こんにちわ、武田塾向ヶ丘遊園校です。
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突然ですが、受験生のみなさんは過去問を解くときに時間を計っているでしょうか。
僕が塾講師をし始めてから驚いたことの一つとして、
「過去問演習の際に時間をしっかり計って解いていない受験生が意外と多い」
というのがあります。もちろん、勉強の段階によっては計らなくても良いこともありますが、一通り参考書を解き終えて大学別の対策を練るために過去問を解くときには計るべきです。
そこで今回は過去問演習で時間を計って解く意味を解説していきたいと思います。
過去問演習のときは時間を計ろう!
なぜ時間を計って解くことが大事か
なぜ過去問を解く際に時間を計ってほしいと言っているのか。
この理由は主に2つありまして、
・入試本番の難易度になるべく近い状態で解いてほしい
・自分が一番解きやすい時間配分を作ってほしい
からです。
入試問題は制限時間があるからこそ合格点まで取るのが難しいのであって、時間無制限でじっくり考えながら解いているんじゃ本来の難易度で問題を解くことはできません。
難しい問題を解く思考力を鍛える段階であれば無制限で解いても良いですが、参考書を一通り終わらせて入試本番の対策をするために過去問演習をするなら時間を計るべきです。
60分かけて完答できたからって本番20分で解かなきゃいけなかったら意味ないですからね。
またもう一つの理由は自分が解きやすい時間配分を見極めて欲しいからです。
各大問に何分くらいかかるのかは人それぞれなので、自分が一番解きやすい時間配分を過去問演習を通して探っていって欲しいです。
時間配分を決めるときには合計時間から見直し時間分の5~10分ひいて各大問に何分かけるかを計算すると良いです。
どんな試験でもミスは絶対するものだし、本番は問題傾向が変わっていて余計に時間をロスする可能性もあるので5分程度は余裕を持たせるのをおすすめします。
実際に僕は二次試験の英語・国語・生物・化学は見直しの5~10分程度を引いた上で各大問ごとに15~30分程度割り振って解いていました。
化学の理論は苦手だから少し多めに時間を割き、その分得意な有機は少し短めに時間を設定等自分の得意不得意で時間配分に傾斜をつけて解いていました。
特に二次試験の過去問演習では
・時間配分を決め、自分が決めた時間を過ぎたらどんなに悩んでいても切り上げて次に進むことを徹底する
・100%を目指すのではなく、合格点+5~10%をコンスタントに取れるかどうかを重視する
がとても大事です。
完答しようではなく、どの問題で何点とろうという意識で問題に向かいましょう。
時間を気にせず解くのは復習のとき
時間無制限で解くのは答え合わせをして復習をしているときにしましょう。初見で解いていまいち解法が思いつかなかった問題や読み取れなかった文章問題をじっくり解きなおすのも非常に大事。
間違えた問題が多いほど自分の苦手をつぶすチャンスなので、復習のときは時間を多めにとっていろんな方向から問題を考え直すようにしましょう。
二次試験の数学と化学、生物では解ける問題から手をつける練習もする
時間を計っていると時間内に全部の問題に手をつけられない大学、科目があるので自分が確実に点を取れる問題を取捨選択する力が大事になってきます。(特に理系科目)
なので、過去問演習を通して制限時間内に自分がどの問題を解けば確実に点を取れるか見極める練習も必ずしましょう。
例えば僕は150分で6題出題される数学で5割取らなきゃいけないなら150分で6題全てに手をつけるのではなく、
①1分ほどで6題を一通り見渡す
②6題の中でも指針が立ちそうな問題を2~3題選び出す
③その2~3題に全力投球(1題40~45分程度見積もり)。暗礁に乗り上げたら他の問題に変えることも視野に入れる。
④時間が余ったら残りの3題に少し手を出す
という方法をとっていました。合格点を取るためならこの方法が一番計算しやすく、余裕をもって解けると思います。(6題とも解けなそうなのが来ると焦りますが、、笑)
6問完答じゃなくて3問完答+部分点を目指しましょう!
まとめ
・過去問は時間を計って解こう。5~10分余裕をもって時間配分を決めよう。
・じっくり解くのは復習のときにしよう。
・実際の入試では問題の取捨選択が大切。満点ではなく合格点+10%を目指そう。
案外時間を計らず解いている受験生は多いです。
本番の入試で焦らないためにも時間配分等はしっかり決めて、時間を気にしながら問題を解く練習を積み重ねていきましょう!!
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