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【第1回武田塾模試を解いてみた!】~物理(理科②)編~

皆さん、こんにちは!武田塾京都北大路校講師の野中です。

前回に引き続き、今日は第1回武田塾模試の物理について僕自身が解いてみた印象も含めて解説していきたいと思います!

高得点を取る事を意識するよりも、今の自分の学習進捗状況・今後の自分の学習の課題点を把握するために活用してもらいたいです。

武田塾生の皆様は、問題をお手元に置いてご覧ください。

武田塾模試

全体的な印象

共通テストの問題作成方針に「どのように学ぶか」を踏まえた問題の場面設定を入れるという事が書かれています。生活の中での出来事から物理の問題に結びつける形が本模試でもいくつかありました。正確にデータを読み取ることを心がければ確実に得点につなげられますので、慣れていきましょう。出題範囲は力学、電磁気、熱が大問として出題され波動も小問で出題されていました。バランスの良い勉強が必要です。

大問1(小問集合)

問が全部で8問あり問題量が多いのでスピード感を持って解答できれば良いでしょう。

【問2】はモーメントの問題ですが数値が僅差だったので計算を強いられたのが少し面倒な印象ですがやっていることは単純なので確実に取りたい問題です。

【問3】が共通テストらしい問題です。既に述べた通りデータを正しく集める必要があります。今回はチラシに最高速度がのっており見逃してしまうと回答できませんので注意しましょう。また最後に+4し忘れた人も問題の条件を注意して読みましょう。僕はデータに線を引っ張って忘れないようにしています。皆さんも対策して下さい。

【問5】ですが律儀に計算しようとした人は物理の理解が足りてないです笑 オームの法則を変形するとI=V/Rとなるので抵抗が小さいほど電流は多く流れます(抵抗がなにか知ってれば当たり前ですね)並列は逆比の和であることを考えれば全体として並列である③が答えだと気づけます。このように単に公式を記号として丸暗記するのではなく、その意味を考えながら勉強することが大事です。

【問7】は新たな範囲でしょうか。僕の記憶では受験生の時にちゃんと地震について教わったことはない気がしますが波の共振などの知識があればグラフから読み取れます。苦戦した人もいるかもしれません。

【問8】も公式丸暗記では解けないようになっています。沸騰時間からJを求めることに気づければどうという事はないですが数値がないと思って焦ってしまうと解答は厳しいです。

大問2(熱)

こちらはかなり典型的な問題が並んでおり、勉強が進んでいる人は難なくこなせたかもしれません。Aの方はふたにおけるつり合いから始まり、ボイル・シャルルの法則を用いれば解答できます。なお、ボイル・シャルルの法則は状態方程式から導き出せるということは押さえておきましょう。Bに関しては定積変化、定圧変化の式を導出する問題です。誘導が丁寧であり、よくある問題なのでよく勉強しておきましょう。できれば誘導を見ずともどちらも求められるようにしておくと良いでしょう。

大問3(力学)

Aは球の放物運動についての問題です。この問題では基準点の選び方が重要になります。問1は水平方向が等速運動であることから求まります。問2はB地点の衝突直前の鉛直下向き方向の速度がそのまま鉛直上向きの速度になることを押さえて、鉛直方向、水平方向の運動で連立しましょう。問3で基準点選びが重要になります。いったん最高点になる場所を求めてからそこを基準にして再び落下運動を考えた人がいるかもしれませんが、非常に面倒です。ここはB地点を基準にとって式を立てるのが適切です。Bに関しては鉛直方向、水平方向ともに釣り合っていますが、水平方向は張力しか関係しないので水平方向で立式すると速く求まります。

大問4(電磁気)

Aは磁場に関する問題が続いています。(a)(b)は中学理科でも習います。N極から出てS極に入るという基本を押さえれば簡単です。(c)(d)は右ねじの法則の理解が問われています。これから複雑な回路を解く上で電流や磁場の向きは非常に重要です。必ず解答できるようにしましょう。全て基本問題なので勉強が進み次第解答できるようにしておきましょう。Bは実際に生活で応用されている技術について聞かれています。モーター・発電機の仕組みは出来れば図を含めてチェックしておくことをオススメします。

最後に

共通テストがどのような形式で出題されるかはまだまだ未知数ですが、理解がしっかりできている人はどんな形式がきても正解できます。
特に物理は公式がどのような運動や現象を表しているかという理解が必要です。復習をしっかり行って更なるレベルアップを目指してください!

 

 

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