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苦手な人が特に多い数学の勉強法について考えてみます

おはようございます!武田塾奈良生駒校です! 今日は数学の勉強法についてお話していきたいと思います!

数学の勉強の準備

皆さんが数学の勉強をするときに、準備するものは何でしょうか?
参考書あるいは問題集、ノート、筆記用具、消しゴムくらいでしょうか?
定規やコンパスを使っている人も時々見かけます。たしかにこれらを使うと綺麗で正確な図形が描けるのでノートの見栄えもよくなっていい気分になります。
が、注意してほしいこともあります。実際の試験でコンパスや定規の使用はほとんど認められていません。
つまり、本番では答案を作る際や余白で試行錯誤する際はフリーハンドで図形を描くことになります。
ですので、普段から定規やコンパスを使わずに図形を描く訓練もしておくとよいでしょう。

どの問題を選んで解くか?

準備が終わったら勉強に取り掛かりましょう。
といっても、今日は何問解くか、あるいは、どの分野の問題を解くかをまず決めなければなりません。
基礎が固まっていないうちは、いろいろな分野の問題を選んで解くのではなく、1つの分野に絞ってその日の範囲を決めるとよいでしょう。例えば、「今日は二次関数」「今日は確率」という感じです。
1つの分野に絞って勉強するメリットは分野ごとの問題の特徴や傾向がわかるということ、その分野の問題が出たら解けるという自信がつくことなどが挙げられます。
量については以前のブログで書いたように、無理のない量で5問なら5問、10問なら10問と決めてから取り掛かりましょう!
少し物足りないかな?くらいの量にするのがコツです!解き終わったあともう少しやってみよう!という気持ちになれるからです。

ノートの使い方

結構盲点なのですが、数学のノートの使い方は大事です!
僕がオススメする使い方は「左ページに答案、右ページに計算やメモ、試行錯誤などを書く」というやり方です。
こうして分けて書かないで式変形も計算過程もダラダラ長く書いている人がいます。
これは後で自分が見直すときにも見づらいですし、模試や本番の時の採点官にも悪い印象を与えかねません。
どこまでが答案に書くべき式変形で、どこまでが自分の計算用紙にとどめておく式変形なのかは、問題集の解答を参考に推敲するとよいでしょう。
ノートを2ページ分使うのでもったいないような気もしますが、それで成績が上がるならノートくらい安い買いものです。

問題を解く。答え合わせをする。

問題を解くときにはまず、問題文を読みます。当たり前のように思えますが、案外できていない人が多いです。
どういうことかというと、問題をサラッと読んで、
「あ、これ難しそうだなー、多分自分では思いつかないからさっさと解答読んで解き方を覚えちゃおう!」
とずんずん進んでしまう人がいます。
このサラッと読んでしまうことが非常にまずいのです。
サラッと読むと、その問題が「証明せよ」なのか「の解を求めよ」なのか「範囲を求めよ」なのか、はっきり認識できません。
問題が何をきいているか、はっきり認識しないまま解答を読んでも頭に残りません。
それから、答えを見る前に先ほど準備したノートの右ページで試行錯誤してみましょう。
実際の頭の中はこんな感じです、
「この問題は解を求めるのか。まてよ、この問題は定義域に文字が入ってるな。ってことは多分場合分けが必要になるだろうな。場合分け苦手なんだよなあ。解ける部分は少ないけど、与えられてる条件から直線の方程式ぐらいだったら導けるぞ」
この頭の中の独り言も右のページにメモしておくと良いです。
なぜなら、独り言を書き出して自分のわからない部分がはっきりした状態で、解答解説を読むと理解がしやすいからです。
「あ、さっきの場合分けってこうすればよかったのか!求めた直線の方程式はここで使えばよかったのか!」など発見が多くもなります。
試行錯誤と独り言メモが終わったら、解答を見て構いません。というより、見ましょう!
何時間もうんうん唸って考えることは、受験数学に関してはあまり効率的ではないからです。
答え合わせは、問題集の解答の記述と自分の記述のどこが違うかを丁寧に見ながら行います。
記述不足、誤りは消しゴムで消さずに赤ペンで書き加えていきましょう。後で自分のノートを見直すときに自分のできていた部分とできなかった部分がわかりやすくなるからです。

答え合わせで終わらせてはいけない

答え合わせが終わったら、今度は新しいノートのページに何も見ずに模範解答を再現できるか確かめてみましょう。

答え合わせだけで安心しきって解答の再現を行わないと、模試や本番の時に解答する力がつかないので要注意です!

終わったら、また答え合わせをして先ほどと同じようにして自分の間違いなどを確認します。
これらを繰り返して完璧な答案を作れるようになったらその問題はクリアです!

この勉強法の習慣をつけるには少し努力が必要ですが、成績はグンとよくなるはずですので試してみてください!

 

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