こんにちは、小牧駅から徒歩3分の大学受験予備校の武田塾小牧校です。
「なんのために勉強をするのか」というのはよく聞く話です。
将来の選択肢を増やすために勉強をする、世界を広げるために勉強をする、いい学校に入っていい会社にはいるために勉強をすると様々あります。
小学生や中学生や高校生にそのような話をしても実感しづらいものでもあります。
校舎長が趣味でしているスポーツやピアノなどで勉強が役に立ったなと思ったことを紹介します。
目次
1 陸上競技
スポーツが物理だと認識してから練習の効率が上がった
高校で物理の授業を受けるようになり、競技関連の雑誌を読むようになって初めて競技を理屈で捉えるようになりました。
それまでは早く走る理屈や遠くに高くに跳ぶ理屈はよくわからず、すべては筋力だろうと思っていました。
小学校中学校の間は疑いもしないで走ったり跳んだりしていれば速くなったり遠くに跳べるようになったりするものだ思っていました。
実際は体という物体を移動させる運動という認識で動作を理解していくと、筋力ではない物でしか実現できない現象が関わっていることがよくわかったのが高校生の時です。
雑誌には研究に沿った練習が書いてあった
各種目のアドバイスを書いている人が大学の研究室に所属している人が多かったので、アドバイスには実験結果による検証も付いていることが多く、感覚ではなく理論で書かれていました。
サンプルの数と結果のばらつきを個人の個体差による誤差と考えて自分の現状と比較することで今の自分の状態と記録の可能性をリンクさせることが出来ていました。
これは数学や物理を勉強していたことで感覚ではなく理屈で練習の効果と結果、それに伴う記録の期待値などを予想することが出来るようになっていきました。
書いてくれている人が文章で状態について言語化したものを読んで理解することについても国語を勉強をしていたことが大きく影響していました。
書いてあるものを読んで理解するということは勉強でもスポーツでも必要な事です。
練習や試合で場合分けや確率を使う
数学ⅠAで勉強をする場合分けや確率は練習や試合をする上でとても役立ちました。
高3の最後の試合は8種競技という種目で2日間で8種目に出て、記録を点数にして合計を競う種目です。
3位に入らなければ引退という大阪大会で自分の順位を周囲の選手の得意種目不得意種目を考えて最後の1500mのペースを決めなければいけませんでした。
考えたことは
①最後の種目の段階で自分の順位が3位であったこと
②4位5位6位の選手の7種目までの記録から得意不得意を考えて1500mをどれくらいで走ることができるのか
③今の点数差から何秒差以内であれば3位をキープできるのか
④スタート前の相手の会話からどれくらいのペースでいくのか
⑥走ってるときの状況を想定して最後の1周でお互いの位置関係を考えておく
などです。
短距離なので長距離と違いイーブンペースというのはほぼほぼ実現できないことも想定して走りました。
3位に入る確率を上げるには自分のペースをどれくらい幅で行かなければいけないのかを事前に何パターンも考えておく必要がありました。
全力を出してその結果を受け止めるというのは理想ですが、大阪で終わるか近畿大会に行くかがかかった状態では事前に色々考えておくことで落ち着いたレース運びが出来ました。
個人競技より集団競技の方が考えておく場合分けのパターンは多い
陸上は個人なので自分のパフォーマンスの再現性を上げることに練習では重きを置きますが、対人の集団競技では考えるパターンはもっとあります。
ワールドカップを見てもサッカーは集団で集団をコントロールしてゴールを狙うスポーツです。
相手がどう動くのかを色々予測しておく必要があります。
日本人だと対戦相手の基礎体力が強すぎて行動が起きてから対処していては圧倒されてしまうので想定しておく必要があります。
練習の段階からいろんな場合と確率を考えて試合に臨んでいるはずです。
数学とは考えていないと思いますが行動を予想して起こる確率を考えて対処するのは数学的な考え方です。
抜けがないように事前に予測できていれば勝つ確率は当然上がります。
2 ピアノ
ピアノに関してはやってて勉強に役立った
冷静に楽譜を覚えるというのは結構びっくりする量だと思います。
音符を覚えて、音符の長さや弾き方を覚えて、強弱の記号を覚えて、ペダル記号を覚えて、繰り返し記号の位置も覚えます。
目で見て、体を動かして鍵盤を弾いて、音を聞いて、反復して覚えていく動作は五感をフルに使った暗記です。
アウトプットの方法が違うので覚えた音符を五線譜に書けと言われたらできませんが、弾けと言われたらできます。
寝て起きるとなぜか覚えたり弾けたりする現象
前日に何度も何度も弾き直してもきれいに弾けなかった箇所が、翌日になるとすんなり弾ける現象がありました。
今思えば寝てる間に脳が情報や感覚を処理してくれていたんだとわかります。
そういう経験を何度もするとだんだんどこまで粘って練習をしておいたら明日弾けるようになってるかもしれないと考えるようになりました。
発表会は暗譜と間違えない事が当たり前
ピアノの発表会では楽譜は置かずに弾くのが当たり前でした。
覚えてから弾けるようになるまでも1カ月くらいあるのも当たり前でした。
そこになにも疑問も抱かずに覚えるまで弾いて、間違えなくなるまで弾いて、強弱やリズムのずれも良くなるまでひたすら反復をしていました。
それくらい準備をするのが当たり前だったので当然のようにやって、当然のように出来るようにしていました。
今思えばこの環境はとても良かったと思います。
覚えてからが勝負みたいなところもありましたし、周りの人達も当然のようにやっていました。
中学生になってから定期テスト前には覚えていて当然、テスト1週間前からは演習を繰り返してなんぼの感覚で定期テストを迎えていました。
3 勉強とスポーツや習い事はリンクしている
勉強は過去の積み重ねを知る事
今までの歴史や研究の結果を教科書にまとめたものを読む事で一気に知ることができます。
実際に経験してないものの情報を得ることができるのかが勉強です。
大学までの受験勉強は答えのわかっている問題の解き方を知るための勉強で、大学での卒論や卒研は答えのないものを自分で調べて結論を出す勉強です。
社会に出て働くと確実に成果が出ると決定している物はなく、確率の高いものを並行しながら実施して結果を得る作業になります。
会社のノウハウなどを活かしてこれまでよりも良い製品を作ったりもします。
勉強できるように残してくれている人達がいるおかげでこれからの人達が一気に知識を追いつかせることができます。
スポーツや習い事も勉強と同じように考える
結果が世界記録として残る競技の場合は競技者が目指すのは世界新記録です。
勉強と違うのが肉体的衰えが来るまでに結果を出さなければチャンスはなくなるという事です。
そのために指導者は過去の結果からより良い方法で結果が出るように選手に教えています。
点数を取る勉強とは違いますが、見て聞いて考えて理解してアウトプットをすることは勉強と変わりはありません。
強い選手ほど状況を細かく言語化できていて、対策を持っています。
本番では反復練習によって反射的に動けるまで実践して、考えずに動いている可能性もあります。
まとめ
勉強をするとき行う「読む」「調べる」「理解する」「覚える」「アウトプットをする」というものは色々なところで使います。
勉強では主に5教科に分類分けされてまとめられています。
どの教科も自分で体験することなく疑似的な経験値を得ることができるのが勉強で、このことは学校のテスト以外の日常生活においても役に立ちます。
趣味として行う中でも上手くなりたいと思うとがむしゃらに繰り返すよりも、練習方法と効果を調べて自分に合った物を選んで実行する方が効果があります。
あふれている情報を自分に合わせて選ぶことは中学高校で行う先生がどんなレベルでどんな問題を出すのか予想がつかない試験勉強という非効率的なテスト勉強を通じて上手くなったと思います。
受験の方が過去問があるので勉強しやすかったと思っています。
勉強をすることで物事に疑問を持って調べて対策を考える習慣は付いたと思っています。
数学や物理では様々な視点から見たり証明できたりと面白いと思う事もありました。
色々な解法があるということは趣味でも色々なアプローチがあるものと考えたりもできました。
勉強は嫌なものですが、どうせするなら何かに活かすことができればと思ってすればまだ楽しくなります。
自分の世界を広げるつもりで中学高校の勉強をしてみましょう。
武田塾小牧校には小牧市内の学校から毎年たくさん通っています。小牧中学校、応時中学校、味岡中学校、小牧高校・小牧南高校、小牧市内から名古屋市・春日井市・江南市・一宮市・犬山市の高校に通う生徒が通っています。
スケジュール管理、ノート・参考書チェック、確認テストを受けて確実に身に着けていく勉強を継続して成績を伸ばしています。
自分のチェックが甘いんじゃないか、自分ではできたつもりだったのに、自分では早いつもりだけど実際は遅い?と思ったり、小牧市内の集団授業塾・個別指導塾・1対複数の個別指導塾についてお悩みでしたらお気軽に受験相談にお申込みください。
無料で武田塾の勉強法を学べる!
武田塾では『無料受験相談』を実施しております。
- 志望校に逆転合格する勉強法
- あなたにぴったりの参考書紹介
- 武田塾の詳細や料金説明など
入塾義務はございませんので、お気軽にお近くの武田塾までお問合せください。