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武田塾で浪人する選択肢について本気で考えてみた!

浪人を考えている受験生のみなさん。
こんにちは。武田塾武蔵小杉校の三浦です。

 

今回は、武田塾で浪人することの意義について本気で考えてみたいと思います。

近年は浪人してまで自分の目標に挑戦するひとが減っているようです。そもそも、そんな時代に浪人してもっと勉強をしたいと思えるなんて、勇気のある素晴らしい考えだと思っています。

浪人することについては様々な意見があって然るべきです。それでも僕は、挑戦したいと少しでも思える受験生を応援したい立場です。だからこそ、個人的な意見であることを承知で浪人することの意義について語らせてもらおうと思います。

 

浪人をしたら成績は上がるのか?

浪人生には時間がある?

浪人生に時間があるかといえばそうではないです。勉強をしていればあっという間に時間は過ぎてしまいますし、逆に、小学生の夏休みのようにダラダラ過ごしているとそれだけで時間が過ぎてしまうので、高校の一年間に比べて圧倒的に短く感じると思います。そもそも4月からカウントすると受験まで10ヶ月しか無いのです(だからこそ、浪人を検討しているひとは、追加合格を待つ間も時間を無駄にしないように、情報収集をしながら少しずつ勉強を始めておくべきです)。

 

特に予備校で浪人をすると、朝から夕方まで授業を受けて、終わってからその予習や復習をしているだけで1日が終わるので、思っていたよりも自分がやりたいと思っている勉強をする時間は無いです。正直、高校に通うのと変わりがありません。授業に付いていけば生活リズムも整うし、勉強の量は確保出来るので、満足感もあるでしょう。ところが思っていたよりも成績が上がらない人が多い印象があります。

 

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浪人しても成績が上がらないのはなぜか?

なぜ浪人をしても成績が上がらないと言われるのでしょうか?

 

浪人生は、爆発的に成績を上げる人と、そこまで成績が上がらない人に二分される傾向があります。成績が上がらない原因を、生活が乱れてしまったり、悪い浪人生友達が出来たりといったことに求めることも出来ますが、僕の意見としては、なぜ自分の成績が上がらないのか、成績を上げるためには何をしなければいけないかを自覚しないまま、受動的に時間を消費してしまうことが根本的な原因だと思っています。

 

たしかに予備校の集団授業にもメリットはあって、自分にはモチベーションが足りなくて、面白い話をしてくれる予備校の先生と、一緒に授業を受ける友達と楽しく一年間を頑張りたい人であれば、集団授業の予備校で浪人をする方が向いていると思います。

 

しかし、成績を上げられるかどうかはあなた次第です。

 

武田塾の浪人生活

失敗した原因を分析して質の高い学習に臨める!

武田塾で浪人する場合も成績を上げられるかどうかがあなた次第なのは同じです。

 

ただし、武田塾の特訓では、毎週、自分に足りなかった課題点を分析してもらい、プロのフィードバックを受けて課題が本当に解決できているかを確認しながら、最短距離で課題解決の道を歩むことが出来ます。ある意味では、とてもストイックな時間です。

 

多くの浪人生は、現役のときに時間が無くて出来なかった、腰を据えた勉強に取り組むことが成功の秘訣になります。だからこそ、10か月という短い時間の中で漠然と問題を解いて過ごすような浪人生活を送って欲しくはないです。

 

自分に何が足りなかったのか、もし相談したくなったら武田塾の受験相談に来てください。必ず力になれると思っています。

 

無料受験相談

予備校よりも武田塾の浪人生の方が速い!!

浪人生は、どのようなスケジュールで今のレベルから第一志望合格までの成績を伸ばしていくいのか、長期的な計画を立てていかないと、本当に時間が足りなくて何も出来ないまま浪人生活が終わってしまうので気を付けて欲しいと思います。

 

大手予備校のスケジュール
一学期:基礎の徹底と深堀
夏期講習:前期の補足とおさらい
二学期:応用の練習
冬期・直前講習:予想問題や過去問の演習

 

どんな予備校でもそうですが最初は基礎の確認をしていきます。予備校であれば一学期がこれにあたり、夏期講習では一学期に扱えなかったものの補足と復習、二学期に入れば応用的な演習を行っていくスケジュールです。志望大学レベルの過去問研究は週に1~2回あるのですが、本格的な演習会は直前の講習になっていくので、どこかのタイミングで自分で過去問演習に取り組んで調整していかなければなりません

 

武田塾では、もともと時間が足りない子に向けて最短で基礎を固めることを考えて指導しています。授業が無い分だけ、時間がある浪人生は予備校のペースを追い越して、余裕を持って過去問研究に取り組めるところが大きなメリットです(そもそもライバルは他の浪人生ではなく優秀な現役生なのですけれど)。

 

本当に合格するための考え方

理想的な進め方は、上に出した予備校のスケジュールを全体的に前倒しにして、夏で応用の練習を終えて過去問の合格点を取れるようになっていれば理想です。秋以降は過去問の点数を安定させることに尽力して、確実な合格を狙いに行きます。

 

よく過去問で合格点は取れていたのにダメだったんですと相談に来るひとがいます。気を付けて欲しいのは、各科目で何回に一回合格点を取れているのかということです。

たとえば、私大三科目で各科目の合格点を超える確率が2分の1だったとしましょう。その場合2分の1の確立を3回掛けた8分の1の確率でしか合格できない実力という事になります。絶対に合格最低点を割らない科目が2科目あって、1科目は不安でも2回に1回は合格最低点を超える場合の確率は2分の1です。

受験の結果はそれくらいシビアに出てくるものなのでギリギリを目指さないようにしましょう。それから、ただ勉強をして実力を上げるだけではなく、何回解いても点数を安定して取れるように、確実な方法を整えて練習することが大事です。そのための練習時間まで見積もって計画を立てていくことが、確実に勝つために必要な思考方法です。

 

指導のイメージ:英語を例に

英語を例に考えましょう。

まずは最初に基礎を固めるのは同じですが、その前に去年の受験で何故点数が取れなかったのか、何故点数を安定させられなかったのかを分析します。

文法が出来なかった原因

たとえば、文法の勉強は一通りやったけれど本番で点数が取れなかった場合を考えてみましょう。よくあるケースでは、他の選択肢に引き摺られて失点するケースです。たしかに個々の文法は理解しているつもりでも、たとえば現在形と現在完了の違いであったり、仮定法を使う場合とそうで無い場合の区別など、それぞれ文法や語法の知識を使い分けられていない可能性があります。

 

その場合には、各分野ごとに問題を解く際の着眼点を明確化し、ひとつひとつの分野の解法を整理していくなかで、正しく整理した知識を身に付けながら点数を安定化させていく必要があります。闇雲に問題を解いても点数は安定しません。

 

また、文法や語法、空欄補充の問題などで難しいのは、細かいニュアンスが入り込むために、受験生が自分の先入観に気付けていないこともたくさんあります。そんなとき、武田塾ではリーズニングといって他人に説明する機会を設けて、本当に適切な理解が出来ているか、本番を想定した解き方が出来ているかを確認しながら着実な成績アップをしてもらいます。

 

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長文が出来なかった原因

予備校で構文解釈の勉強をしたけれど、長文が苦手で時間が足りなくて点数を取れなかったという場合を考えましょう。

 

この場合、そもそも構文解釈にはいくつかの目的があることを理解してもらい、自分がどの段階にいるのかを明確にして、目的を意識したトレーニングを積んでもらう必要があります。

 

構文解釈の一段階目は型を身に付けて、意味のかたまりを瞬時に見抜けるようになることです。たとえばSVOCなどの句や節の構造や、特殊構文は自動化して瞬時に見抜けるように、音読などのトレーニングを取り入れて構文解釈に習熟してもらいます。(正しい音読のやり方とか考えたことはありますか?)

 

次に、構文のカタチを見抜くのは速いけれど、文章の意味を取ることに時間が掛かる場合があります。文法的な面で言えば、日本語にはない英語特有の論理構造表現パターンに慣れていない可能性があるので、そうした読みにくい英語を読みやすくするための考え方(無生物主語構文や名詞構文など)を整理してもらい、柔軟に日本語を動かして理解する回路を養う必要もあるでしょう。テーマ理解の面で自分の教養レベルが足りていないのであれば、志望校の過去問を分析して、よく出るテーマの語彙力や読解のスキーム(※)を鍛えていく復習方法を取っていく必要があるでしょう。

※それぞれのジャンルでお約束事になっている考え方の枠組み。

 

細かくはいろいろあるのですが、ここでは割愛させてもらいます。このように英文解釈とはいえ、レベルごとに目標が異なってくることに気を付けて学習していく必要があります。

課題解決に時間を掛けよう!

このように何故、現役時代に点数が取れなかったかの原因を明確化しながら、それぞれ参考書を用いて、目的に適った方法で復習をしてもらうことになります。逆に言うと、出来ていることには時間を掛けず、出来ていないことにしっかりと時間を掛けて学習することが出来るので、確実に短期間で成績を伸ばすことが出来ます。

 

何のために浪人するのか?

浪人の目標を決めよう!

こうしたお話を踏まえて、最後に、一番大事なことをお伝えしたいと思います。それは具体的な中期目標を持つことです。

 

東京大学に逆転合格早稲田大学に逆転合格立教大学に逆転合格とかでは抽象的でダメです。その最終ゴールは当たり前で、それを具体化するために必要な目標を立てましょう。

たとえば、5月は数学の確率月間にして、確率ならばどんな問題が出ても絶対に最低限の点数は取れるようにすること。5月の英検で英検の準一級を取れるようにライティングとスピーキングを先に対策し、それと合わせて早慶に必要な英文法を深堀りして整理する。8月までに世界史は合格最低点を割らないように安定させるなど。

 

今から立てる目標だとこれくらいざっくりとしか立てられないと思いますが、この目標を達成するために、今週は何をしようか、ひとつずつ整理していくことが大切です。武田塾の特訓ではこうした具体的な目標として宿題のペースを管理していきます逆に目標を持たずにいると、細分化して勉強を具体化することが出来ないので、成績を伸ばすのは漠然としたシナリオに乗っかることでしか出来なくなってしまうでしょう。

 

浪人するからこそ、きちんと目標を持って有意義な一年を過ごしてください!

 

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浪人は贅沢な時間

蛇足ですが、自分にとって浪人の選択肢は自由を掴むためのチャンスでした。実際に浪人でやり直せる人はたくさんいますが、就職活動とか、結婚とか、その先の人生で綺麗にやり直すことが出来るのは受験勉強くらいなのかもしれないです。

 

いまとなって分かることですが、浪人のときほど贅沢な時間はありません。たとえば大学生になってから英語をペラペラになりたいと思って勉強しようと思っても、授業が忙しくてなかなか時間を作ることが出来ないし、バイトもしなければいけないと思うと毎日勉強するのは難しくなるのです。だから、浪人生の期間は、周りから全面バックアップされて自分のための勉強に集中出来るとても贅沢な時間なんです。

 

自分自身を成長させる浪人生活を!

本音を言えば、新しい浪人生には、ただ周りより遅れて大学に入る浪人生ではなく、自分自身を成長させるために価値のある時間を過ごした浪人生になって欲しいと思っています。

たとえば、英検準一級は受験のためだけでは無くて、英語をアウトプットして社会で使うための基礎作りだと思って取り組む。現代文のテーマ理解に向き合って教養を身に付ける。自分の行きたい学部を本気で考え直して、より良い選択肢を探っていく。他にも、グローバル化の問題を歴史を勉強しながら考えるとか、自分の雑な性格を直したいとか、努力をすることで自分に自信を付けるとか、少なくとも受験勉強の範囲を逸脱しないで、これくらいの付加価値を自分に付けることは出来ると思います。

せっかく他人とは違う経験をするのだから、より視野を広げるために行動をしていくひとが、最終的に受験の結果も付いてくる、そんな世の中であることを僕は期待したいですね。

まとめ

長くなりましたが、本日は武田塾で浪人する意義について本気で考えてみました。

 

結局のところ、浪人生活に意義を見出せるかどうか有意義に出来るかどうかもあなた次第です。もし、現役の受験勉強を反省したくなったら、ぜひ受験相談に来てみてください。時間は無いので、早めの行動が次の結果に結び付きます!!

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