みなさんこんにちは!武田塾倉敷校です。
肌寒くなるにつれて、今年もいよいよ終盤に差し掛かってきたことを感じさせられます。
ついこの前2021年の幕が開けたように感じていたのは私だけでしょうか?
さて、受験生は入試本番が迫りくることに焦りや不安を感じながらも日々受験勉強に励んでいるところですが、 今年は非受験生でだった高1生高2生も次学年に上がるための心準備はできていますか?
高校の3年間は本当にあっという間で、日々着々と時間は過ぎていきます。
そこで今回は、『後悔しない進路の決め方』についてお話しします。
今やりたいことがある人もない人も是非読んでいただければきっと新たな視点から自分の将来を見据えることができるのではないかと思います。
まだ将来やりたいことが見つからなくて焦っている人へ
生まれてから今まで夢を持ったことが一度もないという人は少数派かもしれません。
幼稚園の時や小学生の時には誰しも一つくらいはなりたいものだったりやりたいこと見つけていたことでしょう。
しかし、大きくなるにつれ様々な物事を目にし、自分の実力を知り、なりたいと思っていた存在を諦め始めます。そして、どんな大人になりたいのか見失ってしまう人も多いのではないでしょうか。
「小さい時はお医者さんになりたかったけれど、自分には無理だ。」
「昔は小説家になりたいなと思っていたけれど、現実的ではないし。」
そこで、今将来何がやりたいのか何を極めてどんな仕事についてどんな人になりたいのかわからなくなってしまっている人に、まずは「将来やりたいこと」の見つけ方のヒントをいくつかご紹介します。
小さい時になりたかったものをもう一度思い返してみる
冒頭でも書いていたのですが、もし今今後の道筋が見えなくなってしまっている人は昔なりたかったものや存在を思い返して分析してみるのもいいかもしれません。
これは大げさな例えになりますが、例えば幼い時に「戦隊ヒーローになりたい」と思っていたとします。もちろん現実的に考えると難しいところがあります。
しかし、ではなぜヒーローになりたかったのかを深堀してみましょう。
無論ただかっこよかったから憧れていたのかもしれませんが、そこでもう一度考えてみましょう。どうしてかっこいいと思ったのか。
困っている人や弱者を助けるところだったり、ピンチに駆けつけて頼りになるところだったり答えはないので様々なことが出てくると思います。
では、上記のようなことはヒーローにならなくてはできないことなのでしょうか。
そんなことはありません。
例えば、人を助ける仕事にもたくさんあります。
一番に思いつくのは自衛隊や警察官、消防士などかもしれませんが、それだけではありません。
社会福祉士や教師、弁護士、コンサルタント、アドバイザーという仕事も困っている人を助ける仕事の一つです。
別に今すぐ「この仕事がやりたい!」と明確に見つけなくても大丈夫です。
ただ、自分がどういう存在に憧れてどういう大人になりたいのかをまずは考えてみましょう。
そうすることで、やりたいことやどんな勉強をしたらもっとその存在に近づくことができるのか自ずと見えてくることもあります。
昔の夢やなりたかった存在を諦めずに頑張って追いかけてみる
先ほどは、ヒーローというあまりにも現実とかけ離れた夢の設定でしたが、
「小さい時はお医者さんになりたかったけれど、自分には無理だ。」
「昔は小説家になりたいなと思っていたけれど、現実的ではないし。」
といったやりたいことが昔は明確だったけれど、何かしらの理由で諦めかけている人はどうすればいいのでしょうか。非受験生に関してはまだそれを諦める必要はありません。
大人になって「昔は〇〇になりたかったんだけど、学力が足りなくて諦めた」という人は数多くいます。そして、それってずっと心のどこかに留まり続けます。
それが、しこりになって残り、結局妥協で選んだ大学へ行き、やりたくもなかった仕事に就き「こんなはずじゃなかったのに」と愚痴を吐くことになります。
中には社会人になって仕事に就いてみたものの、昔の夢がどうしても諦めきれなくてもう一度大学に行く方もいます。
医学部以外に関しても、ただ偏差値の問題で諦めかけているなら、まだ時間はあります。
目標に再設定して今一度本気で頑張ってみるのも一つの手です。
一度本気でぶつかってみてそれで届かなかったなら、確かに悔しいけれど何もせずに諦めた時よりも挑戦した頑張ったという事実が次に進む力になってくれます。
最後に、本当に何もやりたいことが無い人はどうすればいいのでしょうか。
今何かやっていて楽しいことはありますか?
インスタの更新だけは楽しくて続けられるや、漫画は読むのが好きだなど何でも構いません。
SNSの更新が好きなら、それを極められる仕事を目指すのもいいでしょう。
更にプロフェッショナルな画像や動画、デザインを作るためにそれが学べる大学や学校に行くのも素敵なことです。
漫画が好きだけど自分が書くのはちょっと…という人なら出版社に就職する手もあります。
自分が何をするのが好きなのかどんな長所があるのか見つめなおしてみるのもいいでしょう。
もうすでに将来やりたいことや進路が明確に決まっている人へ
中にはもうずっとなりたいものややりたいことがしっかりと決まっていてそれに向かって頑張って勉学に励んでいる人もいるかと思います。
「獣医師になりたいから、小学校中学校の時から勉強を頑張っている!」
「弁護士になりたいから、誰よりも努力している!」
自分の夢をしっかり語れることはとても素敵なことです。
まっすぐ進んでいくことは誰もができることではありません。
しかし、そういった人にも一つだけ懸念点があります。
昔から夢を持って頑張っている人ほど視野が狭くなりがちです。
「もう自分は昔から〇〇になりたいから他の学部学科なんか選択肢に入れていない!」
って人は実は結構危なっかしかったりします。
もし、仮に!万が一!希望通りに上手くいかなかったときに、その道しか考えていなかった場合目の前が真っ暗になります。他に道がないのだから当然といえば当然です。
勿論第一志望の仕事に就けるように、一生懸命勉強に励んで誰よりも努力していきましょう。
しかし、時には他のフィールドにも目を向けて視野を広く持ってみてください。
そうすることで、本当に自分が目指している仕事に向いているのかも再確認できるし、実はもっと自分に向いているものがあると発見することができるかもしれません。
実際に、ずっと教育関係の仕事に就くことに憧れて大学でも教育学部に入った人がいます。
しかし、その人は実際に実習などをする中で、掲示物などをつくったり工作をしたりする方が好きなことに気が付いて途中でデザインが学べる学部に入り直しました。そして今はデザイナーとして活躍しています。
様々な可能性を見つけておくことも高校生のうちにできることの一つです。
大学に入ると専門分野を勉強していくことになることを考えれば、高校生までは何も書かれていない真っ新なキャンバスを目の前にしているのと同じです。(高校2年で理系文系と分かれることはありますが)
たくさんの可能性があるのだから、様々な大人の話を聞いたり本を読んだり映画やニュースを見てみたり情報を柔軟に集めてみましょう。多くの知識を吸収してみましょう。
いつまでにどの程度進路をしっかりと決めるべきか
いつまでにどれくらいはっきりと進路を決めるべきなのかが一番気にかかるところだと思います。
いつまでにという期間が分かっていないと不安を感じてしまうものです。
全ての人に当てはまるわけではないので、標準的にはという風に捉えていただけるといいかと思います。
いつまでに進路を決めるべきなのか
実際のところ、高1にはもうすでに決まっていた人も、高2で決めた人も、高3になってから決めた人もいます。
ただし、早くに進路がある程度決まっている方が何をこれからしていけばいいのか明確になるので勉強もしやすくなるしモチベーションも向上します。
なんとなく目標はないけれど大学に行くために勉強をするよりも、こうなりたいから頑張る!のほうがやる気がでるのは明らかです。
そのため、高校2年生のうちにある程度進みたい方向性やどんな学部に行って何を勉強してみたいのか考えていた方が無難でしょう。
そうすることにより、高校3年生ではその学部のある大学をある程度絞って受験勉強に集中できます。
それではいつまでにどこまでしっかりと決めておく必要があるのでしょうか。
進路をいつまでにどの程度具体的に決めておくべくか
もし、計画的に受験勉強に取り掛かりたい場合は
【高校1年生】
様々な大学や職業についての情報を集めて目を通してみる
→進みたい分野(理系or文系)を決める
この時に、「数学が苦手だから文系」だとか「国語が嫌いだから文系」という選び方はあまりお勧めしません。
もちろんそういう選択方法も間違っていませんが、やっぱり〇〇学部に行きたい!となった時に文転理転する生徒も中にはでてきます。そうなると一から学ばなくてはいけない科目が出てきて遅れをとってしまいます。
【高校2年生】
どんな学部に進むか決め始める
→複数の大学のオープンキャンパスに行ってみる
所説ありますが、高校3年生でいろんな大学のオープンキャンパスに行くことはあまりいいことではありません。
なぜなら、高校3年生の夏はがっつり受験勉強をする必要があるからです。
そのため、高校2年生の間に学部を決めて自分の希望する学部のある大学のオープンキャンパスに参加しておく方がいいでしょう。
【高校3年生】
仮に高校3年生に上がった段階で決まっていない場合は、「自分のどうしても譲れない進学条件はなにか」に絞って考えてみるのもいいでしょう。そうすることで、志望大学を見出すことができるはずです。
まとめ:後悔しないためにどうやって進路を決定するべきか
ここまで、それぞれの状況による進路の決め方について紹介してきました。
高1生や高2生でまだ将来やりたいことや学びたいことが決まってない、夢が何かわからない人は昔自分がどうなりたかったのかにもう一度焦点を当ててみたり、途中で諦めてしまった夢はないか考えてみたりすることによって見つけることができる可能性があります。
もうすでにやりたいこと行きたい学部が決まっている人はそれに向かって日々努力を怠らないようにするのが一番ですが、それだけではなく他の分野にも目を向けてみることも大切です。是非今一度視野を広く持って、様々な可能性があることに気が付いてみてください。もしかしたら思わぬ分野に興味を持つかもしれません。
繰り返しになりますが、自分の進路に対して将来的に後悔しないためにも高校生のうちに視野を広くして、日頃から選り好みせずに色々な分野に興味を持ち情報を集めることが一番大切です。
持っている情報が多ければ多いだけ選択肢が増えます。そして、勉強に関しても将来の選択肢を増やすために日々努力していきましょう!
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