こんにちは、武田塾奈良西大寺校です!
先日、早稲田大学の入試において、2021年から大学共通テストの受験が課されるなど2つのトピックが発表されましたね。
センター試験の廃止、共通テストの導入によって私立大学の入試も大きく変わっていくかもしれません。
本日は、題して!
早稲田大学の入試科目が変わる?!~求められるスキルとは~
というテーマでお話していきます。
早稲田大学の入試はどう変わるのか
先日の発表によると、大きく2つの変更点があります。
1.受験生本人による文章の作成
出願時に下記のテーマについて、受験生本人が作成した文章の提出が課されます。
テーマ : 「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験
こちらは、得点としては加味されるわけではありませんが、受験生本人が自らこれまでの経験を振り返って、文章として表現する必要があります。
部活動やなど興味のある活動に参加するかと思いますが、「なぜその活動に参加するのか」を表現できなければいけません。
そのためにも、能動的な姿勢が大切になってきます。
人に言われたからやるといった受動的な姿勢では、上記のテーマに沿った経験や、そこから得られる気づきはありません。
まずは、興味を持ったことを気軽に始めてみてはいかがでしょうか。
楽しいと感じたことや夢中になれることを追求することで、「主体性」など大きな学びが得られると思います。
勉強でも部活でも、そのほかの活動でも何でも構いません!
好きなことを追求しましょう!
2.大学共通テストの導入
・政治経済学部
・国際教養学部
・スポーツ科学部
の3学部で、センター試験が廃止される2021年(現高1の受験年度)の入試から大学共通テストの受験が課されるようになります。
センター試験の廃止や大学共通テストの導入によって国公立大学だけでなく、私立大学の入試傾向も、今後大きく変化していくと考えられます。
各学部では、大学共通テストが下記のように活用されます。
政治経済学部
政治経済学部では、下記の4科目が共通テストで課されます。
①外国語(以下の中から1つを選択)
・英語(リスニング含む)
・独語
・仏語
②国語
③数学Ⅰ・A
④選択科目(以下の中から1つを選択)
・地理歴史
・公民
・数学
・理科
上記4科目が25点ずつ、計100点として評価されます。
1番目を引くところは、数学Ⅰ・Aが必須科目となっている点です。
また、英語の外部検定試験および学部独自試験もあります。こちらも100点で換算されます。
使用できる外部検定試験は現在検討中のようです。
学部独自試験は、日英両言語による記述式の長文読解の1科目が課されます。
国際教養学部
国際教養学部では、下記の2科目が共通テストで課されます。
①国語
②選択科目(以下の中から1科目を選択)
・地理歴史
・数学
・理科
共通テストの配点や学部独自試験(科目は英語)、英語外部試験の詳細などは検討中で、2019年度の初頭に公表予定です!
スポーツ科学部
スポーツ科学部では、3つ(A、B、C群)の利用方法が検討されています。
・A群(大学共通テスト2科目+小論文)
・B群(大学共通テスト4科目)
・C群(大学共通テスト3科目+競技歴調査書)
いずれの選抜方法でも大学共通テストは利用されるため、対策が必要になります。
大学共通テストの利用科目は2018年12月末に発表される予定です。
大学共通テスト導入の背景
大学共通テストは、これまでのセンター試験と比較して、科目に大きな変更はありません。
しかし、数学と国語でマーク式問題に加えて、記述問題が加わります。
そのため、高校で学習した内容について「知識・技能」だけでなく、「思考力・表現力・判断力」も求められます。
早稲田大学は、この「思考力・表現力・判断力」を、これまでの入試より重視していくよう入試改革を図っていくようです。
その入試改革の一環が、大学共通テストの利用という形で一部の学部で実施されることになりました。
知識を活用して、自分なりの考えや主張をしていくスキルがより求められます!
文系でも数学が必須になります!
政治経済学部で、数学Ⅰ・Aが必須科目になりました。
他の科目と配点が同じため優先度も低くすることができません。
つまり、文系であっても数学から逃げることができなくなりました...
数学は文系科目と比べても、対策に時間のかかる科目です。
数学の苦手意識が強い生徒さんもいるかと思いますが、基礎から立ち戻って勉強しなおすことで十分に得点源に持っていくことが出来ます。
数学の勉強法についてまとめた記事もあるので、コチラをチェックしてみて下さい!
今後の文系学部の入試動向について
今回、早稲田大学 政治経済学部で、数学が必須科目になることが発表されました。
今後、多くの文系学部・大学でも数学が必須科目となる傾向が広まっていくのではないでしょうか。
今回の発表を受けて、早稲田大学の入試がより「思考力・表現力・判断力」が求められるより難しい試験制度になっていきます。
そのため、早稲田大学など難関私大の受験を断念する受験生が増えて倍率が下がり、MARCHや関関同立、日東駒専や産近甲龍などの大学が今以上に人気になってくると考えられます。
一方で、各私大は近年、募集定員の削減を行っているため、募集枠が少なくなっています。
枠が少ない中でより優秀な生徒を獲得するために、各大学でも早稲田大学と同様に「思考力・表現力・判断力」を問う入試制度を導入していくのではないでしょうか。
まとめ
数学の必須化や、記述問題の増加など、受験生にとっては敬遠されがちな入試科目や制度が増えていくかと思います。
ですが受験生皆、同じルールの中で戦っています。
1日1日の積み重ねが、大学受験の明暗を分けます。
今からでも構いません!(思い立ったそのときが一番若いときです)
少しずつでも構いません!(ちりも積もれば山となります)
基礎からでも構いません!(基礎なくして応用はできません)
受験勉強を始めていきましょう!
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