【早慶GMARCH】文系の数学利用を本気で検討してみた

武蔵小杉校・

【早慶GMARCH】文系の数学選択を本気で検討してみた

 

 文系受験といえば英国歴史が一般的ですが、選択科目としては数学を使えることもあります。国公立では文系でもセンターはもちろん二次試験で数学必須の場合も少なくなく、私立大学でもこの動きが出始めています。

 今回は、文系の数学利用の有用性を本気で検討してみます。

 

  1. ・数学利用の背景① 早稲田の経済学部入試
  2. ・数学利用の背景② 私大の難化
  3. ・採点に関する基礎知識
  4. ・早稲田、慶応、上智
  5. GMARCH
  6. ・成成明学國獨
  7. ・日東駒専
  8. ・まとめ 結局のところ、数学利用は誰が得をするのか?

 

 

私立文系の数学利用に関する背景

ⅰ早稲田の数学必須化

早稲田大学の政治経済学部(政治学科・経済学科・国際政治経済学科)の一般入試で、数学ⅠAが必須になる、というのが話題になりました。

 この背景として、統計などを扱うために最低限の計算力・数学的思考力を学生に求めるというのが理由でしょう。

 実際、文系の学問でも統計は様々な場面で使われます。文学部に含まれることの多い心理学なども、人間の行動を抽象する必要があるので、統計的処理は欠かせません。

 経済や経営で数学を使うのは、わざわざ考えてみるまでもないことです。

 

 ちなみに、早稲田の共通テストで必要になる受験科目は以下の通り。これに外部の英語試験、学部の独自テストが加わります。

 

外国語(以下いずれか 1 つを選択)

・英語(リスニングを含む)

・独語

・仏語

国語

数学・数学A

選択科目(以下いずれか 1 つを選択)

・地理歴史「世界史 B」「日本史 B」「地理 B」から 1 科目

・公⺠ 「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」から 1 科目

・数学 「数学・数学 B

・理科 「物理基礎」「化学基礎」「⽣物基礎」「地学基礎」から 2 科目 あるいは「物理」「化学」「⽣物」「地学」から 1 科目

 

 でも、早稲田志望の人だけ数学を考えればいいのでは、と思われるかもしません。

 ところが、むしろ、文系の数学利用が検討されている理由としては、私大の難化が一因です。

 

ⅱ私立大学の難化

定員を超えた大学には補助金を制限する、という国の方針のため、私立大学が合格者を絞り、結果として難化している、という話は聞いたことがあると思います。

 ところで、この「難化」とはどういう意味でしょうか。

 毎年入試問題のレベルが大きく変わることはありません。問題自体は難しくならないのです。

 では、なぜ難しくなるのか。

 倍率が上がるため、合格に必要な点数が上がるのです。

 以前ならば60%取れれば合格だったところが、70%取る必要になるわけです。

 

 この対策として考えられるのが、数学利用。

 文系学部では歴史利用の生徒が多いため、歴史科目が得意でもあまり差がつきません。一方で、数学は利用者が少なく、平均点も低い傾向があるので、数学が得意な人ほど、他の科目に比べてリードを作りやすいことになります。

 その理屈について、簡単に説明しておきます。

 

偏差点評価について

私立大学で文系学部を受験する場合、一定以上のレベルの大学の多くは三科目の学力検査を行います。英語・国語の二科目に加えて、地歴公民数学から一科目というパターンが多いですね。

選択科目がある場合、当然ながら科目によって難易度の差が生じます。日本史と世界史でどちらかの問題に難問が多かった場合、何もしなければその科目を選んだ受験者が不利になります。それを解消するために、多くの大学では点数調整を行っています。

調整するための方法は大学によって異なりますが、基本的には「偏差値」に換算して評価をしています。

例えば、日本史の平均点が60点であれば、60点を取った受験者は「50」の偏差点を与えます。一方で、世界史の平均点が40であれば、こちらも40点を取った受験者は同じく「50」の偏差点を与えます。こうすると、「基準となる点数に対してどれだけ得点できているか」に基づいて評価ができるので、科目ごとの難易度の差を埋められることになります。

ところが、この偏差値換算は、常に平等な調整方法というわけではありません。なぜなら、偏差値は簡単にいえば、基準となる「平均点」からどれだけ離れているかが得点になるからです。

例えば、「平均点が70点の科目で80点取った場合」と「平均点が50点の科目で80点取った場合」では、校舎のほうが偏差点は高くなります。

もちろん、試験内容がそれだけ難しいということでもありますが、その科目が得意であることを前提にすれば、「平均点が低いほど差をつけやすい」ことになります。

では、実際文系学部の選択科目の数学の平均点はどうのようになっているのでしょうか。大学ごとに見ていきましょう

 

早稲田、慶応、上智

慶応義塾大学

経済学部では、

数学利用のA方式は、平均点が208.3点、合格最低限が207

地歴公民利用のB方式は、平均点が235.3点、合格最低点が243

数学と地歴公民選択で方式が変わりますが、数学が得意であればここで稼ぐという選択が出てきます。

ただし、総合政策学部の場合は数学利用のほうが他の選択科目より合格最低点が高く、環境情報学部は選択科目のよる合格最低点の差はほとんどなし、という状況だったようです。

出典http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/NS18_tokuten.pdf

 

早稲田大学

2018の選択科目の平均点を見てみます。

 

政治経済学部

日本史    41.205

世界史    44.373

数学        38.496

 

商学部

日本史    38.107

世界史    40.050

政治・経済 31.700

数学        12.850

 

社会学部

日本史    17.231

世界史    23.664

政治・経済             21.404

数学        13.847

 

国際教養学部

日本史    28.474

世界史    33.862

数学        23.208

 

これをみると、明らかに数学だけ平均点が低いことがわかります。

つまり、ここで平均を上回る点数が取れれば、英語や国語で高得点を取るより遥に有利に立てることになります。

 

出典 http://sodai.kawai-juku.ac.jp/exam/average.php 

 

ちなみに上智大学は科目別の平均点がわかりませんでした。

 

 

GMARCH

GMARCH、学習院、明治、青山、立教、中央、法政の中で、科目別の平均点を閲覧できるのは青山学院大学のみでした。

というわけで、青学の情報を見ていきましょう。

 

青山学院大学

青学では学部より傾向が変わるようです。下記のリンクから2018年のデータを見ると、得点調整をされた後の科目別の合格者平均点と、受験者平均点が算出されています。

https://www.aoyama.ac.jp/admission/undergraduate/guide/

 

文学部のデータだけ抜粋すると、下のようになっています。

 

英米文   仏文    日文    史学    比較芸術

合格/全体 合格/全体 合格/全体 合格/全体 合格/全体

日本史 61.8/48.7  60.5/48.8 62.5/49.9 62.5/52.9 59.8/48.4

世界史 61.6/48.4  59.9/48.5 62.0/47.8 63.9/53.7 60.8/49.7

数学  65.0/46.6     /45.6 67.0/49.7 64.5/52.8 67.0/48.4

 

合格者の平均点はどの学科でも数学が他の選択科目より高くなっています。

点数調整をかけているのではっきりとしたことは言えませんが、相対的に、「数学利用での合格者は数学で点数を稼いでいる」「日本史or世界史利用での合格者は英国で点数を稼いでいる」と考えることができそうです。

 

ただ、この傾向は学部によって異なります。経済経営のように、文系には分類されるものの数学を利用する学部については、むしろ数学のほうが合格者平均が低い傾向です。

文系数学=平均点が低い、という図式が常に成り立つわけではありません。青学での数学利用は、自分の行きたい学部も考慮することが必要そうです。

 

 

成成明学國獨武

成蹊、成城、明治学院、国学院、獨協、武蔵

この中では、科目別で点数がわかるのは獨協だけでした。

 

以下は獨協の英国+選択の合格最低点です。

獨協大学も、A方式は数学利用の合格最低点が低い傾向が見て取れます。

 

経済学部

日本史 221

世界史 221

政経 227

地理 210

数学 205

 

経営

日本史 222

世界史 219

政経 227

地理 225

数学 205

 

中堅私立でも、やはり歴史公民に比べると数学のほうが必要な点数が低いことがわかります。

出典 https://nyushi.dokkyo.ac.jp/nyushi/data

 

日東駒専

日本、東洋、駒澤、専修

この四大学では、駒澤だけが科目別の点数を公開しています。

学部学科によりますが、ここまでくると、数学の平均だけ他より低いという印象が薄くなってきます。合格者平均が非常に高い学科もあるので、少ない数学利用者が点数を押し上げている可能性もあります。

一方、問題の難易度も基礎レベルになるので、他教科より有利ということはなくとも、対策にかかる時間は少なくて済む可能性もあります。

 

参照元https://www.komazawa-u.ac.jp/exam/data/

 

 

まとめ 結局のところ数学利用は誰が得をするのか?

 

数学が得意科目であれば、数学利用がより有利になる、というのはお分かりいただけたかと思います。とはいえ、数学が得意なら、という条件はつきます。

もし数学が不得意なのに利用するとすれば、平均点を下げて他の人を有利にするだけ。引き立て役では仕方がないので、志望校のレベルに到達できるかを考える必要があります。

受験の数学は丸暗記では対応できないので、「学校では点を取れる」と気軽に選んでしまうと、後になって公開することも少なくありません。科目選びは慎重に行いましょう。

 

 

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