIC L&R/S&W)が必要

 

 

得点換算 

英検2級を持っていたら80点、準1級なら100点……といった形で、保有する外部検定の試験結果を英語試験の点数としてカウントしてくれる制度です。資格のレベルによっては満点に換算してくれることもあり、高いスコアや級を保持していればライバルに大きく差をつけられます

 

一般入試によく用いられており、外部検定を一般入試で利用している大学の約6割が得点換算を行っているというデータ(※1)があります。

 

得点換算は他の利用パターンと併用されるケースもあるようです(出願資格に設定しつつ得点換算をする、等)。

 

例:駒沢大 全学部統一入試
B1以上の英語外部試験スコア(実用英語技能検定、GTEC、TEAP、TEAP CBT)を得点換算(取得後2年以内のスコアに限る)

 

 

加点

外部検定の資格に応じて、共通テストや個別試験の得点へ加点する方式です。英検2級なら10点プラス、準1級なら20点プラス……というように、保有資格に応じて段階的に加算されます。

1点の差が合否を分ける受験において、大きなメリットとなる制度です。

 

例:千葉大 教育学部、法政経学部等の一般選抜前期入試
一定水準以上の英語外部検定試験スコア(ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBT、TOEIC L&R/S&W 等)があれば加点

 

 

判定優遇/合否参考 

大学が指定する外部検定の級やスコアを持っていると出願書類の評価や合否判定で有利になる、というパターンです。

推薦入試で設定されていることが多いです。

 

例:筑波大 全学群、社会・国際(国際総合)学群等の学校推薦型選抜(共テ免除)
一定水準以上の英語外部検定試験スコア(ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBT、TOEIC L&R/S&W)があると判定優遇(スコアの証明書が有効期限内のもの)

 

帝京大 経済、法学部等の一般選抜入試
一定水準以上の英語外部検定試験スコア(ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBT、TOEIC L&R/S&W)があると判定優遇

 

 

資格を持っていないと出願すらできない!というものから、得点もしくは合否判定に影響があるものまで、多様な用いられ方をしていることが分かります。

 

 

外部検定資格を取るメリット

 

①出願資格をクリアできる!

 

②得点換算や加点、判定の優遇など、入試で有利になる!

 

③1回きりの大学入試と違って、複数回受験できる!

 

④得点換算される場合は、英語の試験を受ける必要がない場合が多い!

 

 

1回の試験で全科目の点数が決まってしまう入試と違い、いい結果を選んで提出できる点や、英語の負担が減って他の教科の勉強に時間を割ける点など、ただ入試で有利になるだけではないメリットがたくさんあります!

 

(※「取得後2年以内の試験結果でないと利用できない」という制限を設けている大学があります。高1で受けた検定が高3で使えなくなる場合もありますので、詳しくは各大学の入試情報をご確認ください。)

 

 

英検のメリット:他の4技能試験と比較

 

①入試への採用率が高い

全ての外部検定の中で入試採用率が最も高いのが英検です!
外部検定を利用する大学の内、一般入試では95%推薦入試では99%が英検を利用可としています(※1)。

 

それ以外の外部検定には、一般と推薦で採用率に差が出るものもあり、例えばTEAPの一般選抜の採用率は88%ですが、推薦では65%とやや少ない割合になっています(※1)。

 

一般・推薦の入試方式を選ばず、第1志望にも併願校にも使える――様々な大学の受験で潰しが効くのが英検と言えます。

 

 

②知名度が高く、参考書の数が多い

単語帳ひとつとっても、英検に特化して作られたものが数多く出版されています。

自分に合った参考書を選べるのも勉強する上では嬉しいポイントですね。

 

 

③級別に問題難易度が分けられており、勉強しやすい

TEAP、TOEFL、TOEICといった、合否判定ではなくスコアを認定するタイプの検定とは違い、英検は級によって段階的に問題難易度が分かれているため、自分のレベルにあった試験を選んで受験することができます。

 

勉強に取り組みやすいですし、「早い段階で2級が取れたから、もう少し頑張って次の受験回で準1級を取ろう!」というようなステップアップもしやすいはずです。

 

 

英検S-CBTを活用しよう

 

英検には、会場に集まってペーパーテストやスピーキングテストを行う従来型試験と、テストセンターでPCを用いて各技能の試験を行うCBT試験の2種類があります。

CBT試験には『英検CBT』『英検S-CBT』の2方式がありましたが、ことしの4月から『英検S-CBT』に一本化されました。

 

従来型試験の第1回検定期の申込締め切り日は既に過ぎてしまいましたが、S-CBTであれば今からの申込でも6月や7月の受験が可能です!

 

ここからは『英検S-CBT』試験の特徴を見ていきましょう。

 

 

英検S-CBTの特徴

 

検定期間内に同じ級を2回受験可能

各検定期間(4~7月、8~11月、12~3月)で、同じ級を2回までS-CBTで受験可能になりました。
従来型のテストと併用した場合、同じ期間で同じ級の試験を最大3回チャレンジでき、合格のチャンスが広がります。

 

S-CBTの申し込み締め切りは試験実施日のおおよそ1ヵ月前に設定されているので、「今回ダメだったから受け直したい!」という時の申し込みがしやすいのもメリットと言えます。

 

 

試験日を自分で選択可能

いくつかある試験日の中から好きな日を選んで受験できます。

従来型の英検の試験日に外せない用事があっても、S-CBTを申し込んでおけば別日に受けられるので安心です。

 

英検の公式サイトによると『原則、毎週土日開催だから、検定回ごとに受験する試験日を選択可能』(https://www.eiken.or.jp/s-cbt/lp_01/)とのことですが、現状ではテストセンターの設置数や試験開催頻度は地域差が大きく都市部になればなるほどテストセンターの数や開催日も多い傾向にあります。

 

受験する予定のテストセンターの情報は、前もって調べておきましょう。

 

ちなみに、新潟県唯一の新潟白山テストセンターでは、毎月1回のS-CBT試験開催となっています。

 

 

1日で4技能すべての試験を受験できる

従来型の英検では、1次試験に合格できなければ2次試験を受けられないため、仮に1次試験が不合格だとスピーキングのスコアが得られなくなってしまいます。

対して、1日で全試験が完了するS-CBTを受けると、仮に不合格であっても4技能すべてのスコアが獲得できます。

 

なぜスコアの有無が大事なのかというと、外部検定利用入試で英検を使用する場合、級数ではなく一定のCSEスコアが示されているケースがあるからです。

この場合、スコアが基準をクリアさえしていれば試験結果を利用できるので、合否よりもスコアが全技能で出そろっていることがより重要になってくるのです。

 

 

まずは2級合格を目指そう

英検公式サイト(https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/)によると、2級は高校卒業程度の難易度となっており、大学受験で出題される分野もカバーしているので、受験生にうってつけです!

 

また、英検2級では英作文の出題があるので、大学受験の二次試験で英作文がある大学の対策にもなります。

 

受験を念頭に入れて英検を受けるなら、取り組みやすく、入試問題の対策につながる2級から受験してみましょう!

 

 

おわりに

 

得点換算や加点など、英検にはさまざまなメリットがあります!

志望校の公式サイトをチェックして、入試で有利になるようなら取っておくと絶対にお得です。

 

従来型とS-CBT、2つの受験方式をうまく組み合わせ、自分に合った受験スケジュールを立てて英検取得を目指しましょう!!

 

 

 

※1 出典:旺文社.教育情報センター「外部検定利用入試 2021年は増加!」.
http://eic.obunsha.co.jp/resource/viewpoint-pdf/202102.pdf(参照 2021-05-12))

 

 

 

 

 

 

 

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