総合型推薦とは?
そもそも総合型推薦とは?
ここ最近でネーミングが変更になり、
令和3年から総合型推薦という試験名に変わりましたが、以前はAO推薦と呼ばれていた試験の後継みたいなものです。
AOとは「Admissions Office」の略で
アメリカの入学管理局を指す言葉ですが、
日本では少し意味合いが変わってきます。
主に小論文や面接など学力試験によらない評価方法で入学者を選抜する試験です。
(一部学力試験を課す大学もあります。)
学校型推薦(従来の公募推薦)と区別されますが、違いがわからない人も多いと思います。
ざっくりいうと、学校からの推薦が必要な入試が「学校型推薦」、
学校からの推薦を必要としない入試が「総合型推薦」です。
だから、総合型推薦は自己推薦と言われることもあります。
総合型推薦に評定は必要?
結論から言うと、大学によります。
1で書いたように
学校からの推薦を必要としないのが総合型推薦ですが、出願基準に評定を設定している大学は多くあります。
しかし、評定が高い人ほど合格しやすいということはありません。
(仮に評定以外が全く同じ結果であれば
評定が決め手になるかもしれませんが…)
あくまで出願基準なので基準を満たしていれば出願はできますし、合格の可能性も十分あります。
実際、評定が高い人が落ちて評定が低い人が受かる場合もあります。
どんな対策をすればいいの?①
どんな対策をすればいいの?②
総合型推薦は「準備」がすべてです。
どれだけコミュニケーション能力が高くても、
成績がよくても、様々な受賞歴があっても、
大学に対して効果的にアピールできなければ
意味がありません。
大学のアドミッションポリシーを研究したら、
「自分がそのポリシーに合っている人物である」
とアピールできるポイントをまとめましょう。
まずはゴールの設定をして逆算して組み立てます。
大学を卒業して何をしたいのか。
⇓
そのために大学で何をしたいのか。
⇓
今まで何をしてきたのか。
若干いやらしい話ですが、大学が求めているのは
「大学を卒業後に活躍して大学の知名度を上げてくれそうな人」です。
ということは、大学卒業後のビジョンはとても大切ですね!
それを論理的に説明するための逆算です!
合格の決め手はコレ!!
ここで突然質問ですが、
総合型推薦で合格するために一番大切なのはどの試験でしょう?
大学の人と直接話す「面接」と考える人も多いのではないかと思いますが。
その答えは半分正解です。
実は一番大切なのは、「志望理由書」です!
面接では一人あたり5~15分程度。
この短時間でその人物がどのような人か
見極めるのはとても大変なことです。
だから、事前に志望理由書でどのような人か確認しておいて
本当にそのような人なのかを面接で「答え合わせ」します!
つまり、この志望理由書が魅力的でないと
そもそもあまり期待してもらえないことから、
かなり不利な戦いになってしまいます。
3年生からの準備だと遅い?
ここまでのお話しの中で事前準備の大切さをお話ししましたが、
ではいつから準備を始めたらいいのか?
もちろん早ければ早いほどいいです!
すでに将来やりたいことが決まっていてそこに向けて活動してきた人であれば、
それをまとめるだけなので3年生からの準備で間に合うかもしれないですが、
そうでない人は遅くても2年生までには始めたいです!
将来に向けて動いているとなると
高3から何か活動していても「付け焼刃」感が否めません。
早い時期から動いている人の方が説得力がありますよね!
総合型のみで受験しても大丈夫?
指定校推薦であれば校内選考を通過したらほぼ合格
(最近は大学の選考で落ちることもあります。)ですが、
学校型推薦・総合型推薦は落ちることも多々あります。
志望校が専願(合格したら必ず行かなければならない)だと
1校のみしか受験することができません。
併願可能な学校であれば複数校受験することもできますが、
全滅のリスクもあります。
そうすると推薦入試の結果が出るのがおおよそ9~11月で、
この時点で推薦が全滅となると
一般入試(1~2月)の対策をする時間はほとんど残されていません。
また、合格したとしても入学まで全く勉強していないと
一般入試で入学した生徒に大きく差をつけられてしまいます。
特に理系は入学後も理科・数学をガンガン使っていくところがほとんどです。
文系でも少なくとも英語は使います。
以上から一般対策を進めながら平行して推薦対策を行っていくのが、
一般的な戦略になります。
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自学自習を推薦する武田塾の仕組み
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