受験には、基礎が大切！！
基礎がいかに重要であるかについてお話していきます。
受験でよくある失敗の殆どが、基礎を軽視し基礎が完璧になっていないのに発展問題に取り組み成績が
伸び悩むといった失敗です。
特にこの失敗は早慶や旧帝大などの難関校、医学部等を目指している受験生に多いように感じています。
どうして基礎が重要なのでしょうか？
基礎の範囲と基礎を完璧にすることで到達できるレベル
ではまずは基礎をある程度完璧にすると、どのようなレベルまで到達するのかお話していきます。
今回は使用者の多い英語と数学を例にとってお話します。
まず英語の基礎についてですが、英単語・熟語・文法・簡単な英文解釈が基礎の部分にあたります。
システム英単語、ターゲット1900などの2000単語前後が収録されている単語帳どれか１冊
速読英熟語
NEXT STAGE やVINTAGEなどの文法系問題集参考書の文法と語法の範囲。
英文解釈の技術70 この4冊の参考書が基礎の部分にあたります。
実際これらの範囲を完璧にしているとセンター試験の英語に関しては140点は取れるようになってると考えられます。
またこの140点という点数は時間に余裕がないからであり基礎が出来た上で長文になれて時間内に解けるよう
になれば160点は各得できるようになるはずです。
続いて数学の基礎についてですが、各単元を全て網羅している参考書の問題がベストだと思います。
そしてキチンと理解できていることです。
参考書の例を挙げると武田塾のおすすめは基礎問題精講です。
高校指定のものでは黄色チャートやフォーカスゴールドなどがこれに当てはまります。
青チャートは少し難しい問題も含まれており若干基礎を逸脱していると思います。
ここで重要なのはこれらの参考書に出てくる問題が解けるようになりことは勿論前提として大事ですが、
解答や解説の意味をキチンと理解することがより大切です。
解答や解説を丸暗記しているだけでは数学ではその参考書を完璧にしたとはいえません。
例えば二次関数の最大最小を出す問題で何故最小値や最大値が上に凸や下に凸を参照するのか等、
関数の形を一般系から基本形に変換するとＹの最大値や最小値が決定するＸの値を導出できるのか、
といった理由を説明できなければならないのです。
ただ機械的に基本形に直して問題を解くだけでは足りないのです。
ただしこの理解するといった学習は独学では難しい部分なので疑問や質問点が出てくるかと思います。
塾の講師や学校の先生、成績の良い友達などにどんどん質問しましょう。
先に示した参考書がきちんと理解出来ればセンター試験数学は8割程度得点できるようになっているはずです
し、最難関大学でなければ2次試験数学でも十分合格点を取れるようになっているはずです。
何故基礎が重要なのか‼
さて続いては何故基礎が重要なのかについてお話していきたいと思います。
英語に関しては最終的に到達するゴールは長文を読めるようになることです。
ここでよくある誤りが先ほど述べた基礎の部分が完璧になっていないのに長文演習多くの時間を割くことです。
長文問題演習を繰り返すと長文問題を解けるようになるのでしょうか？
確かに何もしないよりは解けるようになると思いますが効率は劇的に悪いです。
というのも長文問題を間違える、あるいは読めない理由は文章において単語の意味が多く分からなかったり
文法事項が分からなかったり、あるいは1文の構文解釈が出来ていないことが原因です。
これらを解決する為に長文演習を行い分からないことが出てくるたびに確認するのは効率が悪くなります。
もしやってない範囲が受験本番で出てきたら困ります。
最初からやらないといけない量と範囲が定まっているのであれば先にそっちを完璧にしたらよいのです。
なので英語では基礎の単語と文法が特に大事なのです。
数学に関しては基礎の範囲を終わらせてきちんと理解していると応用は自動的に解けるようになります。
というのも数学の応用問題の殆どが基礎の問題の分野をまたいだ組み合わせ問題です。
基礎がきちんと理解できていれば初見の応用問題でも解けるようになっているはずです。
いやいや過去問を見てみると全く解けない問題もあるという方もいるかもそれませんが、二次試験の合格
平均点数はおおよそ6割です。
基礎を十分出来るようになれば解ける問題をまずは解けることが重要であり受験生皆が解けないような
問題は解けなくて構わないのです。
このような理由より基礎の学習が学力を高める最も効率の良い勉強なのです。
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