こんにちは。武田塾茂原校です。
今回のテーマは、文系学部の中で特に違いが分かりづらい、経済学部、経営学部、商学部の違いについてです。
(以前には理学部と工学部の違いについてもまとめました。興味のある方はこちらへ)
経済学部、経営学部、商学部の違い
経済学部
経済学部は、その名の通り、経済の仕組みについて学びます。
「ヒト・モノ・カネ」がどのように動くと、経済はどのように発展するのかなど、経済そのもののメカニズムを解明する学問です。
経済学は大きく「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」に分かれます。
ミクロ経済学とは、個人や家計、企業などの経済活動について分析する学問です。
それに対して、マクロ経済学はより大きな視点に基づいた経済学で、具体的には国家規模の経済について分析します。
経済学部は、一般的に文系に分類されてはいますが、数学の知識を必要とします。
特に微分・積分の知識は当たり前のように多用されますので、高校数学程度の知識は身に着けておきたいところです。
大学の講義でも出てきますので、入学してから、こんなはずじゃなかった・・とならないようにしましょう。
経営学
「企業」に注目した上で、様々な事業計画や従業員管理などについて、「どのようにすれば商品が売れるのか」「会社の業績が上向くか」と言った事について学ぶのが経営学です。
具体的にはマーケティングや人材マネジメント、会計等を学ぶ事が出来ます。
経済学部が理論寄りのアカデミックな色彩の強い学問であるのと比べると、経営学は比較的、実践的な学問と言えるでしょう。
商学部
商学部は、上記の通り、経営学部と非常によく似ています。
実際、呼び方が違うだけで、殆ど同じものであると言う説明をしているサイトも多数見受けられます。
強いて言えば、流通やマーケティング、会計と言った分野は、経営学部よりも商学部の方がより詳しく扱う傾向にあります。
また、経営学部は「企業」に注目して分析を行うのに対して、商学部は「商品」そのものに注目して分析を行うと言った説明もよく聞きます。
つまり企業が生産、あるいは提供する個々の商品はサービスに焦点を当てていく学問だと言う事です。3つの学部の中で最も実学に近いと言えるでしょう。
とは言え、上記の通り、商学部と経営学部に、そこまで大きな違いはないと考えて、差支えありません。
卒業後の就職先について
就職先にそこまで明確な差はない
上記の通り、商学部や経営学部の方が、流通、マーケティング、会計と言った実践的な内容を学ぶ事が多いです。その為、それらを直接的に活かした仕事がしたいと言う事であれば、経済学部よりも、経営学部や商学部に進学した方が、スムーズであると言う事は言えるでしょう。
しかし、実際に卒業後の就職先を見てみると、そこまで明確な差は見られません。
ですから、過度に就職状況を気にせず、自分が興味が持てる学部に進学する事をお勧めします。
また、就職先が気になるのであれば、学部で選択肢を絞ると言うよりも個々の大学、学部ごとに就職先を確認した方が良いでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか。
志望校を考える際、「どの大学に行きたいか」と言う事も非常に大事な要素です。
しかし、何を学んで、将来何をしたいのかと言う事を踏まえると、寧ろまずは学部・学科の選択が大事であるとも言えます。
志望校選びなどで、困っている事、相談したいことがある人は、是非、武田塾茂原校の無料の受験相談に起こし下さい。きっと力になれると思います。
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