こんにちは武田塾水戸校です。
参考書学習の方は順調でしょうか?
参考書学習に関して、
武田塾に通って進めている人
YouTubeやWebサイトのみで進めている人
など、様々だと思います。
今回は参考書学習を進めている人に向け、「一冊を完璧に」の本質に迫っていきたいと思います。
参考書は確かに万能なアイテムではありますが、使い方を違えると取り返しのつかないことになります。
そんなトラブルを防ぐためにも、このブログを読んでいきましょう!
何のために参考書を使用するのか?
この疑問の答えはズバリ・・・「自分の行きたい大学に合格するため」です。
入試本番で合格点を取るために参考書を使うのです。
受験勉強は入試本番で使える知識や解き方を身に着けるために行うものです。
受験勉強は長期間で進めていくものであり、いつの間にか目的が「知識や解き方を身につける」から「参考書をとりあえず終わらせる」という勝手な解釈に変わってしまう受験生も多いのではないでしょうか?
そのためにも「自分が何のために参考書を使用しているのか」を再度確認しましょう!
「一冊を完璧に」の真意
入試本番に使えるような知識を身につけるためには
① 何を身につければ問題を解けるようになるのか理解する
② 問題を完璧に解けるようにする
の2ステップが必要です。
実際に問題を解いてみて、解けるようになっていて、はじめて「一冊を完璧にした」といえるのです。
参考書使用上の注意
ここでは受験生が陥りがちな、参考書学習における失敗を紹介していきます。
英文法参考書の場合
英文法参考書は、「NextStage」や「Vintage」などがあります。
これらは4択の問題が多いと思いますが、ここでやってはいけないことが二つあります。
英文法参考書の学習でやってはいけないこと(4択問題の丸暗記)
1つ目は「4択問題の丸暗記」です。
割と初学者に多いのではないでしょうか?
なぜ4択問題の丸暗記がダメなのかというと、「完全に同じ問題が入試で出るわけではない」からです。
入試本番の「初見の問題を解く」という感覚は常に意識するようにしましょう。
英文法参考書の学習でやってはいけないこと(解説の丸暗記)
そして2つ目は「解説の丸暗記」です。
これに関しては、理解を深めることは重要なのでは?を思う受験生も多いと思います。
確かにそうですが、実際に受験においては「得た知識をどのように活用するのか」が重要です。
とどのつまり、使いどころが分からないと意味がないのです!
これらの勉強法に終始している人は、読解問題でつまずくことになります。
どのように英文法参考書を進めていけばいいのか
英文法参考書を完璧にするために、解説を読み問題文と選択肢を見て、本番で解ける人のプロセスを再現できるようにしましょう。
言い換えると、解説を覚えるのではなく、自分自身が解説できるというレベルにまで仕上げるということです。
このポイントを意識し、初見の問題にも柔軟に対応できるようにしましょう。
数学の参考書の場合
答えの式を覚えているが、問題文を見て自分で式を作れない人は注意が必要です。
こういった自分で式を考える力が養われていないと、共通テスト時に「瞬時に式が浮かんでこない」などの問題が起こり、結果時間が足りないといった結果になります。
文法にも共通して、「解答の丸暗記は避ける」ようにしましょう。
一冊を完璧にするために勉強ペース(4日2日復習法)
4日2日復習法というのは、武田塾で定められた勉強ペース配分のことです。
具体的には、
4日間:新しい範囲を進める
2日間:進めた範囲の復習をする
最終日:ちゃんと理解できているかテスト(確認テスト)+個別指導
復習をすることの重要性
このペース配分を見て、「2日間も新しい範囲を進めた方がいいのでは」と思う受験生もいると思います。
しかし、このような勉強法だと新しく入れた知識を入試本番まで覚えていられるでしょうか。
定期テストでは、「時間がなかったので、前日一夜漬けしたら高得点を取れた」という成功体験があったので、同じような勉強法で良いと思い込んでしまう学生がいますが、数か月後その範囲を覚えていますかと聞くと「まったく覚えてない」という言葉が返ってくると思います。
目標は、「定期テストで高得点を取ること」ではなく「入試本番で高得点を取ること」です。
「復習はいらない」という固定観念は取り払い、復習を組み込んだ勉強を進めるようにしましょう。
まとめ
・ 参考書の利用目的は「自分の行きたい大学に合格するため」
・ 「一冊を完璧にする」とは、問題を解くために必要な知識を理解した上で問題を解けるようにすること
・ 英文法参考書は「答えの丸暗記」と「解説の丸暗記」に注意
・ 数学の参考書は「式の丸暗記」に注意。自分で問題文を読んで式を立てられるようにする
・ 復習する日を設けることは知識を定着させるうえで非常に重要
ブログの内容はこちらの動画を見て頂けると、より理解が深まると思います。
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