【校舎長ブログ】センター試験廃止後の新制度について① 〜大学入試はどのように変化するか〜

盛岡駅から徒歩3分、大学受験予備校の武田塾盛岡校です。

前回のブログでは、”隙間時間を有効活用できてますか？読書習慣を身につけよう!!〜”について紹介しました。まだ読んでいない方はぜひチェックしてください!!
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https://www.takeda.tv/morioka/blog/post-127599/

先日の平成最後のセンター試験を受験した皆さん
お疲れ様でした!!

各教科・科目で出題傾向や難易度の変化等あり、少し気になるとことではありますが、
私立大学の受験も1月下旬から本格的に始まりますので、
気持ちを上手に切り替えて私大受験・二次試験の準備に取り組みたいと思います!!

センター試験廃止後ってどう変化するの？

現在の高1生の皆さんが高3生になったとき
2020年度（2021年1月）現行のセンター試験が廃止され、大学入学共通テストが導入されます。
新制度に移行にあたって、上記動画では大学入学共通テストに関して
どのように対策を進めていけばいいかお伝えしています！
ぜひ参考にしてください!!

そこで今回のブログでは、
”センター試験廃止後の新制度について① 〜大学入試はどのように変化するか〜”
と題して、入試制度の変化の概要について紹介します。
なお、この大学入試の新制度については複数回に渡って紹介したいと思います。

大学入学共通テストはいつから実施？

センター試験は2019年度（2020年1月）の実施を最後に廃止され、
これに代わり2020年度からスタートするのが「大学入学共通テスト」です。
これまでのセンター試験と同様、1月中旬の２日間で実施されます。
今の高校１年生（2018年４月時点）から、この「共通テスト」（2021年1月実施）を受検することになります。

「共通テスト」は、現行の学習指導要領で学んだ生徒が受検する2020～2023年度と、
次期学習指導要領で学んだ生徒が受検する2024年度以降で、出題・解答方法などの制度設計を分けて検討されています。
導入当初の出題教科・科目は、現行のセンター試験と同様の６教科30科目が予定されていますが、
2024年度以降は簡素化する方向で見直されます。

変更する点について簡単に

現在のセンター試験からの大きな変更として、これまでのセンター試験になかった記述式問題の導入と、英語では４技能（読む・聞く・話す・書く）を評価することが挙げられます

また、新テストの導入にあたっては「知識・技能」だけでなく、
大学入学段階で求められる「思考力・判断力・表現力」を一層重視するという考えがベースにあります。
このため、現在のセンター試験でも実施されているマークシート式問題も見直しが検討されています。
2017年11月に実施された共通テストの試行調査（プレテスト）の問題では、
マークシート問題にも作問や出題形式にこれまでとは違った傾向が見られました。

例えば、複数の情報（文章・図・資料）を組み合わせて思考・判断させる問題や
高校での学習場面を想定した設定の問題が出題されました。
出題形式も、当てはまる選択肢をすべて選択する問題や解なしの選択肢を解答させる問題などがあり、
こうした問題の中には正答率が１割台にとどまったものも見られました。

2018年11月に実施された２回目の試行調査（プレテスト）では、
共通テストの狙いだけでなく、受験生の得点状況や採点など
実施面における実現可能性により配慮した内容で実施されました。
出題内容や形式などは前年の試行調査の傾向を踏襲していますが、
数学Ⅰ・数学Ａや国語といった問題量の多さが指摘された科目では、問題の文章量が減少しました。
また、正答率が低かった記述式問題では、国語では正答の条件を減らす、
数学では記述量の少ない出題にするといった変更が見られました。
前年の試行調査の方向性を踏襲しながらも、前回明らかになった課題を修正したという印象です。

このようにプレテストの中身から見ても分かるように
実施方法等含め試行錯誤している状況と言えます。