こんにちは！【日本初！授業をしない武田塾】京都北大路校講師の藤原帆希です。
今回は受験勉強真っ只中の皆さんが、およそ3年後に迎える就職活動の大まかな流れについてお伝えします！
就職活動とは
そもそも就職活動とは、文字通り「職に就く」ための活動です。皆さんが今までの人生で見つけた、やりたいことを実現できる会社で働くための活動です。ただ、大学受験と同じで「行きたい！」という思いだけではその会社に入ることはできません。企業はそれぞれ就職試験というものを設けています。その試験の内容と、就職試験を突破するために必要なことを皆さんにお話しします！
１．ES（エントリーシート）
皆さんが行きたい会社に志望するとまず最初に提出するのがES（エントリーシート）です。自分のプロフィールをはじめ、志望理由（なぜこの会社を志望したのか）や自己PR（自分の強み）を記載し提出します。まずは簡単にでも書いてみることをおすすめします。自分の今までの経験がその会社でどう活きそうなのか。自分の強みを活かして、社会のどんな影響を与えたいのかを盛り込むと説得力が上がるのではないでしょうか。また、書いてみたESを添削してもらうといいでしょう。大学のキャリアセンターの方、就活を終えた大学の先輩方、身近な親友や家族でもいいかもしれません。「自分の書いた文章が意図しない意味で他人に伝わってしまう」なんてことを防ぐために客観的に自分の文章を添削してもらいましょう。
２．Webテスト
ESと同時か、ESが通過すると受験するのが「Webテスト」です。私個人の感想ですが、「共通テストの数学」のようなものです。時間をかければできる少し難易度の高い問題を短時間で解かなければなりません。また、テストの種類も豊富で、企業ごとに異なります。皆さんの志望する会社がどんな種類のテストを課しているのか事前に調べたうえで対策しておく必要があるでしょう。
３．面接
続いては就職活動の正念場ともいえるでしょう。「面接」についてお話しします。みなさんがESとWebテストを突破した後、平均して3回ほどの面接が待っています。就職活動の面接では、ESで書いた内容を深掘られることが多いです。「この会社を志望した理由はなぜか。」「なぜそう考えるようになったのか。」「それはこの会社でしか実現できないことなのか。」といった感じでどんどん深掘った質問がされます。対策としては自分の書いたESに対して「なぜ？、なぜ？」といった深掘りを2.3度続けると、より論理的で、面接官を納得させられる返答ができるのではないでしょうか。また、受け答えのコツとして、「結論→理由→もう一度結論」という順で話すと相手により伝わる返答ができます。冒頭に長々と理由を話してしまうと「結局この人は何が言いたいんだろう？」と疑念を面接官に抱かせてしまいます。試験ではありますが、あくまで会話であることを念頭に置いて臨みましょう。受け答えに自信がないという人も多くいると思います。そんな人に私がアドバイスを送るとしたら、それは「慣れ」です。私も就職活動を始めた頃の面接では、すぐに緊張で頭が真っ白になってしまい、まさかの志望企業の面接官に励ましてもらったこともあります。（笑）ESと同じく、キャリアセンターや先輩方といった周りの人に頼って、繰り返し繰り返し練習することで自分の考えをうまくまとめて話すことができるようになると思います。
最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。就職活動は「苦手をつぶしながら自分を高める」という点で大学受験に似ている一方で、「難易度だけでなく、企業さんと自分の特性との相性も加味する」という点で大学受験とは異なるというのが、就活を終えた私の感想です。もちろん難易度の高い企業であるほど、好待遇である可能性は高いでしょう。しかし、それが自分のしたい仕事ではなかったとき、入社後大変苦しい時間になってしまう可能性もあります。定年までの40年間を添い遂げたいと思えるほどの仕事うや環境をを見つけることが重要だと考えます。そこで皆さんには、大学生という期間を「自分が心の底からやりたいと思えること」「どういうときに遣り甲斐や達成感を得られるか」といった「自分自身を知る時間」に使ってほしいと思います。
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