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英語おすすめの参考書!「英文法ポラリス1」の特徴や使い方を紹介!

「英文法ポラリス1」はどんな参考書?

英文法ポラリス1ってどんな参考書 

本書の目的は、共通テスト・日東駒専レベルの文法問題の演習を通じて、英文法についての基本的な理解を身につけることです。

 本書は文法の問題集ですが、「この一冊さえこなせば大丈夫!」というタイプのものではありません。もし難関大を目指すのであれば、例えば「Vintage」といった全範囲を網羅しているタイプの問題集を、今後こなす必要がでてきます。しかし逆に言えば、英文解釈の土台となるような基本的な英文法の事項を身につけたいと考えている受験生にとって、本書はたいへん役に立ってくれると思います。

 英語の勉強では段階を踏む必要があります。序盤で英文法の知識を網羅的に習得する必要はありません。その後の英文解釈の理解につながるような英文法の基本を身につけることが、まずもって大事になってきます。例えば「時制」や「仮定法」といった言葉を聞いたときにそのエッセンス、つまり本質をきちんと言葉にできるかどうかが、その後の英文解釈、ひいては長文学習の出来を左右します。本書の問題演習とその解説を通じて、英文法の基本をしっかりと身につけてもらえればと思います。

「英文法ポラリス1」の特徴

英文法ポラリス1の特徴

ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。

各英文法分野の本質がひと目で分かる「英語の核心」

 本書は問題集ですが、問題に入る前に各分野で気を付けるべきことがざっと説明されています。その際、覚えるべきルールや英語表現などもでてきますが、何よりも確認してほしいのが「英語の核心」と書かれている箇所です。
例えば「時制(1)現在形・進行形」と題される分野の「英語の核心」には、「現在形」=「現在・過去・未来系」と書かれています。あまり他の参考書では見ないけれども「そう考えれば良かったのか!」と思わされるようなその分野の「本質」が、簡潔な言葉で表現されています。もちろんそれだけ読めば良いというものではなく、その周辺にある解説も同時に読む必要がありますが、
勉強している時にこの「英語の核心」の部分を常に意識してやることで、全体の理解がスムーズになるかと思います。単なる「丸暗記」ではつまらない英文法学習を「楽しく」、学んでいってもらえればと思います。

多すぎず少なすぎずの演習量

 本書はあくまでも「問題集」です。単に英文法の知識や理解を得るだけでなく、それらを用いて実際の問題を解いていくことが本書に取り組む意義です。そして、本書に収録されている問題数は「375」です。これを聞いて「多い」と感じるか「少ない」と感じるかは人によると思いますが少なくとも言えるのは、他の「網羅系」と呼ばれる文法問題集と比べた時、本書の問題集は「半分以下」であるということです。
「そんなので本当に大丈夫なのか」と思われる方もいらっしゃるかと思います。結論から申し上げれば「大丈夫」です。なぜなら武田塾のルートにおいて本書は「基本的な英文法の理解」と「英文解釈」の橋渡しとして、位置づけられているからです。
この段階で英文法の網羅的な知識・理解を得る必要はありません。とはいえある程度の知識と理解を得ていなければ、英文解釈の際に困ってしまいます。その意味で本書の「375」という問題数は、量として「ちょうどよい」ものです。この量をまずはしっかりりとこなすことで、これからの英語学習の土台をつくっていただければと思います。

「英文法ポラリス1」の使い方

英文法ポラリス1の使い方

①「英語の核心」を軸にして各分野の解説を読む

 本書は問題集ですが他にはない優れた解説も、本書の重要な特徴です。問題に取り組む前に、各分野の解説部分をしっかり読みましょう。その際最も意識してほしいのが「英語の核心」という箇所です。各分野の「核心」が端的にまとめられています。他にも覚えるべき細かい知識もいろいろ書かれていますが、この「英語の核心」を軸にしてそれらを覚えるようにすれば、単なる「丸暗記」にとどまらない「本質の理解」を経て、その後の問題に取り組んでいけると思います。

②左ページの問題を解いて右ページの解説を読む

 各分野の「核心」を理解した後は実際に問題を解いていきましょう。見開きで左ページに問題が掲載されており右ページにその解説が掲載されています。本書に限りませんが、問題を解いていて大切なのは「正解の根拠を自分なりに言葉にする」ことです。同じ問題集を解いていても人によって差が出る理由は、そのプロセスがあるかどうかにあるとすら言えると思います。なんとなく解いて答え合わせをする人と、その都度その都度根拠をもって解いてそれと解答を照らし合せる人とでは、完成度が異なるのは当然でしょう。せっかく本書を用いて問題を解くのですから、本書の「英語の核心」を軸にした解説の表現を根拠にして正解を導き出すようにしましょう。問題を解いて初めて深まる理解というものもありますので、解いた後にまた最初の解説に戻ることで、後の英語学習で通用する英語の土台を確固たるものにしてもらえればと思います。

以上、「英文法のポラリス1」についての紹介でした。

まとめ

英文法ポラリス1にいきなり取り組むというよりは、更に基本的な事項を「大岩のいちばんはじめの英文法」等できっちりと理解した上で利用していただくと、より効果を実感できるのではないかと思います。
掲載されている全375問に対して、右ページにある解答の根拠を自分で説明できるようになったら、この参考書は卒業です。
是非丁寧に取り組んでいただけたらと思います!

 

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いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください!

 

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