【京都市の予備校武田塾】共通テスト（旧センター試験）の重要性

みなさん、こんにちは。武田塾京都北大路校講師の佐藤です。

今回は、「大学入学共通テスト（旧センター試験）」の重要性について、私が実際にセンター試験を受験した時のことを交えてお話させていただこうと思います。

そもそも、旧センター試験は1月の中旬頃に2日間にわたって実施された試験で、この自己採点結果によってどの国公立大学を自分が受験するのか（できるのか）が大きく変わってくる、というものでした。したがって、センター試験は大学入試において大きな第一関門だったということですね。出題形式などの変更は多くあるものの、大学入学共通テストも同様に、受験する（できる）大学を大きく左右する重要な試験であると言えます。

二次試験とどう違うのか？

受験大学を大きく左右する重要な試験、と上で書きましたが、どうして試験を２回も受けなければならないのかと疑問に思う人もいるかもしれません。

しかし。

各大学が独自に作る二次試験（個別学力検査）と大学入試センターが作る試験とでは、問われている能力が異なります。前者では論理的思考力、つまり「難しめの問題をじっくり考えて解きほぐし答えを導き出す能力」が求められ、後者で求められるのは「それほど難易度が高くない問題を素早くかつ正確に解く能力」です。もちろん、受験を控えている学生に1年間あるいは２年間かけて主に培っていってほしいのは論理的思考力なのですが、所謂その「記述式」の勉強だけではそれほど高得点が望めないのが大学入試センターが作る試験です。つまり、共通テストを高得点で乗り切るには、直前期にある程度それに特化した学習が必要である、とも言えます。

主要３科目の対策について

今回は英語・数学・国語の主要３科目の、共通テストにつながる勉強法について書きたいと思います。

英語

英語は、当たり前ですが「きちんと読めるか」が、カギです。そのために

①語彙力をつける　②文法は完璧に仕上げる　③英文を読むスピードを上げる　

これら３つのことが重要となってきます。①と②を同時並行でコツコツ進めていき、ある程度出来るようになったらより多くの英文に触れて③も意識しつつ学習を進めていくといいと思います。①と②の完成時期は早ければ早いほど良いと思うので、英語の勉強に悩んでいる人は文法問題集と単語帳を机の上に準備して、１問でも１単語でも進めていきましょう！！

数学

センター試験経験者が口を揃えて言う事、それはとにかく「時間がきつい！！」ということです。

限られた時間の中で正解を素早く導き出すには、普段のようにじっくり1問ずつに向き合うという勉強法だけでは高得点は狙えません。日頃から「素早く正確に解く」ことを意識したり、もっと簡単に答えを導くことはできないのか、などを考えてみると良いです。

国語

最後に国語。これを書いている私自身も苦しめられた科目です。。。

古文や漢文は知識の量が点数に反映されやすいですが、現代文に関しては一筋縄ではいきません。なんとなくで答えを選んでいては点数は伸びないんですね。直前期はスピードが求められますが、その前に解答の根拠はどこなのか・選択肢のどこが合っていてどこが間違っているのかを丁寧に確認しながら問題集などに取り組むと良いと思います。

最後に

傾向の異なる２つの試験（共通テストと二次試験）の対策をするのはしんどいかもしれませんが、自分の受ける大学の選択肢を広げるという点で新テストは非常に重要です。自分の将来のために特に受験生のみなさんは抜かりなく準備していきましょう！

最近は外出を控えている方も多いのではないでしょうか。天気がいい日でも外に出て気分転換したり春を感じたりできないのは辛いですよね。ですが、おうちにいる時間が増えている今だからこそ高校生を含め大学受験を控えているみなさんは、机に向かって勉強するのはもちろん、自分の将来についてじっくり考えてみてほしいなと思います。自分はどんな職業に興味があるのか。その職業に就くにはどの大学のどの学部を選択するのがベストなのか。その志望校に合格するには各試験で何割得点しなくてはならないのか．．．自分の夢を叶えるための目標を１つずつ（逆算して）たててみてくださいね。

ストレスが溜まりやすい状況ではありますが、うまく気分転換を見つけながら一緒に頑張りましょうね！！！