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大学入試のしくみを知ろう《学校推薦型選抜って何?》

こんにちは、武田塾水戸校です!
今回も、入試の「型」と「しくみ」について書いていこうと思います!

大学入試には、共通テスト・総合型選抜・学校推薦型選抜・国公立大個別試験・私立一般試験と、様々な方式があり、それぞれに特徴があります。
受験生は志望校について考え始めた、という方も多いと思います。
まずは、入試の制度と特徴を知り、自分に合った方式を選んでいくようにしましょう。

四回目は、学校推薦型の選抜入試についてです!

入試の多様化が進むなか、学校推薦型選抜の入学者の割合は拡大傾向にあります。
一般選抜に次ぐ、もうひとつの受験ルートとして存在意義を増している学校推薦型選抜の基本的なしくみについて紹介していきます<(_ _)>

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公募制と指定校制

学校推薦型選抜の募集方法は大きく分けて「公募制」と「指定校制」の二通りがあります。

公募制推薦

大学が提示した出願条件を満たす人について、学校長の推薦に基づき、高校の成績や活動ぶり、面接や小論文、学力検査などを総合して合否を判定する試験方式です。
出願条件をクリアして学校長の推薦が得られれば、全国どこの高校からでも出願できる入試制度になります。
国立大は原則として公募制推薦で行われ、指定校制推薦はありません。一部の公立大では指定校制推薦を実施しているところもあります。また、「県内・市内の高校に限る」というように、出身地を指定する場合もあるようです。

公募推薦と指定校推薦の併用

私立大では全体的に公募制推薦と指定校制推薦を併用して実施している大学が多いようです。
指定校制推薦は大学が指定した高校から人数を限って出願を受け付ける入試制度です。大学は過去の入学者数や、入学後の成績などをみて高校を指定します。指定校制推薦では、事前に「高校内選考」があるので、実際の選抜は調査書が中心となります。指定校制推薦を受けようと考えている人は、進路指導の先生に、自分の高校にはどこの大学の指定校枠があるか確認しておくと良いでしょう。
なお、調査書については高校3年間の学習記録や生活記録などが記載されるようになっています。学習記録は「各教科・科目の学習記録」「全体の学習成績の状況」「学習成績概評」など。生活記録は「総合的な学習の時間の内容・評価」「特別活動の記録」「指導上参考となる諸事項」「備考」「出欠の記録」などでです。
2021年度入試分から、従来の「指導上参考となる諸事項」「備考」欄が拡充され、高校での学習における特徴、課外活動、取得資格・検定、表彰・顕彰等の記録などを詳細に記入してアピールできるようになりました。

 

最も重要視されるのは「全体の学習成績の状況」

 学校推薦型選抜の出願条件は、学業成績、現浪、併願の可否などであり、もっとも重要なのは学業成績です。学業成績は、調査書に「全体の学習成績の状況」または「学習成績概評」として記載されています。
 国公立大では、「全体の学習成績の状況」が4.0以上、または学習成績概評がA段階以上の大学が目立ちます(B段階以上の大学もある)。
私立大では、「全体の学習成績の状況」を3.2以上、学習成績概評をC段階以上としているところが多く、なかには4.0~4.5以上と高かったり、2.7 以上と低い大学・学部もあります。

 

「専願」に注意!

学校推薦型選抜では、他大学との併願が認められない「専願」という条件があります。
国公立大の学校推薦型選抜はほとんどが「専願」で実施されており、、私立大は全国的に見ると、首都圏の大学は「専願」が多く、関西地区は「併願可」とする大学が多いようです。「専願」の場合、合格すると入学辞退が認められないので要注意してください。

また、私立大の指定校制推薦も、原則として「専願」なので気をつけましょう。

 

選考は「書類審査+小論文+面接」が主流

学校推薦型選抜で最も典型的な選考方法は、「書類審査+小論文(作文)+面接」です。
小論文(作文)は、基礎的な学力の定着度入学後の適性などをみるための試験で、重要性が高まっています。
小論文の出題形式は大きく分けて①課題論述型、②文章読解型、③資料分析型、④教科密着型のタイプに分類されます。

①課題論述型 → 与えられたテーマについて自分の意見を書く力が求められる
②文章読解型 → 課題文が提示され、それを読み解き、文章を要約したり、関連テーマについて論述したりする
④教科密着型 → 特定教科の学力試験的問題になっているもの

学校推薦型選抜は、高校生活での実績が問われる入試です。
調査書の「学習成績の状況」や部活動の成績など、3年間の毎日の積み重ねを目に見える形でアピールできる人はチャレンジすべきでしょう。
ただし、国公立大では共通テストの得点を加味することも多いので、実績だけでなく、実力も兼ね備えている必要があります。
小論文・面接・口頭試問などでは教科の実力以外の力も問われるので、社会問題に敏感にアンテナを張り、自分の意見を論理的に展開できることが必要になります。

武田塾では小論文のコースも用意しています。
入試小論文の対策だけではなく、面接・口頭試問対策にも有効なので、推薦型の入試を考えている人にはお勧めです\(^o^)/

 

 

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