こんにちは!武田塾水戸校です。
10月も中旬、一気に寒くなりましたね。
今年から新しく始まる共通テストまで、早くも100日を切りました。
受験生の皆さんは、しっかり受験勉強を進められていますか?
英語や数学のように、問題の出方が大きく変わる科目があれば、センターとそんなに変わらないかな?という科目もあります。
特に、英語は長文の読解がメインとなるので時間配分などに苦戦している受験生も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな受験生のために「英語の入試の変更点」と皆さん苦戦しているであろう「英語長文の読み方」について書いていこうと思います!
まずは、以前のブログで共通テストとセンターの違いについてまとめたものを再掲します。
センター試験と共通テストを徹底比較!その1「英語編」
配点
センター試験:リーディング200点+リスニング50点=250点 → 圧縮して200点換算
共通テスト:リーディング100点+リスニング100点=200点
→換算方式は大学ごとに違う
構成
大問数 → 6問=センター試験と共通試験で変更なし。
出題内容 → 発音アクセントの単独出題がなくなり、すべて長文問題に。
webや雑誌記事、ブログなど日常的な文章が出題されます。
長文の難易度は、センター試験と比較すると簡単め
対策
難易度としては英検2級レベルなので、センター試験に比べて楽にはなる → 設問の形式がどうなるかや答え方は覚える必要があります。
(例)答えが複数ある問題 / fact(事実)かopinion(意見)かを問う問題
また、共通テストの段階では今までのように堅苦しい表現(文法・語法)はなくなる
→ 2次試験、私大受験では必要になる知識なのでいままで通りに勉強を。
今後の予測
現時点ではそこまで難易度は高くないテストですが、今後は長文の出題数を減らさずに難易度を上げていくことも予想されます。
高い情報処理能力が必要になり、相当な速読力がないと高得点が狙えない試験に今後はなっていくでしょう。(それでも難関大志望者からしたら簡単ですが・・・)
それに加え、「照らし合わせ」や「推測」といったTOEICのテクニックも必要になります。ビジネス英語の試験ではないのでGTEC、TEAP、英検の勉強をしておくと対策になるかと思います。(私大の英検利用入試の対策にもなります!)
まとめ
最初から二次試験を目指して勉強し、共通テスト対策は直前期から始めましょう!
センター試験と共通テストを徹底比較!その2「リスニング編」
時間・問題数・読まれる回数
大問数は4問から6問に増加。
時間はリーディング80分+リスニング60分 (※解答時間は30分)
英文が読まれる回数は前半2回、後半1回。
(1回目は全体像を聞き取り、2回目は細部を聞き取る・・・というやり方が良いそうです)
読み上げられる英語の種類はイギリス英語・アメリカ英語・非ネイティブの英語・・・と様々
難易度と対策
大問が進むにつれて、難易度が高くなる形式。特に、1回しか英文が流れない後半の文のレベルが高くなると予想。
問題形式もセンターと異なるため、やり方を知っていないと対応が出来なくなる問題が多い。
(例)音のひっかけ / 難しい言い換え / 問題に情報がなく、答えを推測させるもの
→解くためのルールを事前に把握する必要があり、それができなければいくら英語力があっても対応できない。ただし大問別にしっかりと対策していけば、解けるようになる問題。形式を詳しく知っている人が有利となる。
続いて、長文の読み方について書いていきます♪
【入試の英語対策!!】長文が苦手な人必見!! 森鉄式スキャニング法《基礎・共通テスト編》
英語長文のコツ・・・それは「スキャニング」です!
①スキャニングとは・・・?
必要な情報を文章から探し出すこと
友達と映画を見に行く時、「何を観に行くか」「いつ行くか」をもとに上映時間表と」にらめっこしながら日程のすり合わせをしていきますよね?
実はスキャニングって、それとまったく同じ作業なんです!
ですが、問題点が1つ・・・何の情報が欲しいのかが分かっていないと的確に抜き取れない(;´∀`)
②スキャニングの重要ポイント
1、長文の重要人物になりきる!!
その人の目線で、「何が必要か」を考えながら読みましょう
2、設問を記憶に残す
「いつ」「どこで」「誰が」「なぜ」を頭に入れて文章を読むようにすると、より正確なスキャニングが出来ます
まずは設問で何が問われているのかを頭に入れましょう。(可能なら選択肢も一緒に覚えると状況がイメージしやすいです)
3、全訳はしない
共通テストでは短い時間で必要な情報を抜きとらなければなりません。全訳しながら読んでいると、絶対時間がなくなってしまいます!!!
「問いに答えるのに必要な情報」のみを抜き取ることを意識してみましょう。
4、すべて理解する必要はない
図表系の問題→全部は読まなくてよい
文章系→読むスピードに緩急をつける。記憶に残した設問に関わるところはじっくり読んで、それ以外は流す
天気予報を見るとき、自分の住んでいる地域の情報だけ注目しますよね?森田先生曰く、その感覚に近いそうです。
このスキャニングが出来るようになると、長文問題を解くときに「時間が足りなくなて終わらなかった・・・」ということもなくなるのではないでしょうか?
是非、実践してみて下さい!!
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