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【校舎長ブログ】センター試験廃止後の新制度について② 〜記述式問題の導入〜

盛岡駅から徒歩3分、大学受験予備校の武田塾盛岡校です。

前回のブログでは、”センター試験廃止後の新制度について①” について紹介しました。まだ読んでいない方はぜひチェックしてください!!
↓↓↓

https://www.takeda.tv/morioka/blog/post-127728/

前回のブログからセンター試験廃止後の大学入試新制度について紹介し始めました。
今回のブログでも引き続き ”センター試験廃止後の新制度について② 〜記述式問題の導入〜”
と題して、入試制度が具体的にどのように変化するかを紹介していきます!!

数学と国語で記述式問題が出題されます

現行のセンター試験は全てマークシート方式で実施されていますが、
共通テストでは一部で記述式問題が導入されます。
当初は国語と数学で実施される予定でしたが、
2024年度以降からは地理歴史・公民や理科分野にも広げることが検討されています。

国語の記述式問題は2度の試行調査とも3問が出題され、
複数の性質の異なるテクスト(本文)を関連づけて考える力が問われていました。
評価のポイントは、形式面・内容面の条件をそれぞれ満たしているかです。
また1度目の試行調査では、
解答文字数が多い(80~120字)第3問の正答率が1割にも満たなかったことを受け、
2度目の試行調査では正答の条件を複雑にしないようにするといった改善がみられました。

2018年6月に大学入試センターから発表された「『共通テスト』問題作成の方向性等」によると、
国語は20~30字程度、40~50字程度、80~120字程度を記述する問題
ぞれぞれ1問ずつ出題される予定となっています。

試験時間は現行のセンター試験の80分から100分に延長されます。
また記述式問題の評価は、マーク式問題の配点とは別に段階別評価が示されます。
小問ごとと記述式全体の総合評価が示されますが、
小問ごとには4段階表示、総合評価については80~120字程度を記述する小問のみ1.5倍の重み付けを行った上で5段階表示とすることが検討されています。

数学では「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」受検者を対象に、
「数学Ⅰ」の範囲から記述式問題が3問、マーク式問題と混在する形で出題される予定となっています。
試験時間は現行のセンター試験の60分から70分に延長されますが、
数学の記述式問題は段階別評価ではなく、
マーク式問題と合わせて合計100点の中で配点が行われることとなっています。

記述式問題の対策はどうする?

では、国語と数学それぞれどのように対策を進めればいいのでしょうか?

国語で求められる力は、
多様な文章や図版をもとに考えをまとめる力
その過程や結果について、相手が正確に理解できるよう根拠に基づいて論述したりする力
の2点が考えられます。

資料・図版を使った問題に関しては出題する大学も増えており
そのようなデータから客観的な根拠を示し、相手に分かりやすく伝えることができる
表現力の向上が求められています。

数学で求められる力は、
図表やグラフ・文章などを用いて考えたことを数式に表す力。
問題解決の方略などを正しく書き表したりする力。
の2点が考えられます。

国語同様、図表・グラフの正確な読解力や
資料から分かることを数学的に解答する過程を示しながら表現する力が求められています。

このような共通テストで求められる論理的思考力や読解力は、
短期間で身につくものではありません。
高1のうちから、ただ問題をこなすだけではなく「なぜ?」「ほかには?」
と考えながら学習に取り組むことを意識することが重要です!

また、ニュースなどの身近な話題を家族や友達と話し合うことも、
自分の考えを理由とともに表現する練習になるので、ぜひ実践してみましょう!!

まとめ

今回のブログでは、”センター試験廃止後の新制度について② 〜記述式問題の導入〜”
について紹介しました。

やはり2020年度からの新制度のキーワードは
”思考力・判断力・表現力” です!!
今回のセンター試験の中でも、新制度を見据えた新傾向の問題が多く出題されています。
特に高1生の皆さんは、制度変化による出題傾向の変化にも興味を持ちながら
対策を進めていきましょう!!

ただ、忘れていけないことが1つあります。
それは、各教科・科目の基礎基本の知識事項の獲得をしっかり行わなくてはならないという事実です!!
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